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03月05日-05号

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  1. 松戸市議会 2018-03-05
    03月05日-05号


    取得元: 松戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    平成30年  3月 定例会           松戸市議会会議録        第1687号1.日時    平成30年3月5日午前10時1.場所    松戸市議会議場1.出席議員  44名        1番  平田きよみ   24番  杉山由祥        2番  山口正子    25番  木村みね子        3番  大塚健児    26番  宇津野史行        5番  DELI    27番  高橋妙子        6番  増田 薫    28番  織原正幸        7番  関根ジロー   29番  石川龍之        8番  鈴木智明    30番  城所正美        9番  松尾 尚    31番  諸角由美       10番  岩瀬麻理    32番  岩堀研嗣       11番  大谷茂範    33番  山口栄作       12番  鈴木大介    34番  大井知敏       13番  石井 勇    35番  張替勝雄       14番  高木 健    36番  谷口 薫       15番  原 裕二    37番  桜井秀三       16番  山中啓之    38番  中田 京       17番  大橋 博    39番  二階堂 剛       18番  箕輪信矢    40番  田居照康       19番  高橋伸之    41番  深山能一       20番  伊東英一    43番  末松裕人       21番  飯箸公明    44番  中川英孝       22番  渋谷剛士    45番  平林俊彦       23番  市川恵一    46番  小沢暁民1.欠席議員   なし1.出席説明員         市長         本郷谷健次         副市長        牧野英之         病院事業管理者    山浦 晶         水道事業管理者    山室 武         会計管理者      深水 進         総務部長       高橋正剛         総合政策部長     小林邦博         財務部長       宮間秀二         市民部長       平林大介         経済振興部長     桑原靖雄         環境部長       戸張武彦         健康福祉部長     千石秀幸         福祉長寿部長     郡 正信         子ども部長      町山貴子         街づくり部長     青柳洋一         建設部長       宇田川玉行         病院事業管理局長   加藤 肇         病院事業建設事務局長 渋谷和夫         消防局長       渡邉仁志         教育長        伊藤純一         生涯学習部長     平野 昇         学校教育部長     波田寿一         代表監査委員     伊藤智清         監査委員事務局長   石井久雄1.出席事務局職員         事務局長       小川 弘         議事調査課長     大谷 昇         庶務課長       三根秀洋         議事調査課長補佐   堀 雅弘         議事調査課長補佐   松井幸一         議事調査課主査    宮田正悟          平成30年松戸市議会3月定例会                    議事日程第5号                  平成30年3月5日午前10時開議+--+-----------------------------+----+|日程|             事件名             | 備考 |+--+-----------------------------+----+| 1|市政に関する一般質問                   |    |+--+------+----------------------+----+| 2|議案第59号 |平成30年度松戸市一般会計予算       |一括議題||  +------+----------------------+    ||  |議案第60号 |平成30年度松戸市国民健康保険特別会計予算 |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第61号 |平成30年度松戸市松戸競輪特別会計予算   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第62号 |平成30年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会|    ||  |      |計予算                   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第63号 |平成30年度松戸市駐車場事業特別会計予算  |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第64号 |平成30年度松戸市介護保険特別会計予算   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第65号 |平成30年度松戸市後期高齢者医療特別会計予算|    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第66号 |平成30年度松戸市水道事業会計予算     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第67号 |平成30年度松戸市病院事業会計予算     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第68号 |平成30年度松戸市下水道事業会計予算    |    |+--+------+----------------------+----+| 3|議案第69号 |松戸市監査委員に関する条例の一部を改正する条|一括議題||  |      |例の制定について              |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第70号 |松戸市図柄入りナンバープレート選考委員会条例|    ||  |      |の制定について               |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第71号 |松戸市個人情報の保護に関する条例の一部を改正|    ||  |      |する条例の制定について           |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第72号 |松戸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改|    ||  |      |正する条例の制定について          |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第73号 |松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を|    ||  |      |改正する条例の制定について         |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第74号 |松戸市技労職員の給与の種類及び基準に関する条|    ||  |      |例及び松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準|    ||  |      |に関する条例の一部を改正する条例の制定につい|    ||  |      |て                     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第75号 |松戸市職員の旅費に関する条例の一部を改正する|    ||  |      |条例の制定について             |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第76号 |松戸市職員退職手当支給条例等の一部を改正する|    ||  |      |条例の制定について             |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第77号 |東松戸まちづくり用地活用事業プロポーザル審査|    ||  |      |委員会条例を廃止する条例の制定について   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第78号 |松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定に|    ||  |      |ついて                   |    ||  |      |(汚染土壌処理業許可等審査手数料関係)   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第79号 |松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定に|    ||  |      |ついて                   |    ||  |      |(貯蔵所設置許可審査等手数料関係)     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第80号 |松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制|    ||  |      |定について                 |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第81号 |松戸市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事|    ||  |      |業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正|    ||  |      |する条例の制定について           |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第82号 |松戸市保育士養成修学資金貸付条例の制定につい|    ||  |      |て                     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第83号 |松戸市保育士就職支援資金貸付条例の制定につい|    ||  |      |て                     |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第84号 |平成28年度及び平成29年度に係る松戸市保育士就|    ||  |      |職支援資金貸付金の返還に係る債務を免除する条|    ||  |      |例の制定について              |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第85号 |松戸市放課後児童クラブ運営事業者選考委員会条|    ||  |      |例の制定について              |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第86号 |松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の|    ||  |      |制定について                |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第87号 |松戸市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正|    ||  |      |する条例の制定について           |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第88号 |松戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定|    ||  |      |について                  |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第89号 |松戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設|    ||  |      |備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を|    ||  |      |改正する条例の制定について         |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第90号 |松戸市地域包括支援センターの人員及び運営に関|    ||  |      |する基準を定める条例の一部を改正する条例の制|    ||  |      |定について                 |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第91号 |(仮称)松戸市リサイクルプラザ整備事業者選考|    ||  |      |委員会条例の制定について          |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第92号 |松戸市都市農業振興計画推進委員会条例の制定に|    ||  |      |ついて                   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第93号 |松戸市自転車競走実施条例の一部を改正する条例|    ||  |      |の制定について               |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第94号 |松戸市入札監視委員会条例の制定について   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第95号 |松戸市営住宅設置及び管理に関する条例の一部を|    ||  |      |改正する条例の制定について         |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第96号 |松戸市都市公園条例等の一部を改正する条例の制|    ||  |      |定について                 |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第97号 |松戸市都市公園整備活用推進委員会条例の制定に|    ||  |      |ついて                   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第98号 |松戸市消防団条例の一部を改正する条例の制定に|    ||  |      |ついて                   |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第99号 |松戸市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正|    ||  |      |する条例の制定について           |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第100号 |松戸市病院事業の設置等に関する条例の一部を改|    ||  |      |正する条例の制定について          |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第101号 |契約の締結について             |    ||  +------+----------------------+    ||  |議案第104号 |あっせんの申立てについて          |    |+--+------+----------------------+----+1.会議に付した事件 市政に関する一般質問 議案第59号 平成30年度松戸市一般会計予算 議案第60号 平成30年度松戸市国民健康保険特別会計予算 議案第61号 平成30年度松戸市松戸競輪特別会計予算 議案第62号 平成30年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第63号 平成30年度松戸市駐車場事業特別会計予算 議案第64号 平成30年度松戸市介護保険特別会計予算 議案第65号 平成30年度松戸市後期高齢者医療特別会計予算 議案第66号 平成30年度松戸市水道事業会計予算 議案第67号 平成30年度松戸市病院事業会計予算 議案第68号 平成30年度松戸市下水道事業会計予算 議案第69号 松戸市監査委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第70号 松戸市図柄入りナンバープレート選考委員会条例の制定について 議案第71号 松戸市個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第72号 松戸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第73号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第74号 松戸市技労職員の給与の種類及び基準に関する条例及び松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第75号 松戸市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第76号 松戸市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第77号 東松戸まちづくり用地活用事業プロポーザル審査委員会条例を廃止する条例の制定について 議案第78号 松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(汚染土壌処理業許可等審査手数料関係) 議案第79号 松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(貯蔵所設置許可審査等手数料関係) 議案第80号 松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定について 議案第81号 松戸市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第82号 松戸市保育士養成修学資金貸付条例の制定について 議案第83号 松戸市保育士就職支援資金貸付条例の制定について 議案第84号 平成28年度及び平成29年度に係る松戸市保育士就職支援資金貸付金の返還に係る債務を免除する条例の制定について 議案第85号 松戸市放課後児童クラブ運営事業者選考委員会条例の制定について 議案第86号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第87号 松戸市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第88号 松戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第89号 松戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第90号 松戸市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第91号 (仮称)松戸市リサイクルプラザ整備事業者選考委員会条例の制定について 議案第92号 松戸市都市農業振興計画推進委員会条例の制定について 議案第93号 松戸市自転車競走実施条例の一部を改正する条例の制定について 議案第94号 松戸市入札監視委員会条例の制定について 議案第95号 松戸市営住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第96号 松戸市都市公園条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第97号 松戸市都市公園整備活用推進委員会条例の制定について 議案第98号 松戸市消防団条例の一部を改正する条例の制定について 議案第99号 松戸市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 議案第100号 松戸市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第101号 契約の締結について 議案第104号 あっせんの申立てについて △開議      午前10時0分開議 ○深山能一議長 ただいまから平成30年松戸市議会3月定例会5日目の会議を開きます。 これより議事に入ります。 本日の議事については、お手元に配付の日程表のとおり進めたいと思いますので、御了承願います。 △市政に関する一般質問(続) ○深山能一議長 日程第1、市政に関する一般質問を行います。 3月2日に引き続き会派を代表する方の発言を順次許します。 日本共産党、宇津野史行議員。     〔宇津野史行議員登壇〕 ◆26番(宇津野史行議員) おはようございます。日本共産党の宇津野史行です。 通告に従い順次質問しますので御答弁をよろしくお願いいたします。◇まず、大きな一つ目、市長の政治姿勢についての(1)市民生活の基礎である平和と憲法について、市長の認識とリーダーシップ発揮について伺います。 2019年度からの陸上自衛隊オスプレイの佐賀空港への配備方針をめぐり、住民の反対運動に押される形で佐賀県が受け入れの最終判断を保留しています。それを受け防衛省は、木更津駐屯地を代替配備先として検討し、今年度末にも決定すると報道がされています。 さらに、今、安倍政権のもと自由民主党推進本部が憲法第9条改憲案の策定準備を進めており、平和憲法をめぐる情勢も緊迫化しております。 そこで、2点伺います。 陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯地への配備計画について、千葉県知事に対し受け入れ拒否を求める考えはありませんか。 もう一つ、自由民主党の改憲について。市長は、自由民主党に入党したと複数の筋から耳にしておりますが、これは本当でしょうか。また、本当であれば、自由民主党党員市長として改憲の立場に立っているのでしょうか、認識を伺います。 次に(2)政策判断の基準についてであります。 この間、赤字かどうかも確認せずに提案した伊勢丹支援や今定例会の健康福祉会館の提案など、道理に合わない説明不能な議案提案が続きました。しかし、それでも我々議会は、その事業の必要性、重要性に鑑み、理屈じゃない部分で政策的、政治的判断を下すことはあります。 そこで伺います。 市長は裏づけの説明も不十分、それどころか、説明不能であったり、道理に合わないことであっても、その必要性、重要性に鑑み、理屈じゃない政策判断をすることがあるでしょうか。あるとすればその基準をどこに置くでしょうか、認識を伺います。◇次に、大きな二つ目、市民福祉の向上についての(1)国民健康保険についてであります。 2月、千葉県が広域化後の2018年度の標準保険料を公表しました。先の12月定例会以降、診療報酬のマイナス改定や公費配分の決定で金額は下がりましたが、千葉市、船橋市、市川市、柏市と比較をし、松戸市の標準保険料が最も高い状態に変化はありません。 松戸市が最も高くなっている理由として、激変緩和のための国費投入の額の違いがあります。 国民健康保険加入者当たりの国費投入は、松戸市の1人2,707円に比べ、船橋、市川、柏の3市の平均は7,307円と約2.7倍も多く投入されています。総額で見ると、松戸市の3億1,000万円に対し、船橋市には14億8,000万円と実に11億7,000万円も多く国の費用が投入されています。 この差は、2016年度の標準保険料理論値を、2016年度の保険料理論値を基礎に、広域化後の伸び率を2.7%以内に収めるために、超過した保険料分を国費で賄ったことによるものですが、松戸市が近隣市に比べて、法定外繰入や財政調整基金などの保険料抑制の繰り入れが少なかったことが、国費をわずかしかもらえず、広域後の保険料を最も高くしてしまった要因であることを12月定例会で明らかにしたところです。 さて、新年度の国民健康保険料については三つの数字があります。 先に述べたとおり広域後の標準保険料は、2016年度理論値比2.7%増の10万6,609円、これが一つ。そして、先日の予算説明会の後に配られた資料による保険料は、1人当たり9万8,436円。そして、新年度予算ベースでの1人当たりの調定額は9万835円となっています。 そこで伺います。 この三つの数字の関係を説明してください。 もう一つ、三つ目の数字である1人当たり調定額9万835円、これは昨年度予算の調定額より3,342円も低くなっています。広域化により2.8%アップとなったはずの保険料が3,000円以上安くなっているのはなぜでしょうか。 三つ目は、激変緩和なしの保険料についてです。 これは、法定外繰入や財政調整基金どれだけ入れたかにかかわらず出る数字なわけですが、市の資料では、船橋、市川、柏、松戸の4市の比較となっているため、それに合わせて伺います。 高い順に、船橋市11万1,585円、松戸市10万9,316円、市川市10万7,279円、柏市10万5,130円となっています。 広域化後は、国民健康保険加入者の所得や医療水準が高いと国民健康保険料が高くなるはずですが、近隣3市に比較して松戸市は1人当たりの所得が最も低く、医療費水準は下から2番目なのに、3市平均より高くなっているのは理解できません。この理由は何でしょうか、伺います。 次に、(2)権利としての生活保護制度への認識と基準引き下げについてであります。 先ごろ、5年に一度の生活扶助基準の見直しにより、最大5%の生活扶助基準引き下げの方針が出されました。 1年前、私は、市民の所得層について、アベノミクス以降で最も増加したのは年収100万円以下で17%、次が年収1,000万円以上で8.7%、3番目が年収100万から300万円の6.5%と、中間層が減り、上下の格差が広がっていることを明らかにしました。今回の扶助費削減は、この格差拡大でより低所得化が進んだ下位10%の層に合わせて生活保護基準を引き下げるという方針であり、貧困スパイラルを一層深刻化することが懸念されます。 そこで伺います。 本市における貧困と格差の広がりの認識をどうお持ちでしょうか。また、生活保護受給は権利であるという認識を市長は持ちでしょうか、お聞かせください。 もう一つ、生活保護基準を基礎とした各補助制度、例えば生活保護基準の1.2倍という法外援護費や、そのほか就学援助などについて生活保護基準が引き下げられるとともに、対象を狭めることなく現状維持すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 次に、(3)介護保険についてです。 第6期介護保険事業計画の中では、特に施設型や通所型サービスの介護報酬が大きく減額され、かねてより指摘してきた人手不足がいよいよ深刻化しています。そうした中、施設入所者から実情を訴える声を耳にしています。 部屋の掃除が1週間に1回、綿ぼこりがぽんぽん落ちている、食事は垂れたら垂れっ放し、口の周りもべたべたで拭いてくれない、布団が少なく、家族は、入所者が寒そうなので毛布を渡したのに、今度はその毛布1枚で寝かされている。電動ひげそりは洗われず、かすがびっしり、タオルはぐちゃぐちゃでタンスの中は他人のものがまざっている、5本持って行ったバスタオルは1本もなくなり、掃除をするからこちらで道具を貸してほしいと言うと、施設のケアマネジャーから、気に食わなければ退所してくれていいと言われる、こんな声があります。 そこで伺います。 こうした実態を市としてどう認識していますか。また、対応はどうされていますか。 次に、人員配置についてであります。 基準は、日中が入所者3人にスタッフ1人、夜は10人に1人の配置です。仮に、単純化して入所者が9人の場合、日中はスタッフ3人、そして交代の3人、そのほかに夜の1人に加えると全部で7人が必要になります。これを、例えば、スタッフ1人当たりの持ち時間を長時間にすることで、7人必要なところを6人や5人で仮に回転をさせたとして、人員配置基準を満たすことになるでしょうか。その場合、長時間労働など劣悪な環境を生み出しかねないわけですが、認識をお聞かせください。 最後に、介護保険料の負担についてであります。 介護保険料は、所得に応じた段階制の介護保険料の設定となっています。低所得であるほど所得に占める保険料の負担割合が高い逆累進の傾向はないでしょうか、伺います。 次に、(4)引きこもり対策です。 引きこもりという言葉が社会的にクローズアップされて久しいわけですが、人数の増加とともに高齢化も進んでいると言われ、各地で模索が続いています。 そこで、本市で生活保護受給者を対象に行っている引きこもり対策について伺います。 現在、どのような体制でどのような支援が行われているでしょうか。その結果と、見えてきた課題も併せてお聞かせください。また、生活保護受給者以外への引きこもり対策に生かせるノウハウの蓄積や共有はされているでしょうか、併せて伺います。◇次に、大きな三つ目、子どもたちの健やかな育ちのためにの(1)放課後児童クラブについてです。 今後、委託化に向けて選考委員会をつくるようですが、放課後児童クラブの役割、あり方を第一に考えた選考となるか、私は大変注目をしています。他方、現在の放課後児童クラブの施設や設備が本来求められている放課後児童クラブの役割をそもそも果たし得る機能を持っているのだろうか、持っていないのではないか、そして、その不十分な現状に合わせた形で選考に制約を課すことになるのではないか。その結果、求められる役割が果たせない放課後児童クラブになってしまうのではないかという懸念を持っています。 そこで伺います。 委託化後、児童の入所を市が判定することになりますが、キャパシティの問題から高学年を中心に入所ができず、待機児童が発生することはないでしょうか。 次に、利用料について。 委託化後は市が徴収することになるのでしょうか。 人件費について。 これまでの補助金方式ではなく、市が人件費を積算し委託料に入れることになると思いますが、人件費のベースとなる俸給表的なものが想定されているでしょうか。また、その際、現在活用できていない国の処遇改善補助金を使えば、支援員の待遇が大幅に改善すると思いますが、見解を伺います。 次に、法人当たりの委託数は、上限のようなものがあるでしょうか。 最後に、市と法人の関係について。 これまで、何かあれば法人連絡会を通してという関係から、今度は委託者と受託者として、より直接的な関係になると思いますが、見解をお聞かせください。 最後に、(5)児童館(機能施設)の増設についてです。 去る2月3日、松戸市民劇場において子ども夢フォーラムが開催され、どんな放課後施設が欲しいかなどについて、子どもモニターが発表していました。他方、東松戸の旧65街区に子ども夢ステーションを盛り込んだ公共施設の建設が今定例会で議論になっています。 そこで伺います。 子ども夢フォーラムでの放課後の子どもの居場所の発表はどのような内容だったでしょうか。また、旧65街区の子ども夢ステーションはそれに応えるものとなっているでしょうか、見解を伺います。 さて、私はこれまで、東部地域に児童館をと繰り返し求め、その中で旧65街区の子ども夢ステーションは、児童館的機能の施設とは位置づけていないということを重ねて確認してきました。 そこで伺います。 子ども総合計画で2か所新設とされている児童館的機能の施設について旧65街区の子ども夢ステーションは含まれていないと、再度確認をさせていただきたいと思います。◇次に大きな四つ目、市立病院について(1)市長の公約と松戸市立総合医療センターについてであります。 言うまでもなく、本郷谷市長誕生の最大の原動力は、市立病院現地建て替え64億円という公約であります。しかし、当選後、専門家委員会からの現地建て替えは不可能という結論が出され、公約は撤回、千駄堀の松戸市立総合医療センターが完成をしました。 そこで伺います。 松戸市立総合医療センターの建設費総額について、周辺道路整備も含めた総額に加え、借地をしながら買い進めていく用地関連の費用、そして既に買い取った分の経費、賃料の見通し、借地の現状、そして今後の用地取得の見通しも併せてお聞かせをください。 次に、(2)松戸市病院運営審議会の進捗についてです。 この間、4回の審議会が開催され、昨年11月22日には旧市立病院跡地を公立の医療施設として活用する必要はないという答申がされました。そして、現在は、東松戸病院・梨香苑のあり方がテーマとなり審議が進んでいます。 そこで、東松戸病院をめぐって、現在の議論の状況について御報告ください。◇次に、大きな五つ目、市民生活とまちづくりについての(1)コミュニティバスの運行拡大についてです。 いよいよ、中和倉地域のコミュニティバス試験運行が始まりました。よい結果が望まれますが、他方で、他の交通不便地域に対しコミュニティバス運行の期待を持たせるような発言を市長がして回っておられるようで、いつ市長が我が地域にバスを走らせてくれるのかという期待が高まっています。 そこで伺います。 市長の御発言が高めたこうした地域の期待でありますが、実現をただ心待ちにしているだけでよいのでしょうか。実現までの道筋で、住民側がとるべき準備、取り組み、これを市民がやってくれれば御希望どおり運行しますというものを示していただきたい。よもや見通しもなく期待をあおるだけではないと信じ、質問をいたします。 次に、(2)燃やせるごみの市外搬出、最終処分についてです。 来年以降、クリーンセンター建て替えに伴って、近隣市への燃やせるごみの搬出、最終処分が行われます。 近隣市は、多くが秋田県小坂町に最終処分の受け入れをお願いしていますが、本市は2011年8月以降、最終処分の合意を破棄されている状態です。昨年8月、本市の担当者が、近隣市で焼却した松戸由来のごみの最終処分の受け入れについて小坂町に申し入れをしたようですが、それに対し、小坂町の米代川の清流といのちを守る流域連絡会から本郷谷市長宛てに申し入れ撤回などを求めた要請文が来たと聞いています。 そこで1点、この要請文への回答は2月末となっております。どのような回答をしたでしょうか、伺います。 次に、(3)市民センターなどの指定管理者制度についてです。 これまでも指定管理事業をめぐりいろいろと議論をしてきましたが、今回、指定管理者が変更するに当たり、現場の声から明らかになった疑問をもとに確認します。 まず、就労時間についてです。 新しい指定管理者の就労条件を見ると、市民センター窓口職員の就業開始時刻がこれまで8時30分から8時45分へと15分遅くなっています。現場からは、これでは準備が間に合わないという指摘があります。また、終了の時刻が21時5分に短縮されたことについても、21時まで利用者がいて、見回りや消灯、施錠まで5分では現状で到底終わらず、またオーバーした場合はサービス残業にならないかと懸念する声も上がったほか、昼の休憩時間も30分短縮されています。清掃職員については、違いはより顕著で、就業条件そのものが4時間も短縮されています。 そこで伺います。 市の指定管理者募集の仕様では、就労時間や休憩時間はどのように規定されているでしょうか。市は、指定管理者選考の際、指定管理でどれぐらい安くなるのかという比較用の積算というのを独自にしていますが、そこで想定している受付職員の時給は幾らでしょうか。また、清掃業務はどうなっているでしょうか。さらに、清掃の就業条件が4時間も短くなって、清掃の質は保たれるんでしょうか、見解をお聞かせください。 次に、休憩時間についてです。 現在の指定管理者のもとで、昼の受付職員の休憩は1.5時間となっています。しかし、休憩室はなく、結局、受付で過ごすために、電話や利用者へは休憩中も対応せざるを得ない状態です。しかし、休憩時間は無給であることから、事実上のサービス就労となりかねません。 そこで伺います。 休憩時間の自由利用は労働基準法に明記されているわけですが、きちんと休憩できていないこの実態との乖離をどう考えますか。 最後に、有給休暇、賞与についてです。 これは端的に、先ほど申し上げた市が比較用に積算した費用というのがあります。この中には、受付、清掃スタッフの有給休暇を満額取得することが前提で、その費用が含まれて積算されているでしょうか。また、賞与は公表されているのか、伺います。 次に、(4)住宅リフォーム助成制度についてです。 これまで我々は、国の交付金の活用など財源を示しながら制度の創設を繰り返し求めてきました。その後、耐震化に合わせたリフォーム助成制度はつくられましたが、より活用しやすい制度に向けて、端的に2点伺います。 まず1点、住宅リフォーム助成制度は、市長の公約でしたでしょうか、確認をします。 2点目、例えば隣の市川市では、バリアフリーや省エネルギー、防災に加え、子育て世帯支援などのメニューでリフォーム助成制度、あんしん住宅助成制度というものを実施しています。また、我々も、店舗改修など商業振興的なリフォーム助成を提案したこともありますが、こうした政策目的を絞った形での住宅リフォーム助成制度すらも今後考えるつもりはないのでしょうか、見解を伺います。 最後に、(5)公共施設再編と再開発等についてであります。 まず、ア.公共施設再編と再開発をめぐる財政的な見通しについてでありますが、公共施設白書では、今後52年間で公共施設の建て替え維持の費用が1,275億円も不足し、公共施設面積3分の1が維持できないとされています。 そこで端的に伺います。 この白書の見通し、積算に、例えば市役所や市民会館、図書館などの建て替え費用が含まれていると思います。それは、どう計算しそれぞれ幾らでしょうか。他方、市長が立て続けに打ち出した東松戸駅周辺などを始めとする市内各地の開発の総額を伺う予定でしたが、見通しが立っていないという御答弁が繰り返されているため、伺いません。 次に、イ.矢切の観光拠点整備と大規模流通センター進出についてであります。 観光拠点の整備に歩調を合わせるように、矢切耕地の真ん中に上矢切から下矢切まで貫く巨大物流センターが進出する計画が持ち上がり、地域が震撼しております。以前から物流センターの話は来ており、そのたび市として認められないとしてきた。つまり、行政上、制度上のかせ、制約があるということです。他方で、近年、国では大きな規制緩和が進められ、流山市では実に総延長4キロにも届く物流センターの計画が持ち上がっています。市がその価値を認めた戸定が丘歴史公園から続く矢切地区の斜面林と矢切地区の田園風景も含めた景観が、そして、市内随一のまとまった耕地、そして、矢切ネギを始めとした松戸の都市農業のかなめでもある矢切の地が、今、大きな岐路に立たされています。 そこで伺います。 この物流センター計画地には、市有地である道路などが横断して含まれており、市がそれらを業者に渡しさえしなければ、物流センターを建てることはできないのでしょうか。市が踏ん張ることができるのか、そもそも押し切られてしまう要素があるのか、見解を伺います。 もう一つ、矢切観光拠点のための道路拡幅について、測量し、進められようとしています。9メートル道路。国道6号とこの9メートル道路を結ぶための国道6号の交差点はどこら辺につくられるのか、見通しをお聞かせください。 次に、ウ.新松戸駅東側の土地区画整理事業についてです。 今後計画される土地区画整理事業は、公共団体施行、市施行になるようです。 そこで伺います。 事業区域内の借家に住む人や小規模の地権者、過小宅地の地権者の保護についてどうなるでしょうか。土地区画整理後も住み続けられるのでしょうか。また、立体換地としてつくられる駅前マンションは、住民が移り住んだ後の管理費や修繕積立金、減価償却費、固定資産税など、負担はどの程度になるのでしょうか。 次に、土地区画整理事業に当たり、住民の意見はどう出していくのでしょうか。 例えば、組合施行の総代会のように意見を出す場があるのでしょうか。さらに、駅前にマンションを建てて立体換地が行われた場合、従前の土地との価値は、共用部分の面積も含んだグロス面積と価格です。そのため、専有部分のネット面積と価格は狭く安くなってしまうという懸念はあります。こうしたことも含め、デメリットとメリット、この整理と説明は丁寧に行われる必要があると思いますが、どの程度まで具体的に説明が行われるのでしょうか。 組合施行の土地区画整理事業と違って、地権者の同意が必要ないとなっています。ただ、これは同意を得なくてもよいというわけではもちろんありません。公共が施行する以上は、全員同意まで丁寧に説明すべきというものであり、そういうふうに私は認識しておりますけれども、市も同じ認識と考えてよろしいでしょうか、伺います。 次に、費用面ですが、この土地区画整理事業にどの程度の事業費がかかり、税金が使われるのか、国等の補助率はどのくらいを見通しているのかお聞かせください。 最後に、駅前マンションに公共施設が入ることが考えられるでしょうか。 以上、お聞かせください。 最後に、エ.千駄堀の新駅と周辺開発についてです。 この問題で、松戸市とJRが新駅設置の協議を開始したかのような新聞報道が先行し、ひとり歩きしていますが、どうも事実は違うようであります。市から新聞社に訂正を求めたようだけど、受けられなかったということであり、誤解を招きかねない報道がそのままです。このまま放置しておいてよいのでしょうか。新聞が訂正しない以上、例えば広報まつどを活用してでも現状を正確に市民に理解してもらう必要があるのではないかと思いますが、市の見解を伺います。◇最後に、大きな6.教育についての(1)公立中学校夜間中学の開設についてです。 松戸に来年4月の開設を目指し、夜間中学の開設準備が進められております。国が教育機会確保法を定めて以降、全国初となるため、松戸市の夜間中学が今後の全国の基準となりかねず、関係者から大きな注目を集めています。 そこで何点か伺います。 関東近県の夜間中学は、外国籍の生徒が多く、例えば市川市の大洲中学は全員が外国籍のようです。専任教員はわずか3人、人手不足と外国籍生徒のみという実態から、日本語学校の様相があり、日本人は受け入れをやんわりと拒否しているような印象を受けたと、視察した議員から報告を受けています。中学の9教科プラス日本語指導という配置が求められている中で、今後5人程度ではないかと言われている松戸市夜間中学の配置は十分とは言えません。 そこで、定員といいますか、受け入れの規模というのはどの程度を考えているのでしょうか。また、人手不足となった場合に、市独自での人員をつける、こうした検討はお考えでしょうか。 次に、義務教育の実質保障について、学年認定をどうするかについてです。 9年間の義務教育を保障する視点から、例えば出身国で8年教育を受けた外国籍の生徒の場合、夜間中学は3年生からとなり、1年間しか教育を受けられません。その結果、1年間では日本語習得のほうに力が注がれ、実質的な中学の学力を身につける前に卒業という実態があるようです。義務教育内容を実質的に保障するためにも、柔軟な学年認定をすべきと考えますが、見解を伺います。 市川市立大洲中学校では一度でも退学をすると再入学が認められないと聞いています。そのため、たとえ在籍をしていても、病気や家庭の事情からやむを得ず長期の休学者が多く、出席率が低いことを理由に教員が減らされたという経緯があるようです。こうした事情での長期の休学の場合、一度、除籍にして再入学できるという条件整備が必要と考えますが、お聞かせください。 次に、奨学援助について、夜間中学でも対象とするお考えはないでしょうか。また、給食の実施についても見解を伺います。 次に、(2)学校教育についてのア.35人学級拡大についてです。 昨年、千葉県から小学校3年生までの35人学級の弾力的運用を認める方針が出され、本市では10クラスで35人学級の弾力的運用が実施されました。 そこで、ことしの新3年生についてどうなるのか、また併せて、ことしの3年生が新4年生に上がるわけですが、弾力的運用がされなければクラス再編になってしまいます。どうなるか見通しを伺う予定でしたけれども、3年生についてはできる限りやっていきたいと、ただし、4年生に関しては千葉県が拡大を認めてくれないということがヒアリングの時点でわかりましたので、時間の関係でこの答弁は割愛をいたします。 最後に、イ.松戸市の目指す教育のあり方についてです。 昨今、道徳が教科化され、児童生徒の内面まで評価の対象とされます。昨年、学力テスト日本一を維持する福井県で、学力テスト偏重による指導死が発生、学校現場に無言のプレッシャーを与え、教員と生徒のストレスとなっていることなどが指摘をされていました。 そこで伺います。 テストなどで数値化できない、例えば部活動での受賞などとも違う、見えづらい教育効果の価値を教育委員会はどのようにお考えでしょうか。また、こうした見える価値を追い求める風潮が学校現場に浸透してきた結果、わかりやすく言えば、例えば、形から入る指導、形をそろえる指導、目に見える成果を求める指導に力が入れられる傾向になっていないでしょうか。また、そうなっているとすれば、それでよいのでしょうか。併せて、認識を伺います。 以上で私の1回目の質問といたします。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔本郷谷健次市長登壇〕 ◎市長 日本共産党を代表されての宇津野史行議員御質問の質問事項1.市長の政治姿勢につきまして御答弁申し上げます。 昭和59年12月17日に市議会の全会一致による世界平和都市宣言に関する決議を受け、60年3月4日に世界平和都市宣言をし、以来、松戸市としてさまざまな平和事業を取り組んでまいりました。また、市政をあずかる立場として、これまでも憲法を遵守してまいりました。 御質問のオスプレイの木更津駐屯地への配置や憲法改正につきましては、大変重要な問題と認識しております。しかしながら、国の施策並びに国民的な議論の中で検討されるべきものと考えておりますので、市長である私がコメントすることは適当ではなく、またその立場にはないというふうに認識しております。 続きまして、質問要旨(2)の市長の政治判断の基準について御答弁申し上げます。 本市を取り巻くさまざまな待ったなしの課題に対しては、執行部が一体となってその対応に当たり、解決に向けた手段を構築していく必要がございます。判断基準ということでは、松戸市全体を大きな視点で捉えた中での政策の目的や目標がまずあって、それを実行、達成するためには、さまざまな案が考えられる中で一番よいものを選んでおり、それ以上のもっとよい案があれば、それを選んでいきたいと思います。そのような判断に基づいて御提案をしております。 とはいえ、さまざまな理由により、議員の皆様方には説明が十分と感じることができない状況での審議となってしまったものについては、私も重く受け止めております。今後とも、議会との信頼関係構築に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、私からの答弁とさせていただきます。     〔郡正信福祉長寿部長登壇〕 ◎福祉長寿部長 質問事項2.市民福祉の向上について、質問要旨(1)から(4)まで順次御答弁申し上げます。 初めに、質問要旨(1)についてでございます。 まず1点目、千葉県から示された平成30年度1人当たり標準保険料10万6,609円につきましては、低所得者に係る保険料軽減措置や保険料引き下げのための赤字補填等目的の法定外繰入金や財政調整基金からの繰入金など、それらを行わない、本来集めるべき保険料総額を被保険者数で除した額となっております。 また、本市の平成30年度1人当たり保険料9万8,436円につきましては、千葉県から示された標準保険料の現状の保険料を同じベースで比較するため、30年度の保険料収納額と低所得者に係る保険料軽減分の合算額を千葉県から示された被保険者数で除した額となっております。 本市の1人当たり調定額9万835円につきましては、保険料の基礎賦課総額を本市の平均保険者数で除した額となり、低所得者に係る保険料軽減分は含まれておりません。 2点目、平成29年度と30年度予算における1人当たり調定額の減額要因でございますが、28年10月からの短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大の影響により、一定の収入がある被保険者の方が被用者保険に移行したものと考えております。 3点目、激変緩和財源投入前の本市の平成30年度1人当たり標準保険料が市川市、船橋市、柏市の主要近隣3市の平均と比較して高い理由でございます。 平成30年度の1人当たり標準保険料につきましては、年齢調整後の医療費水準や所得水準に応じて国民健康保険事業費納付金が算定され、その後、過年度保険料収納額保険者努力支援制度などの公費の減算や前期高齢者交付金の精算、保健事業費などの費用を加算し算定が行われることとなります。 本市につきましては、主要近隣3市平均と比較して前期高齢者交付金の精算により加算される金額が多く、また、現年度の保険料収納率が高いことにより、過年度の保険料収納額が低く、減算される金額が少なくなることが影響し、激変緩和財源投入前の1人当たり標準保険料が高くなるものと考えております。 続きまして、(2)の権利としての生活保護制度の認識と基準引き下げについてでございます。 議員より、昨今、貧困と格差が広がっているように感じられるが、生活保護業務を行っている上で、貧困の広がりを感じることがあるかとの御質問をいただきました。一部メディアでは、貧困の格差が広がっている旨、報道されていることは認識しております。また、生活保護業務は、基本といたしまして、生活に困窮した方々を対象に実施している業務であります。 本市の生活保護受給世帯数は、高齢者世帯を中心に微増している状況にあり、このことからも、世帯の収入が国の定める最低生活費に満たない経済的に困窮した生活を送っている方が少なからずいらっしゃることは日々感じているところでございます。 次に、職員一人ひとりが生活保護受給することは権利であるという認識を持っているかについてでございますけれども、生活保護は、日本国憲法第25条に規定する、全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという理念に基づき、生活に困窮する全ての国民に対し、国がその最低限度の生活を保障するものでございます。生活保護法第2条におきましても、全て国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護を、無差別平等に受けることができるとうたわれているとおり、職員一人一人が法の趣旨を十分に理解し生活保護業務に当たっているところでございます。 次に、今後、生活保護基準の引き下げが行われる予定であるが、基準が下がることによって、生活保護を基準としている他事業への影響はあるかという御質問でございます。 平成25年に生活保護基準の引き下げが行われた際に、介護保険料段階や高額介護サービス費の所得区分なりにおいて、少なからず影響がある事業がございました。今回予定されている見直しにおきましても影響が予測される事業が考えられますので、今後、各事業の制度事業等の目的や背景等を鑑み、その影響ができる限り及ばないよう、関連する各部門と十分情報を共有し、連携を図りながら対応を検討してまいりたいと考えております。 次に、(3)介護保険事業計画第7期に向けた介護サービスの現状と今後についてでございます。 まず1点目、人手不足による介護サービスへの影響はないかでございます。 本市では、よりよいケアを実現するために市が所管する事業所には定期的に現地を訪問しての指導、助言を実施しております。また、特別養護老人ホームなど、利用者の生活の場となっている施設には、介護相談員として市が委嘱し、研修を受けた市民の方々が月に一度定期的に訪問し、施設の様子の確認や利用者の声を傾聴し、事業者と対等な立場から両者の橋渡しを行っております。現在35名の相談員が78施設を訪問し、利用者の権利擁護やサービスに関するトラブルの防止に貢献していただいております。 このような事業を実施している中で、議員御案内の事例のような状況が事実であれば、大変遺憾でございます。ただ、本年度、市に寄せられた声の中では、現在のところ明らかに人員不足に起因すると思われるような苦情はございませんので、ほとんどの事業者は、人員基準を遵守しつつ、余裕人員は少ない中でも適切なサービスを提供していると考えております。 それでも市に対して行き届いていないケアについての不満などについて通報等があった場合には、利用者の意向を第一としながら、千葉県が所管する広域型特別養護老人ホームや有料老人ホームのような施設であれば、千葉県と情報共有し必要に応じて共同で対処しております。また、市が所管する事業者には、事業所へ事実確認を行い、現地に訪問しての指導などを実施し解決に努めておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 2点目の人員基準を満たすための過重労働となっていないかに関しましては、市が指定権限を有する事業者に対しましては、介護保険法に基づき、職員が事業所に直接出向きまして、定期的また、臨時の実地指導を実施する際に、勤務表やタイムカード等の照合により人員基準を満たしているかを確認しております。その際に、まれに職員の病気や急な退職等により、一時的に長時間勤務や過剰な兼務が発生したり、夜勤の回数が増えるなどの状況が見られた場合には、雇用環境による介護人材確保への影響の観点からも、できるだけ早期に改善するよう助言しております。さらに、著しく労働環境が悪化している場合や継続して改善されない場合には、必要に応じて市から労働基準監督署等の関係機関に情報提供しております。 3点目の介護保険料の段階別の所得と保険料額の比較についてでございます。 現在、65歳以上の介護保険料の所得段階は17段階でございます。各段階別の所得と介護保険料の負担の比較につきましては、第1段階から第5段階については、介護保険料の段階設定が本人の所得だけでなく、同一世帯員の市民税の課税状況も加味していることから、一概に比較できませんので、本人の市民税が課税である第6段階以降のうち、第8段階、第12段階、第15段階における、合計所得金額分の中間にある金額と年間の介護保険料額との比較で申し上げます。 まず、第8段階では、合計所得金額分が190万円以上290万円未満で中間値が240万円、年間保険料額は9万7,200円でございますので、合計所得金額に占める介護保険料の割合は約4.1%となります。同様に、第12段階は合計所得金額の中間値が650万円、保険料額が12万9,600円、合計所得金額に占める割合は約2%。15段階は合計所得金額の中間値が950万円、保険料額が14万9,040円、合計所得に占める割合は約1.6%となっております。 最後に、質問要旨(4)ひきこもり対策についてでございます。 生活保護受給者におけるひきこもり対策につきましては、被保護者就労体験、社会参加等支援事業として平成27年度から生活支援一課で自立支援員を1名雇用し対応しているところでございます。 主な支援内容につきましては、家庭訪問、ボランティア参加時の同行、同じ悩みを抱える生活保護受給者との横のつながりを持つことを目的とした月末の集い、散歩の会などの開催がございます。 平成29年度の実績につきましては、12月末現在、支援対象者は26人であり、そのうちボランティア参加者が7人、就労準備支援事業に移行した方が3人おり、合わせて10人の方が人とのつながりを持つことができるようになりました。引きこもり対策は、該当者に寄り添った対応が重要であり、また、非常に長い時間を必要とする業務でありますが、一定の効果が出てきていると認識しております。 今後の課題につきましては、次のステップとしての目標を立て、そのための継続的なフォローが必要であり、また、人とのつながりが継続できる居場所の確保も課題であると考えております。 次に、生活保護受給者以外への引きこもり対策に生かせるノウハウの共有はできるかについてでございます。 平成27年度以降の3年間は、前述のとおり、好事例もあれば、また、本人になかなか会えないなど困難な事例もありますが、粘り強く取り組んでいくことが大切であると考えております。 その中で、引きこもりの方への支援に当たっては、自立支援員が1人でかかわるのではなく、さまざまな関係機関や関係者とのネットワーク、他分野の皆様と協力しながら対応していくことが非常に重要であると認識しております。 今後も平成29年8月に設置した福祉相談機関連絡会や関係機関で開催される会議に積極的に参加するなど協力関係を構築してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 質問事項3.子どもたちの健やかな育ちのために、質問要旨(1)放課後児童クラブの整備充実について及び(2)児童館機能施設の増設について、順次御答弁申し上げます。 初めに、受け皿としての放課後児童クラブの施設整備につきましては、利用児童の安全を第一に考慮し、教育委員会及び関係機関と連携を図り、学校施設の一時利用の調整を行っております。また、借用できる教室などがない場合は、学校近隣の借家を活用した分室の設置を検討し、放課後児童クラブを必要とする全ての利用者が安全・安心に利用できるよう、引き続き施設の確保と環境整備に努めてまいります。 次に、事業委託後の利用料徴収業務につきましては、市が利用料を徴収し、全額、市の歳入となる予定でございます。 次に、委託化に伴い、運営法人への委託料に含まれる人件費の積算に基準や目安というものはあるのかにつきましては、現状で運営法人ごとに設定している給与体系や市立保育所保育士の給与水準など類似する事業を参考に検討しております。委託後も放課後児童クラブの支援員及び補助員等、関係従事職員が質の高い業務を行えるよう、国の補助金の活用を含め、事業内容にふさわしい処遇を検討しております。 次に、1運営法人当たりの受託数についてでございますが、特に1法人何か所が適正という基準の設定は考えておりませんが、各法人には本事業の趣旨を御理解いただき、市といたしましては、地域性などを考慮し総合的な判断のもと、各施設に適した事業者の選定に努めてまいります。 最後に、委託化に伴い、各運営法人と市の関係性がより近いものになるのではないかにつきましては、委託後も各運営法人同士及び各運営法人と市との円滑な連携がこれまで以上に必要となると考えておりますので、引き続き連絡調整及び情報共有を図り、子どもたちの健全育成ができる体制をつくってまいります。 次に、児童館機能施設の増設について御答弁申し上げます。 初めに、平成30年2月3日に開催した松戸市子ども夢フォーラムでのこどもモニターの意見発表の内容についてでございますが、こどもモニターは市政への子どもの参画を目的としており、子ども夢フォーラムでは、モニターの小中学生が自分たちの過ごしたい理想の放課後の居場所について提案をいたしました。 子どもたちの主な提案を挙げてみますと、遊びと勉強、賑やかなところと静かなところが分けられているなど、設備が充実しているととてもよい場所になる、また、子どもたちの意見で企画運営を行える場所、また、子どもから大人まで幅広い年代の人が利用できる場所、また、1人でも大勢でも自由に過ごせて、また来たいと思えるような場所、また、学校帰りに行ける安全・安心で夜まで利用できる場所、また、いつもできない体験や勉強できる環境があって気軽に利用できる場所、具体的には図書室、学習室、カフェや、調理・工作などの体験、体育館などの運動スペースが欲しいなどの提案がございました。こうした子どもたちの率直な提案を子どもの居場所づくりに生かしてまいりたいと存じます。 次に、東部地区の(仮称)子ども夢ステーションにつきましては、児童館機能の全てを満たす施設ではなく、その一部を補完するものと考えております。東部地区は子育て世帯も多く、児童館機能を持つ施設の必要性は高いと認識しております。引き続き、子ども総合計画の2か所を目標に検討してまいります。 以上、答弁といたします。     〔渋谷和夫病院事業建設事務局長登壇〕 ◎病院事業建設事務局長 質問事項4.市立病院についての質問要旨(1)につきまして、幾つかの御質問をいただきましたので、順次御答弁申し上げます。 初めに、新病院建設にかかわる総事業費についてでございますが、平成29年12月末現在で、予算ベースを一部決算額に置きかえますと約289億6,000万円と見込んでおります。御質問は、その総額見込みのうち、主に用地関係の費用の内訳ということと存じますので一つ一つお答えいたします。 一つ目の土地の取得につきましては、平成25年度から開院年度でございます本年度までの土地購入費と借地料等などを合わせまして約3億7,000万円でございます。 二つ目の周辺道路整備費用につきましては、土地購入費などを含めまして約6億9,000万円でございます。 三つ目の用地関連の費用の見通しにつきましては、平成30年度から58年度までの用地費として借地料と土地購入費などを合わせ約23億円で、そのうち借地料は約7億6,000万円でございます。また、この見通しについての補足となりますが、本年度の借地料は約3,200万円で、現在の借地割合は約88%でございます。 今後のシミュレーションにつきましては、段階的な土地購入を想定し、平成58年度までに借地割合を50%程度としているものでございますが、将来の土地の価格変化までは見込んでいるものではございません。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔千石秀幸健康福祉部長登壇〕 ◎健康福祉部長 質問事項4.市立病院についての質問要旨(2)市立病院運営審議会の議論の進捗についてにつきまして御答弁申し上げます。 諮問事項のうち、2.松戸市立福祉医療センター東松戸病院・梨香苑の方向性についてに係る議論の進捗につきましては、昨年11月22日に開催いたしました第3回審議会におきまして、3.新病院の移転後の上本郷跡地についての答申決定を御審議いただいた後に、引き続きまして当該諮問事項に関する東松戸病院の開設経緯や現況を説明し、質疑等が行われました。 ことし1月16日に第4回審議会を開催いたしまして、実際に当日、委員の方々に東松戸病院及び梨香苑の施設を視察していただきました。その上で、財務状況や建物の老朽化等に関する質疑が行われ、また、収支改善に向けた稼働病床数の見直し策、他の類似病院との比較といった今後の審議に向けた調査、検討の必要性等が議論されました。これを受け2月7日には本市の病院と事業体制が類似する、いわゆる急性期病院と回復期病院を抱え、安定した運営を実現している病院に委員も含めて視察を行い、病院間の連携体制、健全経営に向けた取り組み等につきまして情報交換等を行ってまいりました。 次回、今月の下旬に開催予定の第5回審議会におきましては、審議会より提供要請のありました調査資料等に基づき、また、自治体規模や地域特性等の相違はございますが、当該視察による両病院の比較等も参考に、東松戸病院及び梨香苑の経営改善及び今後のあり方等につきまして、御審議をいただく予定となってございます。 以上、答弁とさせていただきます。     〔青柳洋一街づくり部長登壇〕 ◎街づくり部長 質問事項5.市民生活とまちづくりについての質問要旨(1)及び(5)のイからエにつきまして順次御答弁いたします。 まず、質問要旨(1)コミュニティバスの運行拡大についてですが、御質問の公共交通不便地域における対応につきましては、市内バス路線の維持、拡充を基本施策とし、既存バス路線を補完する新たな交通システム導入等の検討により、交通利便性の向上を目指しております。 検討に至る流れといたしましては、松戸市みんなが元気になる公共交通の検討会議において、交通不便地域の中から対応が必要な地区を選定し、地元町会、自治会の方々で構成された地区分科会において御意見をお聞きしながら運行計画を策定し、検討会議で御承認をいただいております。 議員御質問の実現を心待ちにしているだけでよいのか、住民側がとるべき準備、取り組み等につきましては、コミュニティバス等の検討が必要な地区の選定といたしまして、当該地区の地域特性や既存バス路線との関連、都市計画道路の進捗状況を鑑み、優先順位を決定いたしているところでございます。 また、現在、中和倉地区で実施しておりますコミュニティバス実証運行によるバスの利用傾向や収支等の検証結果と合わせ、公共施設や大型集客施設等の設置状況。また、地元からの要望につきましても、需要把握の一要素として考慮してまいりたいと存じます。 いずれにいたしましても、地域に最適な公共交通システムの検討や安定した運行を継続するためには、地元の皆様の御協力が必要でございます。今後におきましても、公共交通の利便性向上に努めてまいりたいと存じます。 次に、質問要旨(5)のうち、まちづくりの関係につきまして御答弁申し上げます。 初めに、質問要旨のイ.矢切への観光拠点整備と大規模物流センター進出についての御質問に順次御答弁させていただきます。 まず、土地利用方針の決め方についての御質問だと思いますが、具体の土地利用方針を作成するためには、農業、商工業などの各種計画と連携しながら、土地所有者、市民、議会などの御意見を踏まえて決めていく必要があると考えております。 次に、矢切観光拠点に向かう道路と国道6号の交差点の位置についての御質問ですが、交差点の設置に当たりましては、東京方面より多くの来訪者を期待しておりますことから、国道の通行に支障がなく、安全かつ円滑に通行できますよう、下り車線に滞留可能な右折レーンを設置する必要があり、道路を拡幅することになります。 当地域の国道沿線には、江戸川、坂川の橋梁や東京外かく環状道路のランプがあり、道路の拡幅に当たりましては、右折車線のための拡幅の範囲が橋梁部にかかると莫大な整備費がかかる見込みであることから、交差点の位置はその箇所を回避し、観光拠点に適した場所で交通管理者等と協議し、将来の計画を検討してまいりたいと考えております。 次に、質問要旨ウ.新松戸駅東側の土地区画整理事業につきまして御答弁申し上げます。 初めに、借家人や小規模宅地の地権者の対応でございますが、賃貸住宅にお住まいの借家人の方々につきましては、通常、移転補償等により事業に対する御協力をいただき、小規模宅地の地権者の皆様につきましては、従前資産の評価に応じて地権者の御要望をお聞きしながら検討してまいります。 また、管理費、修繕積立金につきましては、マンションの管理規約等により定めるものでございますが、土地区画整理事業完了後の生活設計を検討する際に必要となる固定資産税など、支出への影響も検討してまいります。 さらに、市施行の土地区画整理事業につきましては、事業認可取得に当たって、関係地権者からの同意要件はございませんが、換地計画などを作成する場合につきましては、関係地権者の御意見を反映させる必要があることから、事業の御理解、御協力をいただけるよう、説明会や別訪問を重ねており、今後につきましても、引き続き合意形成を図ってまいります。 次に、事業費の事例につきましては、近年、本市において、市施行での区画整理はございませんが、国土交通省の平成19年度国庫補助事業の財源構成における平均値では、総事業費を100%とした場合に公共団体等施行における国等の補助対象事業費は約37%、保留地処分金は約20%、公共団体負担金等は約43%となっております。また、国等の補助金につきましては、土地区画整理事業で行った場合の一般的な補助金については補助対象となる事業額に対して補助率が2分の1となっております。 なお、次年度実施する予定である認可取得に向けた認可申請書類の作成及び換地設計に対します補助金につきましては、補助対象となる事業額に対して補助率が3分の1となっております。 次に、事業予定区域における新たな公共施設につきましては、意向調査や意見交換会の中で、関係地権者の皆様の御要望がありますことから、関係機関と慎重に検討してまいります。 最後に、質問要旨のエ.千駄堀での新駅と周辺開発につきまして御答弁申し上げます。 議員御案内のとおり、一部報道では新駅設置に係る基本計画調査の業務依頼書を提出し、新駅設置の協議を開始し、初会合が開催された旨の記事が記載されたところでございますが、そのような事実はなく、これまで不定期に行っておりました情報交換の中で現段階では千駄堀地区のまちづくりの検討を進めるため、JR東日本に対しまして千駄堀地区におけるまちづくりの協力を依頼したところ、基本的に了承する旨の回答をいただいたところでございます。 本市といたしましては、JR東日本にまちづくりの検討に協力していただきながら、魅力あるまちづくりの検討を深め、新駅の設置につきましては、まちづくりの検討を深度化した上で、改めてJR東日本と協議を行いたいと考えておるところでございます。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔戸張武彦環境部長登壇〕 ◎環境部長 質問事項5.市民生活とまちづくりについてのうち、質問要旨(2)燃やせるごみの市外搬出、最終処分について御答弁いたします。 本市には最終処分場がないことから、市外の最終処分事業者に焼却灰等の処分を依頼しているわけでございますが、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い発生した1キログラム当たり8,000ベクレルを超える放射性物質を含む焼却灰が平成23年7月に秋田県小坂町に所在する民間最終処分場に誤って埋め立てられたことで、同年8月に小坂町から焼却灰の受け入れに関する合意を破棄され、それ以後、同処分場での処分ができない状態が現在も続いております。 そこで、昨年8月に小坂町を訪問し、焼却灰の受け入れ再開について協議の申し入れをいたしました。申し入れ理由といたしましては、平成31年度をもってクリーンセンターが稼働を停止することに伴い、燃やせるごみの一部を市外処理するに当たり、近隣市の最終処分先に同処分場があったことによるものでございます。 このことを受け、ことし1月に同処分場の近くを流れる河川の流域にお住まいの方々から、同処分場に埋め立てられた放射性物質を含む焼却灰の始末と今回の焼却灰受け入れに関する申し出について撤回するようとの趣旨の要請文を受理いたしました。 これにつきましては、先般、要請者に対し回答したところでございますが、埋め立てられた本市の放射性物質を含む焼却灰につきましては、周辺への安全性を確認するため、国等の指導に基づき処分事業者により放流水の測定が実施されており、現時点では、放射性セシウム濃度の排水濃度限度を大きく下回り、安定して処分ができていると報告を受けております。 本市といたしましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定により、本市から発生した一般廃棄物の処理に関しましては、責務を負っているものと認識しております。したがいまして、小坂町から要請があった場合には、必要な措置等を講じてまいりたいと考えております。 また、焼却灰受け入れに関する申し入れの撤回につきましては、先ほど申し上げましたとおり、新焼却施設が竣工するまでの10年間は近隣市に燃やせるごみの一部を処理していただかなければ、本市の清掃行政並びに市民生活に多大な支障を来しかねません。 本市では、東京電力福島第一原子力発電所事故発生以降、放射性物質の影響への対応として、千葉県内でもいち早く庁内の連携を図るべく、松戸市放射能対策協議会を組織するとともに、松戸市放射能対策総合計画を策定し、食品、健康管理、環境放射線低減、焼却灰等の四つの分野で迅速に対応してきたわけであります。 このうち、焼却灰等対策では、剪定枝等の分別収集などの低減対策を行った結果、現在の焼却灰の放射性物質濃度は安定的に1キログラム当たり1,000ベクレル前後を推移している状況であり、各最終処分場の受け入れ基準を満たし、全量最終処分されておりますので、本市由来の焼却灰を受け入れ再開をお願いしたところでございます。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔平林大介市民部長登壇〕 ◎市民部長 質問事項5.市民生活とまちづくりについて質問要旨(3)市民センターなどの指定管理者制度のあり方についてに幾つかの御質問をいただきましたので、順次御答弁申し上げます。 まず最初に、指定管理料の市の積算でございますが、市民センターを市が直接運営するに当たって、どのくらいの金額になるかを算出したもので、指定管理者審査委員会の資料の一つとして作成したものでございます。 市民センターの指定管理者の募集に当たっては、施設の管理運営に必要な基本的業務を募集要領や仕様書に定めますが、市の積算や単価、数量的なものは規定しておらず、あくまで各応募者が独自のノウハウを生かした、よりよい市民センターの管理運営について企画し、それを実施するための経費を積算して提案をしてくるものであり、市の積算が応募者の自由な提案を妨げるものではないと認識しております。 次に、御質問である市が受付業務の人件費を積算するに当たり、何時間就労を予定しているかでございますが、市民センターの開設時間を午前9時から午後9時までとしておりますが、就業時間については、開館前の準備時間や閉館後の片付け等の時間も含め全て応募者から提案していただくこととしております。 次に、受付業務の時給は幾らかでございますが、時給は市の臨時事務職員を想定しております。 次に、市が清掃業務の人件費を積算するに当たり時給は幾らか、また、新たな指定管理者になって業務の質は維持されるのかという御質問でございますが、市の清掃業務に係る積算については、協定書や仕様書に記載された業務を履行することができることを条件としており、人件費としてではなく、清掃業務という一つの業務として積算をしております。 新たな指定管理者の提案としては、窓口職員が清掃業務も行うマルチスタッフ制を導入するため、清掃専従の職員の配置は、業務が集中すると予想される朝から昼ごろまでの予定と聞いており、清掃業務の質も保たれるものと考えております。 最後に、受付業務の休憩時間、有給休暇、賞与のあり方についての御質問でございますが、指定管理者審査委員会の資料として使う市の積算においては、不要なものと考えております。 なお、休憩時間、有給休暇や賞与など従業員の労働環境等につきましては、基本的には労働基準法等の関係法令の範囲内で指定管理者である民間事業者と従業員との間で決められるものであると考えており、応募者にはそれを踏まえた提案をしていただくことになっております。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔桑原靖雄経済振興部長登壇〕 ◎経済振興部長 質問事項5.市民生活とまちづくりについて(4)住宅リフォーム助成制度創設について答弁申し上げます。 まず、住宅リフォーム助成制度は市長の公約であるという認識かという点につきましては、そのような公約はなかったと認識しております。 次に、御紹介いただいた市川市あんしん住宅助成制度のように、例えばバリアフリー化工事、防災性向上工事、省エネルギー化工事、子育てに対する配慮のための工事のいずれかに該当すれば助成対象とするような支援制度を検討する考えはないかとのお尋ねがございました。 平成29年12月定例会においても、高木健議員からの住宅リフォーム助成制度に関する御質問に対して答弁させていただいたところであり、これと重なる部分もございますが、本市における個人住宅の改修助成については、木造住宅の耐震化、高齢者や障がい者の方々がお住まいの住宅のバリアフリー化、環境に配慮した省エネルギー化などの目的に応じて市川市とは条件が異なりますが、関連部署が既に支援を行っております。 なお、住宅リフォームに対して助成する制度については、住宅関連事業者への経済波及効果は望めるところですが、これは個人住宅という個人財産の価値向上につながる助成制度であり、このような制度の構築は政策目的を明確に限定しない限り、大変難しいという認識に変わりはございません。また、店舗等の適用についても、住宅と同様に政策目的によって明確に限定しない助成制度の創設は大変難しいものと考えております。 以上から、政策目的を特定しない一般的な住宅店舗のリフォーム助成制度については、現在のところ、これを創設する考えはございません。 以上、答弁とさせていただきます。     〔小林邦博総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長 質問事項5.市民生活とまちづくり質問要旨(5)共施設再編と再開発等についてのうち、ア.公共施設再編と再開発をめぐる財政的な見通しについて御答弁申し上げます。 平成25年に策定した松戸市公共施設白書における更新費用の積算方法並びに積算額につきましては、既存施設の延べ床面積に総務省がホームページで公表している公共施設及びインフラ資産の将来の更新費用の試算における平米単価を掛けた数字をもとに耐用年数や公債費を考慮した数字となっております。 なお、公共施設の種類により建物構造等が異なることから、現実に即したものとするために、既に建て替え費用の試算に取り組んでいる地方自治体の調査実績、設定価格等を基に単価が設定されており、この単価は落札価格ではなく、予定価格または設計価格となっております。 御質問の交際費などを除いた市庁舎、市民会館、図書館本館の資産額でございますが、現在の市庁舎の延べ床面積は2万7,433平方メートル、市民会館は5,557平方メートル、図書館本館は1,932平方メートルになりますので、既存施設と同等規模とした場合、それぞれの延べ床面積に積算単価の40万円を掛けますので、市庁舎が109億7,320万円、市民会館が22億2,280万円、図書館本館が7億7,280万円となります。 以上、答弁とさせていただきます。     〔平野昇生涯学習部長登壇〕 ◎生涯学習部長 質問事項6.一人ひとりが大切にされる教育の実現についての(1)公立中学夜間学級の開設について5点の御質問をいただきましたので、順次御答弁申し上げます。 最初に、1点目の外国籍が多いことが想定されるが、市独自の人員配置の検討をするかにつきましては、夜間中学の教職員は義務教育標準法に基づき、千葉県教育委員会より配置される予定です。そのようなことから、市教育委員会としましては、夜間中学の教員配置につきましては、引き続き、千葉県教育委員会と協議を行ってまいります。 2点目の柔軟な学年認定をすべきと考えるが、いかがかにつきましては、就学学年はさまざまな理由により、学齢期に中学校課程を実質的に受けられなかった期間等により市教育委員会で認定する予定です。 なお、夜間中学制度の修了認定の判断は校長が行うことになります。 3点目の退学した場合、再入学を認めるのか認めないのか、また、休学はあるのかにつきましては、就学義務は学齢児童生徒の保護者に課せられるものであり、学齢を超えた生徒を対象とする夜間中学には就学義務はございません。そのようなことから、今後、就学に関するさまざまな可能性を視野に入れ、検討を行ってまいりたいと考えております。 4点目の就学援助について、市はどうするのかにつきましては、就学援助制度とは、学齢児童生徒の保護者に対して援助を行う制度であり、本市におきましても、支給対象者を学齢児童生徒の保護者としております。そのため、学齢期を超えた夜間中学の生徒は対象にはなっておりません。 今後、国の動向等を注視してまいりたいと考えております。 最後に、5点目の給食は実施するかにつきましては、給食に関しましては、現在のところ実施する予定はございません。しかしながら、生徒が弁当等を持参することとなることから、その保管方法について検討を行ってまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔伊藤純一教育長登壇〕 ◎教育長 質問事項6.一人ひとりが大切にされる教育の充実について、質問要旨(2)のイについて御答弁申し上げます。 学校教育では、児童生徒が基礎、基本を身につけ、将来を切り開く力を育むことを目標の一つにしております。 各学校では、知徳体のバランスのとれた児童生徒の育成に向け、日々多様な教育活動を行っていますが、例えば、勉強、スポーツ、文化活動など、どこに力点を置くかは子どもによりさまざまです。さらには、目指す方向や課題設定、そして、課題解決に至った際の達成感や満足度なども千差万別です。このようなことから、教育効果は簡単に属性できないことは推しはかれます。 子どもにとっての学校生活は小さな社会体験でもあります。各教科の学習はもとより、相手を思いやる心や我慢すること、異なる価値観を受け入れる寛容さなど、集団生活の中で子どもたちはさまざまな学びを得ます。教師は、目の前の児童生徒一人ひとりの成長課題を見きわめ、集団をコントロールしながら、個と集団にアプローチしつつ、子どもたちを次の課題へと導いていきます。社会では集団のルールや筋は必要不可欠なものですが、学校という小さな社会でも同様であると考えます。 成長過程では越えなければならないハードルが幾つも存在します。目標とするハードルの高さや内容にはそれぞれ違いがあり、一足飛びに越せるときもあれば、なかなか越せないときもあるかもしれません。このようなハードルを自らの力で越えていけるように教え導き、助けることが教育であると考えています。ハードルを越えることにより達成感を味わった子どもは、やがて自立へと成長していけるのだと思います。 教育活動で結果と過程はそれぞれに価値があり、一概に優劣をつけるものではありません。これらは、二項対立の構図ではなく、児童生徒の成長にとって最も好ましいこととは何かという視点から相互に関連させていくべきものです。 市教育委員会としましては、児童生徒の発達段階や実態、場面等に応じて適切に教育活動を評価できるよう学校を支援していきます。 以上、御答弁させていただきます。     〔宇津野史行議員登壇〕 ◆26番(宇津野史行議員) それぞれに御答弁ありがとうございました。 引き続き、何点か要望と再質問をいたします。 まず、大きな1の(1)平和について、市長は平和事業に取り組んできたとおっしゃいますけれども、その根底にあるものが平和憲法であり、この憲法の平和主義を守り広げていくという視点を持たない平和事業というのは本来あり得ないはずです。 国の施策にはコメントしないですとか、また、国民的議論で検討されていくだろうという御答弁でありましたが、市長、あなた自身も国民であります。他人事のような御答弁はやめていただきたいと思います。憲法の尊重擁護義務を負う市長として、平和憲法を守り抜く立場を示すべきと強く求めるものです。 そして、もう一つ、市民の暮らしを支えるという側面からの憲法については、これはお話したいと思います。それは、施策の判断、優先順位をどこに置くかという点で、(2)にも関連する問題です。 憲法は、生存権、健康で文化的な最低限度の生活などを始め、基本的人権を保障しています。日本社会全体に目を向けるとき、格差が拡大してきたとはいえ、最低限度の生活ができている、人権は守られるだろうと感じている人は、それでもまだ多数いらっしゃると思います。そうなると、最低限度の生活を確保した上で、さらなる生活向上を求める声というのは、必然、多数派になります。 他方で、基本的人権の保障や最低限度の生活ができていない状態にある人、また、おのずと不利な条件で生活を送る、例えば難病の方や重度の障がいを抱えている方、もちろん経済的困窮もそうですけれども、そうした方々は存在します。 多数決は民主主義である、こういう一面的な理解に立てば、こうした困難にある方々は社会総体からすれば少数派であり、少数派は多数派の慈悲にすがるしか生き残る道はなくなります。しかし、憲法がまず国の義務として定めているのは、人権が侵されようとしている人に基本的人権を保障するように、そして、健康で文化的な最低限度の生活ができていない人に生存権を保障するようにすることであります。 この視点に立ったとき、市の施策の優先順位がまずどうあるべきかは自明であります。憲法の視点を市民の暮らしに生かす市政運営を市長に強く求めるものであります。 次に、(2)市長の政治判断の基準についてでありますが、第1質問で、私は、その事業の必要性、重要性に鑑み、理屈ではない判断は我々議会もあり得るのだという話をしました。そして、その理屈ではない判断の説明責任を、当然、我々議会は負わなくてはなりません。 その一方で、一番よいものを選んでいくという話でしたけれども、その結果、手続を軽視し、説明不能な議案が生まれてきたのがこの間続いたわけです。だったら、市長、御自身がその時点で最もよいと判断した思いを自ら議会に、そして市民に説明すべきだったのではないでしょうか。 説明不能な判断や、説明責任を職員に負わせ、自らは語らないという姿勢はトップの姿としては、私はふさわしいとは思いません。自らの判断を自ら説明し、自ら責任を負う、市長としての当たり前の姿勢が欠けているのではないかと厳しく指摘をするものです。 次に、大きな二つ目、国民健康保険料についてです。 (1)です。 昨年度予算ベースとの比較で、調定額が減った理由について、一定の収入がある人が国保から被用者保険に移ったためである。つまり、残された国保の加入者はさらに低所得化が進んだ結果であることがわかりました。 もう一つ、加入者の所得も医療費水準も低いというこの松戸市が、激変緩和なしの保険料を比べた場合3市平均よりも高くなっている。なぜなのか。先に述べた被用者保険への移動が実はこれも関係しており、予想よりも多かった。予想よりも多くの加入者の所得がさらに下がったということがわかりました。 国保加入者の所得が船橋、市川、柏、松戸4市の中で最も低く、さらなる低所得化が予想よりも進んでいるという現状で、市長公約である保険料引き下げへの願いはいよいよ切実であります。広域化が始まり、同時に市長選挙直前の最後の定例会であります。国保引き下げの公約を果たす最後のチャンスに当たり、市長の見解を求めます。 次に、(2)生活保護についてです。 経済的困窮者が少なからずいるという日々の実感を御答弁いただきました。前回、生活保護費が段階的に引き下げられたとき、消費税率は5%でした。その後、8%に消費税率がアップ、デフレ脱却として物価もアップしているにもかかわらず、国民全体の低所得化を理由に生活保護費をそれに合わせてさらに下げるという極めて未来の見えない政策判断を国は下しました。 生活保護は権利であるという旨、明言いただいたと思っています。市にはこの権利を保障するという視点で今後とも市民に寄り添っていいただきたいと考えます。 保護基準の引き下げに影響を受ける各制度については、連れての打ち切りとならないよう対応をすることを求め、これは要望といたします。 次に、(3)介護保険についてです。 現場からの苦情の対応や人員配置の問題、介護保険料の逆累進性などについて御答弁をいただきました。 引き続き再質問です。 まず、保険料について、現在の所得段階をさらに細分化していくことと併せて、逆累進性の是正をしていく考えはありませんか、見解を伺います。 さて、新年度からの第7期介護保険事業計画について、プラス0.54%の報酬増となっていますが、一方で下がった報酬もあり、その上下から国の狙いが透けて見えます。 そこで何点か伺います。 訪問介護報酬を引き上げ、生活援助を引き下げる、生活援助の回数を制限するということで、市民にどのような影響があるでしょうか。必要なサービス、必要な人に必要なサービスをというスタンスで、これまでサービス提供が松戸市で行われてきたと思いますが、報酬引き下げや回数制限という上からの圧力からこのサービス利用をどう保障するか、お考えを伺います。 次に、リハビリ関連やADL維持加算など介護の成果に関する加算が新設される一方で、そのリハビリの目標が未達成の場合、ペナルティーというのも一方でつくられました。これにより、事業者によっては、成果が上がりそうな人を選んで施設に迎え入れるなど、利用者の選別や意に沿わない卒業などという心配はないでしょうか。また、これに対して大きな役割を果たすのはケアマネジャーですけれども、このケアマネジャーがゲートキーパーとしてサービスの利用抑制や退院を促進するなどのサービス利用の自粛ムードがつくられている懸念はないでしょうか、それぞれ伺います。 次に、(4)引きこもり対策についてですが、一人ひとりに寄り添った形での支援が行われている様子が伝わる御答弁でありました。ただ、担当者が1人であるということで、必要に応じた増員も検討すべきかと思います。また、ノウハウの蓄積、そして共有を今後、課を超えて図っていただけますように、これは要望といたします。 次に、大きな3の(1)放課後児童クラブについてです。 必要としている全ての利用者が利用できるように施設の確保等を図るという趣旨の御答弁、これは大変に大事なものであります。待機児童を出さないために、この1年間、ぜひ頑張っていただきたいと思います。また、支援員等の人件費も大幅な処遇改善を期待するものです。 一つ気になるのは、先日の御答弁であった放課後児童クラブの委託のための仕様を定め、サービスの平準化を図るというものであります。少なくないクラブが積極的な保護者会活動や遊びや手づくりおやつ、博物館やプールなどへのお出かけなど特色のある取り組みをしています。 これらが平準化のもとに、出るくいは打たれるではありませんが、制限をされていくことがないようにとこれを強く求め、今後の選考の様子、放課後児童クラブの一層の充実の視点から見ていきたいと考えております。 次に、(2)児童館についてです。 御答弁を聞きますと、子どもたちは実に多彩で自由に放課後の居場所を思い描いてきたことがわかります。旧65街区の子ども夢ステーションは、とてもそうした内容、機能にはなっておりませんが、そもそも2か所の児童館機能施設としては市は考えていないんだ、数えていないんだということを確認し安心をしました。今後とも、東部地域を中心とした児童館の整備の検討をよろしくお願い申し上げ、要望といたします。 大きな4の(1)市立病院についてであります。 松戸市総合医療センターの総事業費289億6,000万円という数字は、これで終わりではありません。これだけかけても用地は半分しか取得できない見通しであることを確認しました。これに関しては、後ほどまた触れます。 次に、(2)松戸市病院運営審議会の議論についてでありますが、私も傍聴する中で、専門家の委員の皆さんがこの東松戸病院・梨香苑の機能を大変に重視し、存続させるためにはどうすればいいのかという議論を始めたことを私は大変に心強く思っています。 病院側としても、ぜひこの審議会と一緒に二人三脚で東松戸病院の経営改善についても追求していただきたく、求めるものです。 さて、この問題では再質問です。 第1質問で紹介したとおり、審議会は跡地活用について公立病院は必要ないと答申をしました。その上で、私は跡地管理の補正予算の審査の中で、跡地活用の検討をすぐにでもスタートすべきだという指摘をしたところです。 ところが、実は東松戸病院を市立病院跡地に持ってくるという構想3がいまだ撤回されず、それが存在する以上、跡地活用の検討が事実上スタートできない状態にあるということがわかりました。驚きであります。 跡地活用に関連した質問が既に幾つか出されておりますが、今、東松戸病院の議論を審議会でやっている最中だから、それを見守るというふうな趣旨の御答弁があったと思いますが、これは極めて矛盾に満ちた答弁であり、承服できません。 跡地に公立病院は必要ないと答申を出した審議会は、東松戸病院の議論の中で、やっぱり東松戸病院を跡地に持ってこようなどと矛盾した答申を出すはずはないわけであります。見守るだけ無駄であります。 答申をきちんと受け止め、まずは、構想3は正式に撤回し、一刻も早く跡地の検討をスタートさせるべきと考えますが、見解を伺います。 次に、大きな5の(1)コミュニティバスについてでありますが、地元からの要望も需要把握の一要素、それはそうですね、皆さんが欲しいと言っているのですから、欲しいという声が強いほど需要があるということであります。こうした要素を考慮してまいりたいという答弁をいただきました。今後のコミュニティバスのさらなる充実、市長が期待を持たせた以上、その期待に応えるための努力を求めるものです。利便性の向上、交通不便地域の解消に期待をし、要望といたします。 次に、(2)ごみの最終処分についてであります。 小坂町の最終処分受け入れの合意破棄の背景には、2011年7月、本市側の不手際により高濃度の汚染焼却灰39.5トン、セシウムの総量にして約4億ベクレルを小坂町に持ち込んでしまった、こうした経緯があります。また、小坂町は、その翌年11月に本市以外の受け入れというのが再開をしましたが、処分場から出る排水は1日最大450立方メートルと言われています。これに含まれるセシウムの量はそれ以降増え続けているのです。この汚染水、昨年10月の数値では受け入れ開始前の2.2倍、1日最大315万ベクレルの汚染排水が発生して現在も続いているようです。 こうした状況に鑑みれば、小坂町の皆さんの思いに最大限配慮すべきことは論を待ちません。ですから、決して一つの結論の押しつけにならないように、加えて、ほかの最終処分の場の選定も選択肢として今後の対応に当たるようにと強く求めるものです。 次に、(3)市民センターの指定管理についてです。 市民センター運営の仕事内容というのは、たとえ公共であっても、民間であっても、やることは基本的にはそう変わらないと思います。ただ、その上で指定管理制度を活用する大きな違いは、人件費の削減であります。市の比較用に積算するとしたこの時給というのは、市の臨時事務職員と同じですから880円ですね。かろうじて最低賃金868円をちょっと上回っています。 ここから民間が利益を出すには、最低賃金を下回るわけにいきませんから、とるべき道は二つです。労働時間を短縮させるか、労働内容を効率化する工夫でありますが、いずれも問題をはらんでます。 例えば、労働時間を減らしてしまうと、公共でも民間でもやることは一緒とはもはや言えません。おのずと人の配置は薄くなり、市民サービスへの悪影響は必至であります。二つ目の効率化の工夫でありますが、清掃スタッフの就労が、先ほど申し上げたとおり4時間も短くなったわけですが、別に掃除する面積が狭くなったわけではありませんから、それをマルチスタッフと称して、受け付けの担当者が掃除もすることでコスト削減につなげるという工夫でありました。 果たしてこれを工夫と評価すべきでしょうか。受付担当者の業務は別に何も変わっていません。減ってもいません。それどころか、現在、休憩時間ですら業務に携わらざるを得ない実態は先に述べたとおりです。 市は、臨機応変に休憩時間をとっているだろう、つまり、うまく空き時間を調整して休憩しているだろうと、こういう期待をした認識が示されました。ところが、マルチスタッフになったら、今度は、うまく空き時間を利用して休憩しようではなくて、うまく空き時間を調整して清掃業務をすることになるのですよ。これが果たして臨機応変な休憩時間が保障されるのでしょうか。また、その受付職員が清掃に1人出ていますよと、その間の窓口対応は、電話対応とかも含めて手薄にならざるを得ないのは自明であります。実はもう一つ、時間も業務量も減らさないが、給与も出さないというサービス需要という利益の出し方もありますが、これは違法であり問題外です。 いずれにしても、市が経費節減を目指した指定管理の中で民間が利益を出すためには、論理的に労働強化は必然の流れであり、必ずどこかにしわ寄せがあり、それを検証し浮彫にし改善点を見つけ出す責任は市にあります。 もう一つ、法令遵守、遵法精神の側面からですが、先の労働強化に伴って休憩時間も働かざるを得ない問題と、その分の人件費は出ていない、サービス就労となる可能性を指摘しました。また、有給休暇について、取りづらい雰囲気があるというのは市民センターに限った話ではありませんが、法令に基づききちんと保障しなければ当然違法です。 しかし、市が、先ほど申し上げたとおり、比較用に積算した人件費の積算、これは、朝9時から夜9時までの積算なんですよ。でも、実際は、準備や、いや、その後の後片づけなどの業務が積算されていませんし、市の積算の中には有給休暇も積算されていないのですよ。 休憩時間が労働時間になっているのではないかという実態や工夫という名で労働強化も行われているんじゃないかという検証もしていない段階で、一体、法令遵守や遵法精神をどうやって市は評価し、検証しているんですか。極めて疑問であります。 そこで伺います。 市の選考委員会や評価委員会でそうした詳細な現状の把握や検証及び改善は議論されていないんじゃないでしょうか。また、例えば、先ほど申し上げた有給休暇は、そもそも市の積算の段階で考慮していないんです。だったら、果たして事業者が有給休暇をちゃんと保障していますかという、こういう視点を疑ってかかるとか、そういう確認をする視点自体、市は持っていないと思います。チェックし得ないんじゃないかと思います。どうでしょうか。 指定管理事業について、こうした検証、改善、自分たちの指定管理の事業の決め方は果たしていいんだろうかと、こういうものを含めて、自戒も含めて、検証していくべき、改善していくべきと思いますが、見解を伺います。 次に、(4)住宅リフォーム助成について、市長の公約ではないという認識が示されました。ありがとうございました。私もその認識です。決して公約ではない。どっかに約束しているんですけどもね。 市の制度についてご紹介いただきましたが、いずれも該当者が極めて限られた制度となっているのが実態です。より間口の広いリフォーム助成制度の創設をと、これは強く要望いたします。 次に、(5)のア.公共施設再編と再開発等についてであります。 公共施設白書で、1,275億円不足するという公共施設のための費用なんですけども、市庁舎建てかえを、先の答弁では2万7,433平方メートル、109億7,000万円、これが白書に見込まれている今後必要な数字なんですよ。 ところが、既に議会で答弁があったとおり、市庁舎の面積は倍の5万4,000平方メートルと言っているじゃないですか。ということは、金額にしてプラス100億円は必須なんですよ。白書には市立病院の建て替えも実は含まれています、今後必要となる経費として。では、市立病院は幾らかというと、同じ計算方式だと、見込みは118億円なんですよ。しかし、実際にかかったのは、先ほど答弁があったとおり、289億6,000万円ですから、白書で見込んだ今後必要となる経費を171億円も上回っているんです。つまり、この二つの施設だけでも白書の1,275億円不足という見込みはさらに271億円アップ、1,500億円を超えるんです。 今後の普通建設事業費を全て公共事業につぎ込んでも1,500億円も足りないんです。今足りていない。それなのにそのほかに松戸駅東西口をつくりますよ、観光拠点ですよ、新松戸ですよ、快速までとめます、千駄堀に新駅を、どうやってやるんですか、これ。全くわかりません。 相手が民間であると大事な情報が入りづらく議会に十分な説明ができないこともあり、これまでの問題を重く受け止めているみたいな話をどっかで答弁されていましたけれども、市長、松戸のまちづくりを、民間に明け渡し、民間が食いついた順、民間が儲かりそうだと思って手を挙げた順番が実は市長の優先順位じゃないんですか。 こんな無責任な見通しのない市政運営は絶対に許されないと厳しく指摘をするものです。これは今後ともしっかり議論をしていきたいと思います。 次に、イ.矢切観光拠点と物流センターについてであります。 矢切のまちづくりに市長の理念は語られることはありませんでした。国の規制緩和により調整区域のまま物流センターは可能です。道路についても市が予定している9メートル道路、これも条件を満たせば物流センターはつくれるんです。農地転用の条件も緩和されました。市が仮に計画地に道路とかを持っていますけれども、でも、恐らくこれも押し切られてしまうでしょう。 しかし、いかに規制が緩和されたとしても、物流センターをつくるためだけに国道6号に交差点をつくる、これだけはできないんですよ。つまり、市が観光拠点のためにつくる国道6号の交差点こそ、物流センター進出の唯一の障害なんです。ここさえクリア、交差点さえできてしまえば物流センターは絶対にできます。ここが急所だと私は考えます。 そこで伺います。 既に事業者は地権者と土地の売買契約を進めています。市が見込む国道6号の交差点の場所と観光拠点に向かう9メートルの道路を結ぶこの用地、この買収がこれから市では必要になるわけですけれども、そこをもし物流センターの事業者が既に買収していたら市はどうするんでしょうか。開発業者から、市にね、じゃあこの分の土地をあげますから物流センターを建てさせてくださいって交換条件を持ち出せる懸念はないんでしょうか。 市のまちづくりの理念として、物流センターと観光拠点は両立するとお考えでしょうか、それとも、観光拠点のみを整備し物流センターを建てさせないということは可能なんでしょうか。私は、斜面林も見えない、農業も大きく損なわれ、牧歌的な雰囲気も消え失せた巨大物流センターが立ちはだかる観光拠点に年間160万人の観光者が来るとは思いません。私は、観光拠点のために国道6号に交差点をつくれば物流センターは絶対できると思っています。矢切を守るためにも、例えば交差点をつくらない、ひいては観光拠点づくりを凍結するということになるのかもしれませんが、こういう選択肢はお考えならないのか、伺いたいと思います。 次に、ウ.新松戸駅東側開発についてです。 自治体施行である以上、全地権者の同意は大前提です。メリットだけでなくデメリットこそ具体的に示しながら、事業実施ありきではなく、丁寧に説明を続けながら事業に当たるようにと強く求めます。 最後に、エ.千駄堀についてです。 こうした開発方針などについて、市は、これまでは慎重だったんです。ひとり歩きしないような形で進めてきたんです。でも、今のまちづくりは、地域のひとり歩きをあおるような、いわば期待先行型のような手法へと大きく変貌しました。 そうしたたがが外れたようなやり方が、今回の行き過ぎた新聞報道を招いたと私は思っています。既に不動産情報に千駄堀の物件について、将来、駅ができるかもと書いてあるんですよ。それで売り出されている。 先ほど、病院の用地買収についての御答弁で、将来の土地の値上がりは考慮していないって言っていましたけれども、もし千駄堀が開発されたら土地が値上がりする病院経営に悪影響があったらどうするんですか。 市民の誤解を解消すべく、きちんと事実関係を広報誌に掲載し説明することを強く求めるとともに、期待先行型の街づくり手法は、厳に慎むべきと強く求めるものです。 最後に、大きな6.教育についての(1)夜間中学です。 今後、千葉県と話し合いをする中で決めていく部分が多いんだと思います。ただし、千葉県が教員を配置する際に、この配置がこれぐらいしかできないからというところで、逆にキャパシティを決めていく、こんなことがないように十分な配置要望をすべきなんです。また、就学援助、これは国の動向をという話でしたけど、国が認める方向で動いています。給食の実施に関しても、調査によれば半数以上が給食を実施しているようですから、松戸市もこれからスタンダードになり得るんですから、給食の実施も含めて再度検討をお願いしたいと思います。 最後に、(3)市が目指す教育のあり方についてであります。 結果と過程にはそれぞれ価値があるんだと。児童生徒の成長にとって最も好ましいこととは何かという視点が大事であることが示されましたが、この点は大いに共感をするところです。 一方、文部科学省は、教育の役割に人材の育成を据えて社会に役立つ人づくりを大上段に掲げています。そして、本市の教育施策方針や先日の御答弁でも繰り返し人材という言葉が使われていました。 この人材育成のための教育というものが、教育長の結果と過程にそれぞれ価値があるんだという理念を許すのでしょうか。児童生徒の成長にとって最も好ましいことが、社会にとって役立つ人材になるために最も好ましいに置きかわっていくことはないんでしょうか。 その端緒が松戸の教育に持ち込まれてはいないのか、私は、教育施策方針、教育長、学校教育部長の御発言を伺う限り、この不安を拭い去ることはできません。もっと掘り下げてこの部分は議論すべき課題なんですが、時間の都合で今後に委ねざるを得ませんけれども、本市の教育が一人ひとり、人として大切にされる教育であることを切に願うものです。 以上、2回目の質問といたします。御答弁をよろしくお願いいたします。     〔郡正信福祉長寿部長登壇〕
    ◎福祉長寿部長 質問事項2についての再質問に御答弁申し上げます。 まず、(1)国民健康保険料に関してでございます。 先ほど御答弁をさせていただきましたが、千葉県から示された平成30年度1人当たり標準保険料10万6,609円に対しまして本市の30年度1人当たり保険料9万8,436円を比較いたしますと、1人当たり8,173円の保険料が不足することとなります。 さらに、激変緩和措置につきましては、平成30年度から35年度の6年間で設定が予定されておりまして、初年度である30年度におきましては、制度改正の影響を少なくするため、激変緩和財源を厚く配分し、徐々に縮小していくことが適当とされておりますことから、今後も1人当たり標準保険料の上昇が見込まれます。 このような現状を踏まえまして、保険料率の一時的な引き下げをするのではなく、国民健康保険事業の都道府県化後もより長期的な視点に立ちまして、財政調整基金の活用を含め、引き続き保険料率の引き上げ抑制に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、(3)介護保険に関することでございます。 まず、1点目、介護保険料についてさらなる細分化と合わせ、逆累進性の是正をしていく考えはないかについてでございますけれども、現在、上程しております介護保険条例の一部改正案におきまして、最高所得段階の新設など、所得段階の見直しを行い、応能負担の推進を図っているところでございます。 2点目から4点目につきましては、関連がございますので、一括して御答弁申し上げます。 今回の介護保険法改正におきましては、自立支援、重度化防止の観点が明確に位置づけられまして、本市におきましても、いきいき安心プランⅥまつどに介護予防、重度化防止等の具体策及び目標を盛り込んだところでございますので、今回の国の介護報酬改定につきましては、このような流れが反映されたものであると認識しております。 昨年12月定例会におきまして、織原正幸議員、岩堀研嗣議員の御質問にも御答弁いたしましたように、そもそも本市の基本方針は、自立支援とは、要介護度が改善する支援のみを捉えたものではなく、元気な方が元気に過ごしていける支援、介護が必要となっても残された能力を生かして悪化を防止していく支援などを通じて、可能な限り住みなれた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにしていくものであると考えております。 また、国の介護保険部会等の議論におきまして、議員御懸念のような著しい改善が見込まれる利用者を事業者が選別し、改善しがたい利用者へのサービス提供が後回しになるのではないかという意見があることも承知しております。 したがいまして、介護予防日常生活支援総合事業におきましても、従前型のサービスを継続してまいりますので、利用者への大きな影響はないものと考えておりますが、引き続き、本市の基本的な考え方を市民、介護支援専門員、介護サービス事業所等により周知していくことで、必要な人に必要な介護が今後とも適切に提供されるよう努めてまいります。 以上、答弁とさせていただきます。     〔加藤肇病院事業管理局長登壇〕 ◎病院事業管理局長 宇津野史行議員の再質問、上本郷旧市立病院跡地について御答弁申し上げます。 これまでの答弁の繰り返しとなりますが、周辺住民の皆様から今後の跡地活用の方向性及び活用がなされるまでの維持管理、さらには防犯対策への強い御要望を多数いただいております。これらの対応につきましては、建物周囲の仮囲いや警備の人員配置など取り組んでいるところでございますが、こうした実情を鑑みれば、早期に方向性を見出し、市立病院検討特別委員会の皆様へお示ししなければならないものと十分認識しております。ご理解を賜りたいと存じます。 以上、答弁とさせていただきます。     〔平林大介市民部長登壇〕 ◎市民部長 質問事項5.質問要旨(3)市民センターなどの指定管理者制度のあり方についての再質問に御答弁申し上げます。 指定管理者の業務内容についてのチェックといたしましては、市民センターの受付職員により毎日日報が作成されており、市民からの意見や要望と市民センター職員の意見などは、この日報よりチェックしているところでございます。また、全ての市民センターを毎月1回以上訪問し、市民センターの職員と面談による意見交換をしており、指定管理者の担当責任者とも10日に1回程度打ち合わせをし、問題点があれば相互に協議し対応しております。 そのほか、年に1回指定管理者評価委員会を開催しております。指定管理者評価委員会では、事前に担当課による現地調査を行い、給与明細書やタイムカードなど現場での就労状況が確認できる書類の写しの提出を求め、委員会当日には統括責任者や現場責任者のほか、本社社員にも出席していただき、意見を聴取した上で評価、検証しているところでございます。 なお、指定管理者評価委員会において改善すべきと判断された事項につきましては、文書による改善勧告を行っており、改善までの経過も確認しております。 以上のことから、指定管理者の施設運営に関する事項や労働環境、施設の維持管理などの検証や改善は行っているものと考えております。 今後も、指定管理者との連絡調整を密にし、市民サービスの向上や地域福祉の発展を指定管理者とともに図ってまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔青柳洋一街づくり部長登壇〕 ◎街づくり部長 矢切地区への観光拠点整備と大型物流センター進出について、幾つか再質問いただきましたので、関連がございますので、一括して御答弁いたします。 先にお答えしたとおり、現時点では具体の土地利用方針がございませんので、御質問にありましたような計画の適否を判断することはできない状況でございます。 一方、矢切観光拠点は、都市計画マスタープランにおいて、川のレクリエーション交流拠点と位置づけられており、本市における農業や商業を振興させるための拠点として進めております。市内はもとより、東京都側からも多くの方々に訪れていただき、松戸のよさをPRする場として、緑や水、歴史といった矢切地区の特性を生かしながら整備することを検討しております。 今後は、都市計画マスタープラン改定の中で、議員からの御指摘事項も含めて、農業、商工業など、各種計画と連携して具体の土地利用方針を検討してまいります。 以上、御答弁といたします。     〔宇津野史行議員登壇〕 ◆26番(宇津野史行議員) それぞれに御答弁ありがとうございました。 まず、国民健康保険について、これまで徹底的に掘り下げて議論してきましたが、とうとう公約を守るというお答えはいただくことができませんでした。公約実現を断固拒否した市長への審判は今後問われることになります。今後とも市民の負担の軽減に向けて議論してまいりたいので、よろしくお願いしたいと思います。 介護についてでありますが、繰り返し、必要な人に必要な介護をというこの理念が語られました。これは本当に大事な視点だと思っていますので、これが理念だけに終わらないようにと、この実態の把握から対応まで具体的な取り組みをと強く求めます。 指定管理者制度については、指定管理者の選考、評価、いずれもコスト削減を最優先に、そこで働く職員の就労実態や待遇などは見過ごされてきたんじゃないですか。こういう指摘を現場の声をもとに解き明かしていきましたが、少なくとも、こうした声は見つけられない現在のチェック体制だということがわかりました。指定管理者は安上がりなどと本当に言っていいのでしょうか、市長公約でもある公契約条例の制定など税金の行き先をきちんと把握し、ワーキングプアを生まない仕組みをつくることこそ、それがひいては市民サービスの向上につながるんじゃないでしょうか。 この議論は、今後の指定管理者選定の議案の審議のたびに基礎となる論戦であったと考えます。こうした責任を曖昧にしたままで、軽々に民間活力のための指定管理などと広げていくことのないよう厳しく釘を刺します。 病院跡地構想3についてですが、ここまで来ても撤回しないんですか。この間コンサルタントに3,000万円かけて2病院の基礎調査をしたけど方針が決められない、病院運営審議会に丸投げした結果、審議会が公立病院に必要なしと答申したにもかかわらず、構想3を撤回しないために土地活用の検討ができず、警備費用だけで3か月で1,100万円も税金がかかる。こんな不毛な持久戦は一刻も早くやめるべきであります。 方向性も見出せず、結論も出せず、いたずらに莫大な市民の血税を浪費し続ける跡地問題をめぐる、これが本郷谷市長の姿勢であります。構想3の撤回を求めます。 最後に矢切地区ですが、何度も申し上げますが、国道6号の交差点をつくらなければ物流センターは進出できません。そして観光拠点づくりにこだわれば、交差点及び道路の整備となり、物流センターが必ず進出してきます。 今の矢切地区を守るために観光拠点を諦めるのか、農業、歴史、景観の価値を失ってでも矢切観光拠点づくりにこだわるのか、物流センターと共存するのか、市長の判断にかかっています。 市長、御英断をと申し上げて、私の質問を終わります。 ありがとうございました。(拍手) ○深山能一議長 休憩いたします。     午後0時02分休憩     午後1時0分開議 ○深山能一議長 再開をいたします。 休憩前に引き続き議事を進めます。 次に、会派に属さない方の質問に入ります。 まず、中田京議員。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) ◇市長の政治姿勢についてまずお伺いをいたします。 市長は、御自身の退職手当についてどのように考えておられますかと通告をいたしました。お譲りいただきました原裕二議員には心から御礼申し上げます。 既に代表質問で話されておりますし、本郷谷市長の2期目の任期満了のため、6月10日には松戸市長選挙が予定されております。市長は、初当選されました翌年の2011年12月定例会に市長の退職手当の特例に関する条例の制定を議案提案されまして、多数意見により可決されましたので、1期目の退職手当を受け取られませんでした。その際、私は、選挙費用にお金が要るのだから、出所が確かな退職金を充てていただけたら、わかりやすくてよいので、受け取られた方がよいと考えまして議案に反対をいたしました。 本郷谷市長は、2期目に入りまして2014年9月定例会では、退職手当の特例に関する条例の扱いを2期目も同様にという川井清晶議員の一般質問に対して、保育所の待機児童対策や小学校の建設等山積する課題の解決に向けて、全力で取り組んでいるところなので、自身の2期目の退職金の特例のあり方については、今後検討してまいりたいと答弁されました。 その後、2期目の任期、残り4か月を切る今になっても特に提案はされておりません。任期満了の7月2日には105万円掛ける48月掛ける100分の47、2,368万8,000円の退職手当を受け取られるのでしょうか。受け取られるとしたら、7年前に私が申し上げたことに賛成していることかと存じますけれども、いかがでございましょう。お答えください。◇次に、高齢者へのアプローチについて3点を書きました。 サービスを必要としない高齢者を高齢者福祉の対象と考えますか。支援としての高齢者、行政が高齢者に期待することは何か、このように通告しましたけれども、まとめてお話をいたします。答弁もお話しすることを踏まえて、まとめてくださって結構でございます。 実は、昨年11月に、私、65歳に相なりました。高齢者になるんだ、高齢者になるってどんな感じなのかな。子ども子育てに傾注している松戸市ですけど、何かあるのかなとほんの少し期待しておりました。 ところが、松戸市から来たお手紙は2通だけでした。 1通目は、誕生日の1か月前、介護保険被保険者証が送付されてきました。第1号被保険者になるんですから当然です。いきいき介護保険というカラー刷りの薄い冊子と65歳の誕生日を迎える方へ松戸市介護保険被保険者証を送付いたしますというB4判の一色両面印刷の紙が入っていました。この段階では、保険料が幾らになるかまだわかりません。せっかく国民健康保険がカード化したのに、前の保険証のサイズなんだ、障害者手帳より大きい、持ち歩くには向かない、とりあえずは、なくさないようにしなければいけないと思いました。 2通目は、誕生日の翌月12月15日付で介護保険料決定通知書兼納入通知書が送られてきました。パンフレットというらしいのですが、A3判を横に2枚続けたA4判8ページ相当のカラー刷りのほかに、松戸市で新規に介護保険の資格を取得した方へというA4判一色両面印刷の紙が入っていました。 読んでみたのですが、よくわからない。12月28日までに払わなければいけないということはわかって、15日付ですから2週間ないんですよ。うわっと思って口座振替を希望するならキャッシュカードを持って窓口で申し込めとありましたので、介護保険課に行きました。すぐに手続はしてくださったんですけど、最初の1回は私の場合は1万5,000円を、その場でキャッシュというんですよ。財布に入っているかなと一瞬心配をいたしました。まあ、現金を持っていまして、これからは口座引き落としということになりました。 65歳になってのことは、これだけなのです。正直に言って、随分だなと思いました。所詮、行政は、65歳になった市民に対して介護保険料をちゃんと納めてねというアプローチだけなんですね。それでいいのでしょうか。 施政方針には高齢者がいつまでも元気に暮らせるまちづくりとありますが、そういう感じはしません。年が明けて高齢者支援課に行き、65歳になったんですけど、介護保険料を払いなさいというほかは何もないんだよねって言ったら、支所に置いてありますけどとながいき手帳が出てきました。以前はカラー刷りだったけど、今は庁内印刷です。刷り増しができるのでいいというのはよくわかります。65歳になったからみんなに送りましょうとは思いません。でも、せっかく作ってあるんだったら支所にありますからどうぞって、どうして2通の封筒のどっかにメッセージを入れないのでしょうね。介護保険証の封筒には広告も載っていませんよ。地域の敬老会や会食会などのサロン参加者に配りますよというのもいいと思うんですよね。広報まつどにお知らせを載せることになったと、その後、聞きました。ながいき手帳程度の字の大きさであることを期待しております。 友人が自分たちの活動を元気応援クラブに登録いたしました。でも、シニアのための元気応援ノートがあると今回初めて知りました。ながいき手帳を65歳になったからと読んでみても、即体験してみようと思うものは余り紹介されていません。とても困っている方には、それなりのサービスがあることがわかりました。でも、当該の人たちには届かないのではないかしら。元気応援ノートを見せてもらって、自分が介護予防対象に近づいているとわかって、なかなかよくできていると感じました。けれども、どちらもその存在を知らない高齢市民が圧倒的ではないかと思うのです。 行政が伝えたいことが何かということより、行政が用意したものを顧客に伝える気がない。用意したものがあるからいいというものではありません。16年前に高齢社会についてという一般質問をしました。松戸市高齢者保健福祉計画を引用しながら高齢者の活動に触れ、その行動力と知識をまちづくりの大切な資源とし、高齢者を認識してはどうかと話しました。しかし、もう一回読み返してみますと、行政の構造と発想が今も変わっていないと改めて思いました。 弱者対策の福祉から福祉の構造改革、地域共生型社会へと高齢者福祉の考え方が醸成されてきたのかもしれません。しかし、施政方針の高齢者がいつまでも元気に暮らせるまちづくりの結びには、高齢となっても健康で生活できるための取り組みを地域の皆様と推進している、要介護となっても住み慣れた地域で暮らし続けられる、医療や介護が必要となっても安心して生活し続けられる環境整備とありまして、何とかになってもに続く言葉は、普通だと実現が難しいことをできるようにしますという書きぶりです。高齢、要介護、医療や介護が必要と行政が想定する一般的なコースを高齢者に見せ、これは行政の高齢者へのアプローチの典型であると示しています。 先日、女性の終活という学習会を開きましたところ、多分高齢者であろうと思われる女性市民が、達者なうちにやれることはしておかなければ、そのための知識を得たいとたくさん参加されました。いきいき安心プランⅥまつど(案)を見ましたが、健康寿命を延ばす仕掛けは余り書かれていないと思いました。 生き生きしているうちに安心をつくるのは、高齢者本人に求められることで、その安心づくりにどういう支援を行政ができるのでしょうか。達者なうちに人生の最期をどのように迎えるかを考え行動できるような高齢市民が、まさしくこのまちの資源になると私は思っております。行政は高齢市民に何を求めますか。 以上、1回目でございます。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔本郷谷健次市長登壇〕 ◎市長 中田京議員御質問の質問事項1.市長の政治姿勢につきまして御答弁申し上げます。 私の退職手当につきましての御質問でございますが、第1期目につきましては、新人の市長としての成果が見えないこと、また、さまざまな政策を進めていく上で徹底した行財政改革などが必要になると考えたことなどから、市長の退職手当に関する特例条例を制定し、第1期目の退職手当を非支給といたしました。 第2期目の就任後は、保育所の待機児童対策や子育て支援などの課題解決にも取り組み、共働き子育てしやすい街ランキングでは全国編でグランプリを受賞し、子育て世代に優しいまち松戸が評価されました。また、昨年末には、小児・周産期医療を始め、東葛北部医療圏の中心的役割を担う松戸市立総合医療センターが開院するなど第1期目からの継続課題や新たな政策への取り組みを進めて、一定の成果を上げることができたものと考えております。 そのようなことから、第2期目の退職手当につきましては、条例どおりとすることが妥当であると考えております。 以上、答弁とさせていただきます。     〔郡正信福祉長寿部長登壇〕 ◎福祉長寿部長 質問事項2.高齢者へのアプローチについて質問要旨(1)から(3)につきまして一括して御答弁申し上げます。 平成30年2月16日に閣議決定された高齢社会対策大綱におきまして、全ての年代の人々が希望に応じて意欲、能力を生かして活躍できるエイジレス社会を目指す、また、地域における生活基盤を整備し、人生のどの段階でも高齢期の暮らしを具体的に描ける地域コミュニティーをつくるといった基本的考え方が示されております。 この考え方にも議員の御指摘もあるように、達者なうちにやれることをやり、知識を得ることがこれからは求められてまいります。そうした意味では、65歳に到達され、介護保険証が送付されるタイミングは一つのポイントのときと捉えられます。その大切なポイントで、中田京議員の御期待に応えられなかったことに関しては真摯に受け止め、今後の取り組みに反映してまいりたいと考えております。 現在65歳以上の方が御利用いただけるサービスにつきましては、ながいき手帳で御案内しておりますが、今後、市役所からお伝えする情報内容につきましては、例えば終活としての身辺整理についてといった、これから老い支度を始めるコツや通いの場など社会参加に関する情報など、その後の生活の安心や活動につながる情報発信も必要でございます。 議員に御案内いただきました介護予防を推進する目的で作成したシニアのための元気応援ノートを配付するとともに、新たに記録用としてシニアのための元気応援手帳を作成いたしましたので、併せて周知と配付を行ってまいります。 また、いきいき安心プランⅥ策定のための事業対象者、要支援認定者の意識調査の結果、広報まつどで高齢者サービス等の情報を収集していると回答した方が70.9%に上っており、最も知られている手段であることを勘案し、新たに平成30年度より年2回、高齢者介護分野の広報まつど特集号を発行し、幅広く情報提供してまいります。 なお、今月3月15日号の広報まつどでは、高齢者の皆さんが毎日生き生きと過ごすために活用できる事業等の御紹介を掲載する予定でございます。また、本年1月からは、松戸市ホームページ内に「まつどDEいきいき高齢者」というサイトを立ち上げ、高齢者に関するさまざまな情報の発信を開始いたしております。 これからも、高齢者の皆様には、福祉の対象として支えられる存在のみならず、地域の支え手としても御期待するところでございます。 平成30年度につきましては、基幹型地域包括支援センター及び15圏域の地域包括支援センターに生活支援コーディネーターを配置し、地域づくり、地域資源の開発に取り組んでまいります。お住まいの地域にあったらいいなと思うサービスづくりや居場所づくりなどに高齢者の皆様の知恵とお力をお寄せいただき、御協力をお願いするところでございます。 さらに、働く機会を提供するシルバー人材センターを活用していただいたり、経験やノウハウを生かす松戸プロジェクトのプロボノワーカーとして御活躍いただくなど、高齢者の多様な活動の場についても、庁内関係課と連携を図りつつ、情報発信してまいります。 いずれにいたしましても、誰もが役割と生きがいを持つ社会が醸成されるよう、地域共生社会の実現に向けて取り組みを進めてまいります。 以上、答弁とさせていただきます。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) それぞれに伺いました。もう少し聞きます。 まず市長、答弁から承るのですけれども、待機児童対策、それから子育て支援、新病院、解決しなければならない課題に一定の成果を上げることができたので、2期目の退職手当2,368万8,000円はお受け取りになるというお答えでございました。 一定の成果ということなんですが、これは市長が行政の長として、職員の仕事に対して市役所が十分に機能するよう市長が指示をされた結果としてということなのでしょうか。それとも、常々おっしゃっておられますが、それぞれがそれぞれの責任を持って、仕事の責任を持って遂行するのだからという市長のお考えがそのまま結果になったということなのでしょうか。そこをちょっと御見解を伺いたいと思います。 そして、いずれにしましても、それは市役所が機能しているということが前提でのお話だと存じます。 この3月定例会初日に、いつものとおり市長は施政方針を述べられました。事前に議員には配付がございまして、それを見ながら私どもは承るのですが。大きく変わりはないのですけれども、言い回しや文の締め方、市長が述べられたものは事前にいただいているものとは違うところが多うございました。毎年、そういうことは60か所ぐらいなんですけど、ことしは200か所ぐらいございまして、多いなと思いました。 答弁などで行政が、私どもに繰り返された答弁なので、行政が言い回しに工夫をされるのは、議員の皆様も御承知のとおりでございます。ですから、施策同様、先ほどの宇津野史行議員への答弁にもありましたけれども、執行部が一体となって一番よいものを選んでいるというお話でございました。一番よいものを選んでいる施政方針、それを構わずあえて違えて読まれた市長の意図は何ですか。用意された施政方針に市長の意に沿わないことがそんなにあるんですか。スタッフの仕事を信頼しておられないということでしょうか。市長の政治姿勢としてどうぞお話ください。二つお尋ねいたします。 次に、高齢者へのアプローチに関してです。 今回も高齢者支援課の保健師とお話をしてよかったなと思うことも結構ありました。それは、議員になってすぐのころに教えてもらった話なんですけれども、市民が健康を害しますと、医療のお世話になります。医療が対応しますけど、完治しませんで、あるいは障がいとなったり、あるいは介護が要る、そういうことが出てきますよね。そうすると、市民への対応というか、行政のサービスは医療から福祉になる。そこでやっと福祉の出番となります。これが従来パターンでございまして、はっきり申しまして、福祉は川下対策なんですね。きょうお話ししております達者なうちに行政が高齢者と接点を持つ、これは川上政策なんだよね。そういう話を保健師としました。 そうしたら、保健師は、そうなんですよねって、医療の前の保健、医療が必要になる前に保健で健康について市民に留意していただくようにお伝えをすることが、予防が、私たちの本来の仕事なんです。高齢者支援課の保健師ですから、要介護状態になった方にどうするかという仕事を毎日しているけれども、実は川上政策が保健師の役目なんですって話してくださいまして、そういう話ができてよかったと思っているんです。 元気だから大丈夫ですよというだけではなくて、もっと元気を続けていくにはこんなことがありますよ、いかがですかって接することが川上政策だって意識をね、組織として持っていただきたいと私は思っているので、こういう点についてどう考えるか、まずお答えください。 もう一つあります。 福祉長寿部長に何度か御答弁をいただくようなことがあるんですけれども、前の職責のときにも、チームで仕事をすることを大切にしてきた方です。ですので、理解していただけるとは思いますけど、でも、さっき延々と私が第1号被保険者になった話をしましたよね。これだけ第1号被保険者になった、お客になった話をしているのに、とうとう介護保険課は姿をあらわしませんでしたよ。 介護保険関係の2通以外何もないという話をしているのにねと思ったんですね。正直言って、少しは聞いてほしかったですね。でも、同じ部ですから何とも言えないのかもしれませんけれども、要介護状態になっても本人が自分のことを決めるという自立があるという高齢者保健福祉計画の精神が、私は日常業務で雲散霧消しているのではないかなって思うんですよ。 だから、地域共生社会の実現とおっしゃっている、今そういうことに向かっているときにこういうふうに相変わらず自分のところは関係ないよという組織、それはよくないな、阻害要因になるなって私は思うんですが、この点についてどう思うか、お考えを聞かせてください。 それから、きょうはちょっと時間が短いので、結びをまず申し上げておきます、時間が足りなくなったときのために。 週末にまちで市民と立ち話ができました。偶然なんですけど。高齢化率が高いとか言うけど、昭和で言うと40、50、60年代に移り住んできた団塊の世代が営々と税金を納めてくださったから今の松戸があると思うんですよねという話をまたしました。聞いてくださった市民は、得たりや応と賛成してくださいました。そうなんだよと。施政方針の高齢者がいつまでも元気に暮らせるまちづくりの高齢となっても健康で生活できるための取り組みを地域の皆様と推進してというのはちょっと違って、健康で生活できるための取り組みを高齢者自身が進めることで、高齢者がいつまでも元気に暮らせるまちづくりと私は願いたいと思います。行政の川上政策の姿勢がこれに加担することも併せてイメージをしております。 では、質問にお答えください。     〔本郷谷健次市長登壇〕 ◎市長 中田京議員御質問の再質問について御答弁申し上げます。 待機児童対策、子育て支援、新病院など、多くある課題に対して一定の成果が出ているというふうに判断しておりますのは、市職員の皆様方が市の進むべき方向に向かって大変よく業務遂行していただいておりますし、職員と一緒になってみんなで業務遂行していった結果だというふうに思っております。 施政方針につきましては、書いた紙とお話した内容が違ったのではないかということですけれども、この場でお話ししたのは、口語調でお話しさせていただいておりますので、その部分が違っているだけで、内容については一切変更はないというふうに理解しております。 以上です。     〔郡正信福祉長寿部長登壇〕 ◎福祉長寿部長 再質問にお答えいたします。 今回御質問いただきまして、私も職員とさまざま議論をさせていただきました。ありがたく思っております。その中で、高齢者の生きがいとは何か、あるいは議員からも御質問がございましたけれども、高齢者に期待することは何かということをいろいろと議論を深めさせていただくことができました。 生きがいということにつきましては、生きる張り合いとか生きていてよかった、そういうふうに思えることが生きがいと、一般的には言われておりますけれども、平成25年の内閣府が行った高齢者の地域社会への参加に関する意識調査というのがございまして、これによりますと、高齢者のおよそ8割の方が生きがいを感じていると回答しております。 生きがいを感じるときにつきましては、孫など家族との団らんのとき、友人や知人と食事、雑談をしているとき、趣味やスポーツに熱中しているとき、仕事に打ち込んでいるとき、旅行に行っているときなどが挙がっております。 こうした高齢者の感想をよくよく考えてみますと、やはり、前提となりますのが健康であるということが必要なのではないかなというふうに思いました。我々行政、これは一般社会でもそうかもしれませんけれども、高齢者に期待することを一言で言うならば、これはやはり健康づくりであろうというふうに思います。そして、もう一つは社会参加という視点だというふうに思います。 生老病死という言葉がありますけれども、生きてから死ぬまで老いと病は避けることができない人間のさがであります。生きがい、これ、なかなか難しい問題なんですけれども、生きる価値観とか考え方というのは人それぞれ千差万別だというふうに思っております。 そういった中で、高齢になってどうやって生きていくかということを考えたときに、議員からも御指摘がありましたけれども、川上政策が大変重要であるというところは意を同じにしているところでありまして、65歳になったから、75歳になったからアプローチすることも大切ではありますけれども、さらに、それ以前に、そういう年代になる前に若い世代からアプローチしていくことも重要であるというふうに思っておりますので、若い世代のうちにどういうふうに情報を発信していくかということを今後考えてまいりたいというふうに思います。 それから、チームとしての取り組みというお話をいただきました。 大変重要な御指摘だというふうに思っております。部もさることながら、今後は、分野横断的な取り組みがものすごく必要になってくると思いますので、その辺を十分認識した上で、いろいろ御指導いただきながら進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) お2人とも、どうもありがとうございました。 最後に締めますと言ったけれども、やっぱりちょっと言いたくなって出てきてしまいました。 今の福祉長寿部長の答弁の中で、分野横断的な取り組みという話がありました。包括でワンストップ的なサービスをするようになってきて、それはすごくいいと思っているんですけど、包括のみならず、やっぱり全ての市民に対して言えることなんですけど、ワンストップコーナーをつくらなくてもワンストップ的サービスは出せると思うんですね。あなたにはこういうことがありますよ、こういうことをあそこに行けばできます。それは、たらい回しでは決してないので、自分の所管の仕事以外のことについても市民にとっていいことだと思ったらお知らせするという姿勢を、やっぱり特に福祉はやっていただきたいと思います。これをあえてつけ加えさせていただきます。 本当に女性たちの関心は高かったなと終活の勉強会をして、とても思いました。 私は、議員になって、いろいろな学習会をさんざんやっていますけれども、全部女性というのは初めてでして、すごいって思ったんですね。どこまでが行政の守備範囲かというのは、これからも難しいと思うんですけども、市民の関心のあるところに情報提供をするという姿勢は持っていただきたいなと思った次第でございます。ありがとうございました。 ○深山能一議長 次に、桜井秀三議員。     〔桜井秀三議員登壇〕 ◆37番(桜井秀三議員) 皆さん、こんにちは。無所属の桜井秀三でございます。 ひな祭りも過ぎ、春の訪れを感じる暖かさとなり、伊勢丹松戸店の裏、坂川沿いの河津桜が満開になり、土曜、日曜は大変な人出で、賑わいが例年以上に増したと聞いております。 市役所正門前階段下の神社にも、まだ小ぶりながら、目立ちませんけど、河津桜が満開となっております。あれは私が植えたんでございますが、去年、ちゃんと許可を得た上でありますからね。そのそばには、しだれ梅の赤白がやはり満開で、あのすばらしい梅の香りがにおい、ぜひ訪れていただきたいと思います。 松戸にもっともっとそういった名所をつくろうと、去年も河津桜を5本植えておきました。4年後、5年後、素晴らしい桜となって皆さんの目を楽しませる、そういった松戸にはいろいろまだまだ名所になるようなところがいっぱいある。私も元気で生きがい花咲爺さんをやっております。 そこで、ちょっと調子に乗ったところで一句、梅の香に一人楽しむ神社裏という句を詠って質問に入ります。◇1.公共交通機関の充実について(1)電車の利便性について、ア.新松戸駅常磐線快速の停車計画について、イ.武蔵野線新駅、千駄堀駅計画について、ウ.JR松戸駅改良計画の進捗状況についてですが、この後、イは前の答弁で理解しました。 感想を申し上げますと、新松戸駅に常磐線快速をとめることは、地域住民、利用客にとって大変喜ばしい、大賛成です。最初、聞いたときには、えっ、あの武蔵野線の上に、10階建てぐらいのこんな高いところに駅をつくるのかなと思いましたが、大変な費用がかかるなと思いましたが、東口開発、土地区画整理組合、地元の皆さんの協力、そういったことで、地元の議員もいっぱいいますから、それにお任せしようと思います。 次に、武蔵野線千駄堀の新駅建設計画ですが、これも多くの議員から質問が出ています。 聞いていて、ますます混迷が深くなっていくようです。JR東日本とどういう協議が進んでいるのかも詳しくわからない状況ですが、産経新聞によると、千葉市も幕張に新駅の計画があり、JR東日本とは具体的な取り決めが進行しており、建設費が130億円、そのうちの6分の1の約20億円をJR東日本に求めているそうです。6分の5、つまり110億円が千葉市、そして千葉県、イオンモールの前ですから、そういった負担と報道されていますが、それだけ建築費が130億円もかかるんだなと、請願駅だからしようがないかもしれませんが、松戸市は具体的にどのぐらい、どこまで、いつまで負担をするのか、千葉市と同じようなことになるのか、松戸市だけで約130億円以上の負担になるのか、その辺の周辺整備を入れたら3倍、4倍の負担になるようです。全くため息が出ます。 千駄堀の地権者の400人に完成予定図で詳細な説明をするそうですが、松戸市の負担が一体幾らになるのか、スケジュールがどうなるのか、自分たちの土地も半分ぐらい協力しなければならないのか、覚悟を今からしておくのか、今の土地が10倍、20倍になるかもしれないというゴールドラッシュで浮かれていていいのか、市は説明責任があると思いますが、将来、大変な責務、借金になると思います。この質問は、予算審査特別委員会の委員の皆さんにお任せしたいと思います。 駅予定地の駅前広場の埋め立てたごみには極力手をつけないようにすると答弁しておりますが、果たしてそれで済むのか。やはり、掘り出したら何十億円、何百億円以上かかるのか心配です。市民の貴重な税金を使うことは慎重にするべきです。 ウのJR松戸駅改良計画の進捗状況のことですが、伊勢丹松戸店がこの3月に撤退する中で、改良後の南口の件が心配です。計画どおりにやるのか、ことしになって状況はどうなっているのか。 そこで質問いたします。 1、伊勢丹松戸店側、市民会館側に出口を建設する予定は、そのとおり進んでいるのかどうか。2、駅ナカのエレベーターやエスカレーターはいつごろできるのか、3、プラットホームのホームドアは同時に建設する予定があるのか、4、西口デッキ上に立派なエレベーター、エスカレーターが、6月ごろできるそうでございますが、東口に市役所があります、官公庁がたくさんある本郷谷市長も住んでいらっしゃいます。何度も言っていますが、松戸市の表玄関です。イトーヨーカ堂もありますし、乗降客は東口のほうが多い、こっちのほうが先だろうと思います。駅相当のエレベーターはありますが、上り下りのエスカレーターの建設予定を聞かせてください。 以上、4点。 (2)として、新バス路線計画についてア.東京外かく環状道路を使用した千葉市、浦安市へのバス乗り入れ計画は検討しているか、イ.東京外かく環状道路の完成における市内の交通渋滞とその対策について。この外環道路は6月に改装する予定だが、松戸市にとって、こんなにも喜ばしいことはない、50年以上待ってやってできるのだと市民の一人としても感激しているところです。外環道路の上下片側だけで4車線、合計8車線が完成することで交通状況は激変します。外環道路に入るのも大変だし、出てくる車をさばくのも大変なことになると思います。 市民にとって、国道6号からあの首都高速道路四つ木インターを使わなくても済むし、中山競馬場前の渋滞、そして露骨な青戸あたりの渋滞から解放されるだけでもありがたい。千葉市や浦安市だけでなく、羽田空港成田空港にも、普通自動車、バス路線も充実すると思いますが、6月の完成を前にして計画路線があるのかどうか聞かせてください。 イ.そして東京外かく環状道路が完成となると、今でも市内国道6号の渋滞がひどい。将来、上りを3車線道路にするのか、それは無理として、ところで松戸市は渋滞の中身、トラックが何割で普通自動車が何割なのか、1日何万台の交通量なのか状況を把握しているのか、それが何倍になるのか心配です。東京方面にはトラックは真っ直ぐに行かせ、普通自動車は左に曲がって都市計画道路3・3・7号を使い、東松戸駅前を通り、市川国分の外環入り口を迂回させるような何か国土交通省と対策を考えているのか、また、市全体の迂回路として、早く外環道路へ流すために流山街道隣の江戸川土手沿いの道を整備するとか、右折車線をつくる、研究するとか、計画があるのか聞かせてください。◇次に、スポーツの振興について、市民が気楽に楽しめる生涯スポーツについてです。 市民の老若男女がいつでも気楽に楽しめる生涯スポーツとして、例えば、グラウンドゴルフやパークゴルフ等の振興をもっと大々的にアピールできないでしょうか。 今、市内の各地域では、毎日同好会のようにグラウンドゴルフやパークゴルフ等をやっているグループがあり、大変楽しいスポーツのようです。特にパークゴルフは、グラウンドゴルフのように針金でできた的に入れるのではなく、普通のゴルフのように、カップが切ってあり旗が立っている、その中にプラスチックの丸いボールを入れる競技です。ゴルフの起源に近いスポーツで、昔のイギリスで羊飼いが、ウサギが掘った穴に木できたボールを入れて遊んでいた、これがゴルフの起源だそうです。簡単なルールでホールインワンも楽しめ、老若男女が隔てなく多くの市民が楽しめるスポーツです。ボールを追いかけて健康になれる。ただ歩くだけでなく、夢中になれる競技です。 ぜひ、もっと市民に知らしめ、市民の健康保持・増進につなげていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 以上、1回目の質問といたします。御答弁、よろしくお願いいたします。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔青柳洋一街づくり部長登壇〕 ◎街づくり部長 桜井秀三議員御質問の質問事項1.公共交通機関の充実についての質問要旨(1)、(2)につきまして、順次御答弁申し上げます。 初めに、質問要旨(1)電車の利便性についてのウ.JR松戸駅改良計画の進捗状況はについてでございます。 松戸駅構内のバリアフリー工事につきましては、平成29年7月より工事着工されました。 工事内容につきましては、エレベーターを各ホームに新設すること、3・4番ホームと5・6番ホームのエスカレーターを移設及び増設すること、そして多機能トイレを新設することとされております。 したがいまして、議員御質問の松戸駅改良事業に伴う南側の出入口につきましては、改札内コンコースの拡幅整備、改札外自由通路を一本化し幅14メートルを確保、1・2番ホームへのエスカレーターの増設などの駅全体の改良とともに、駅ビル建設時に行う内容となります。 これらの整備につきましては、JR東日本によりますと、現在計画内容や工程について見直しを行っており、引き続き検討を進めていると伺っております。 本市といたしましては、駅ビル南側の出入り口のあり方を含め、今後も引き続き、松戸駅が快適に御利用いただけ、松戸駅周辺の活性化につながるよりよい駅となるよう、駅全体の確実な整備及び早期の実現に向けて要望し、JR東日本とともに検討してまいります。 続きまして、駅構内の工事の進捗状況につきましては、平成30年度末に3・4番ホームと5・6番ホームのエスカレーターの供用開始を目指しており、現在はそのエスカレーターを設置する場所にある施設の移転工事を行っている状況と伺っております。その後、31年度末には全ホームのエレベーターの供用開始を目指していると伺っております。 なお、この工事におきまして、ホームドアの設置は予定されておりません。 JR東日本によりますと、ホームドアにつきましては、現在、平成32年度末までをめどに山手線や京浜東北線等の駅を中心に整備する計画で進められており、松戸駅につきましては、特段、整備計画は示されておりませんが、本市といたしましては、ホームドアの整備は、視覚障がい者等の駅利用者の安全を確保する上で不可欠と認識しておりますことから、千葉県や関係自治体と連携しながら、JR東日本に対して毎年度要望活動を実施しております。 特に、昨年10月27日に実施した要望では、松戸駅等の利用者10万人以上の駅についてホームドアの整備計画を策定していただくよう要請しており、今月23日にも改めて松戸駅へのホームドア設置等を要請する予定でございます。 また、本市では、ホームドアを含む鉄道駅のバリアフリー設備に対しましては、整備費用の3分の1を上限として補助金制度を設けておりますことから、JR東日本より整備の意向が示された際には、本市も積極的に支援してまいりたいと存じます。 最後に、松戸駅東口のエスカレーターにつきましては、議員御質問のとおり、エレベーターが設置されているものの、エスカレーターが設置されていないことから、お年寄りやお子様連れの方々につきましては、御不便な状況であることを認識しております。 本件につきましては、平成28年12月定例会にて御案内のとおり、27年6月に策定いたしました松戸駅周辺まちづくり基本構想では東口デッキは、松戸駅を中心として、江戸川と相模台の新拠点ゾーンを結ぶシンボル軸の一部と位置づけられており、再開発等に合わせてデッキのバリアフリー化や周辺建物への接続や延伸を行うこととしております。 そのため、東口へのエスカレーターにつきましては、デッキ網や回遊性の強化を図るためにも、駅周辺における再開発等による建物の更新時に合わせて適切な箇所に設置できるよう検討してまいりたいと考えております。 続きまして質問要旨(2)新バス路線計画についてでございます。 東京外かく環状道路につきましては、議員御案内のとおり、平成30年6月までに開通の見通しとなっております。 御質問の東京外かく環状道路を使用した高速バス路線の計画についてでございますが、これまでに多くの議員の皆様から御要望をいただいてまいりました。本市といたしましても、市民の皆様の交通利便性の向上が図られる重要な施策であると認識しておりますことから、東京外かく環状道路開通に合わせた高速バス運行の実現について、バス事業者に要望を重ねており、昨年12月にも松戸駅から羽田空港間の高速バスの早期実現について要望をいたしたところでございます。 バス事業者からの回答といたしましては、松戸駅西口と羽田空港を結ぶ高速バスの運行については、需要の見込める路線として捉えており、実現に向けた検討を行っているとのことでございます。他の路線につきましては、千葉市への運行計画は今のところ予定がないとのこと。また、浦安市のディズニーランドへは既存バスロータリーが飽和状態であり、新規乗り入れが困難であることの説明を受けております。 今後におきましては、松戸駅から羽田空港間の高速バス運行の実現に向け、バス事業者と協議を継続してまいりますとともに、高速バス路線の拡充について要望してまいりたいと存じます。 次に、イの東京外かく環状道路の完成による市内の交通渋滞とその対策についてでございますが、本市では、平成23年度に松戸市の都市計画道路を対象とした交通量調査、推計を実施しており、議員御質問の国道6号につきましては、11か所の交差点にて行っております。 平成23年度時点での東京外かく環状道路付近の国道6号においては、1日当たり約5万台から6万台の交通量で慢性的に混雑している状態であり、その車種の内訳は、小型車が約7割、大型車が約3割となっております。 東京外かく環状道路及び一部の都市計画道路が整備されることにより、周辺道路においても交通の転換が図られ、約1割から2割の交通量の減少及び混雑の緩和が見込まれております。また、東京外かく環状道路開通前後の交通状況の変化につきましては、国土交通省でも交通量調査等を行い、把握していく予定と聞いているところでございます。 本市といたしましても、より多くの方々に安全に快適に道路を利用していただけるように、国土交通省と協議、検討してまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔平野昇生涯学習部長登壇〕 ◎生涯学習部長 質問事項2.スポーツ振興について御答弁申し上げます。 スポーツの振興としましては、いつでも、誰もが、どこでも気軽に参加できるスポーツを生涯スポーツとし、現在進めているところでございます。 その一つに、議員御案内のパークゴルフがあります。パークゴルフは、木製のクラブでプラスチック製のボールを打ち、地面にあけたカップを狙うスポーツで、ゴルフのような高い技量を必要としない手軽さから、高齢者を中心に多くの方に親しまれております。 パークゴルフは、地面にカップ穴をあける必要があることから、専用コースで行われている状況がございます。 市民の皆様が気軽に楽しみ、健康増進に寄与できるさまざまな生涯スポーツはこれからますます広がっていくものと考えております。しかしながら、それらを全て網羅する専用の施設を確保することは非常に難しいと考えているところでございます。 したがいまして、議員御質問のスポーツ振興につきましては、現在あります施設を工夫し、一つの種目に特化するのではなく、市民のさまざまなスポーツに触れられる環境づくりを進め、市民誰もが生涯スポーツを始めとしたスポーツに気軽に参加できる環境づくりを図ってまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔桜井秀三議員登壇〕 ◆37番(桜井秀三議員) 御答弁ありがとうございました。 再質問はありません。要望を述べさせていただきます。 東京外かく環状道路の答弁ですが、松戸市の交通状況が激変すると、私は2倍近くの渋滞になるんではないかと心配しておりまして、柏市の国道6号、右半分の高柳地区あたりから鎌ヶ谷市からも6号や市川市、国分の入り口、外環道路に集中するのではないかと、特に高塚新田交差点の渋滞が中山競馬場の前のような状態になるのではないかと危惧するところです。 答弁では、二、三割渋滞が減る見通しと理解しているようでございます。私も減るほうを期待しておりますが、4車線、入るほうも出てくるほうもどうなるかわかりません。この期間に、6号はもちろん、松戸市全体の交通需要を調査研究して、信号時間や右折路線の必要な箇所等の研究、対応していただきたいということを要望いたします。 スポーツ振興については、元気な高齢者がたくさんいる松戸をもっとアピールしてもらいたいと思います。家でのんびりこたつに入っているのが一番体によくないそうでございます。外に出て歩け歩けが健康にいいそうで、ぜひもっといろんなスポーツの振興をアピールしていただきたいと思います。 松戸駅の改良計画ですが、何度も聞いていますが、やっと先が見えてきて、駅ナカのエスカレーターやエレベーターの1年後、2年後の完成予定が楽しみです。駅のホームドア設置はまだまだ先のようです。そして、肝心の駅舎の東口エスカレーターの予定が具体的ではありません。構造上の問題とかいろいろあると思いますが、一番大切なことがまた遅れるようで残念で仕方ありません。引き続き検討をお願いしたいと要望いたします。 さて、千駄堀の新駅についてですが、地権者が400人以上いる、説明するだけの大変だと思いますが、松戸市が音頭をとって、東松戸の駅前のように土地区画整理組合をつくって、また、チバリーヒルズをつくるんだとか、責任は組合にあるとしても、またずるずる何度も補助金をつぎ込むような、松戸市の財政を圧迫し、また同じことをやるのか、どう松戸市はかかわっていくのか、心配です。 まさか、空いている土地を松戸市が借りて、借地料をお支払いしますというようなことにならないよう、相続問題、売却しなければならなくなったときの路線価格で買い取るような約束だけはしないでいただきたいと要望いたします。 最後に言いたいことでございますが、本年度も大きなプロジェクトの調査研究費が目白押しです。お金が幾らあっても足りません。相模台への市役所本庁舎、市民会館、図書館の移転に何百億円かかるかわかりません。先ほどの質問者によると、1,500円億円ぐらいかかるかもしれないというようなびっくりするような数字も出てきますが、私は、松戸市が今やらなければならないことは、常盤平団地をどうするか、その再生のために、官民、議員が一体となって知恵を出し合って市民のために働かなければならない、これが一番先だろうと思います。 本郷谷市長は、3期目の4年間を続けたいとおっしゃっていますが、4年後に松戸市が破産している可能性があると言われています。日本中の、そして私ども議員も笑い者にならないように、ぜひ慎重に、冷静に足元を見て行動していただきたい、こう思います。本郷谷市長は名古屋市に帰るところがあるわけでございますが、ほかの人は、ずっとこの松戸市に住み続けなければならない方も多いわけです。借金で松戸市が潰れてかわいそうと同情されたくはありません。そんなことはないと思いますが、ぜひ市議会もしっかりと目を見張って、議会としての責務を果たし、チェック機能を果たしていこうではありませんか。 あのときの市議会議員は何をやっていたのかと後の議員に言われないよう、議会と職員、そして市長とよく冷静に事を進めたいと思い、以上、私の質問とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○深山能一議長 次に、大橋博議員。     〔大橋博議員登壇〕 ◆17番(大橋博議員) 皆さん、こんにちは。何度でもやってみる大橋博です。 早速質問に入ります。◇質問事項1.東松戸まちづくり用地活用事業につきましては、重要課題と認識しており、地域住民の方々も大変関心を持っておりますので、これまでも再三にわたり進捗状況の確認を含めた質問や要望を述べてまいりました。 今回は、本年1月11日に公表された事業案の中で、建物の設計及び構造についてお聞きする予定でございましたが、すり合わせの段階で、まだ検討中とのこと。よって、今回も同じく要望を述べさせていいただき、地域の皆様が待ちに待った公共施設整備の後押しができればと考えております。 さて、当該事業は、公民連携型の事業手法による成果を期待し、公募型プロポーザル方式によって事業者を募ってまいりましたが、1事業者からの提案がありましたので、昨年12月25日に公開プレゼンテーションと東松戸まちづくり用地活用事業プロポーザル審査委員会を併せて開催し、本年1月11日に優先交渉権者の公表がありました。 事業者提案の内容に対しましては、現在もいろいろな御意見があると聞き及んでおりますが、執行部におかれましては、少しでも早く地域の皆様に喜んでいただけるような公共施設が整備されるよう、検討協議を進めていただきたいと思います。 また、予定では、躯体に関しては鉄骨の柱とはりを固定し、いわゆる額縁工法、ラーメン構造でございますが、鉄の特性上、音が響く、火災時には熱で一気に柱が倒壊するおそれがある、小さな地震でも揺れを感じやすいなどのデメリットがありますので、公共施設には採用されておりませんでした。今後、設計段階において十分に留意されるようお願いいたします。 また、東松戸まちづくりにかかわる五香東松戸バス路線延伸につきましては、マブチ南側交差点改良についての予算が計上されました。併せて御期待申し上げます。◇次に、質問事項2.安全・安心なまちづくりについてでございますが、前定例会終了後、松飛台交番管内における安全対策につきましては、迅速に対応していただいております市民部長をはじめ執行部の皆様に感謝申し上げます。 さて、今回は、施政方針でも述べている松飛台第二小学校通学路において最も危険な五香一号踏切についてお聞きします。 議員就任以来、多くの地域の皆様より改善要望があり、平成26年4月に要望書を提出後、舗石ブロックの拡張及びグリーンのライン引きなどを施していただきました。ありがとうございます。 その後、さらなる対策として、道路に合わせた踏切の拡張を松戸市防犯協会、地域町会長連名で要望してまいりました。今回、平成30年度予算額2,000万円計上していることから、ようやく動き出した感のある五香一号踏切の改良について、鉄道事業者との協議や今後のスケジュールについてお聞かせください。 次に、質問事項3.市立病院経営について、質問します。 前定例会まで経緯を述べさせていただきましたが、建築工事については、平成26年度より再三にわたり減額の要望を述べてまいりました。 そこで、平成27年12月着工からは、幾度となく現場へ出向き、病院事業建設事務局の職員とともにチェック機能を果たしてまいりました。 先般の市立病院検討特別委員会において、病院事業建設事務局の説明で心配していた高圧線、いわゆるシールド対応にて範囲及び単価を調整、さらに、私がぜいたく品であると指摘した電動カーテンを清水建設からの寄附になったこと。ナースコール見守りカメラも台数単価などを調整していただき、さらに平成26年10月に、中川英孝委員長を始め、委員の皆様方の附帯決議もあり、約1億2,000万円減額できたことに感謝申し上げます。 病院事業建設事務局の職員の皆様、お疲れさまでございました。 さて、病院経営については、今回は時間の都合上、端的に伺います。 全国でも異例の赤字垂れ流しの松戸市立総合医療センターが、ついに赤字補正予算が通過し、一般会計からの繰り入れが全国でも異例な50億円を今年度超えてしまいました。 そこで、質問(1)今年度の松戸市一般会計からの繰り入れが50億円を超えてしまった赤字経営状況を市長としてどのように責任をとるのか、今度こそ明確な御答弁よろしくお願いいたします。 次に、(2)新病院の医療機器の入札状況について伺います。 医療機器の入札については、昨年9月定例会、12月定例会にて何度も申しましたが、予定価格を公表していないにもかかわらず、100%落札が大半を占めております。 しかしながら、病院事業管理局長答弁で、予定価格の事前公表が実施できるよう進めてまいる旨の御答弁をいただき、これで少しでも削減ができ、官製談合の疑いがなくなると思い、改めて残りの入札状況を議会事務局を通して資料請求したところ、不思議なことに、私にはもう情報が出せないとのことでありました。やはり、入札は不正だったのでしょうか。 そこで伺います。 昨年9月・12月定例会を前に資料請求をして、予定価格を含む結果を公表したにもかかわらず、なぜ今回は公表しないのか。また、前定例会の病院事業管理局長答弁は虚偽であったのか、虚偽であれば、市民にまず謝罪をしていただきたい。 以上、1回目の質問です。御答弁よろしくお願いします。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔宇田川玉行建設部長登壇〕 ◎建設部長 大橋博議員御質問の質問事項2.質問要旨、五香一号踏切拡張に伴う進捗状況について答弁申し上げます。 当該踏切は、松戸市立第四中学校の南東に位置し、両端の道路幅員が8メートルと6メートルで、いわゆるボトルネックとなっていることから、自動車が譲り合いながら交互通行している現状でございます。 議員御案内のとおり、松戸市立松飛台第二小学校の通学路となっていることもありまして、踏切道の拡幅など、安全対策につきましては、地元議員をはじめ、松戸市防犯協会や近隣住民により多くの御要望をいただいており、過去には、側溝対策として、踏切内歩道のカラー舗装などを実施してきた経緯がございます。 本市といたしましても、片側の6メートル道路を8メートルに拡幅することができれば、踏切道を拡幅することが可能となるため、関係地権者に計画について説明し、協力を依頼した後、鉄道事業所である新京成電鉄に事前協議を申し入れたところ、平成29年3月10日に前向きな回答をいただいたところでございます。 今年度は、市が道路拡幅に必要な測量や予備設計を実施しており、来年度は新京成電鉄が踏切拡幅の設計を進める予定となっております。 以上、答弁といたします。     〔山浦晶病院事業管理者登壇〕 ◎病院事業管理者 大橋博議員御質問の質問事項3.市立病院経営問題についての(1)松戸市立総合医療センターの赤字経営状況を市長としてどのように責任をとるのかについて、病院事業管理者として御答弁申し上げます。 議員御案内のとおり、先般、病院事業会計補正予算第2回におきまして、市立総合医療センターへの9億5,000万円の赤字補填を含む内容をご審議いただいたところでございます。 平成29年度は、松戸市立総合医療センターへの移転の影響もあり、当初予算におきまして、予算書第4条予算で例年にはない新病院建設に関する出資金が約8億6,000万円含まれております。この4条予算と今回の補正予算の基準外繰り入れの大幅な増額は、当該年度に限られるものと考えております。 また、東松戸病院・梨香苑を合わせた3施設、病院事業全体での繰り入れの総額が50億円を超え、一般会計に負担していただくことに関しましては、議員の皆様に苦渋の決断を迫ることとなりましたことは十分認識しているところでございます。 今後につきましては、議員をはじめ多くの皆様方の御理解、御協力のもと開院いたしました松戸市立総合医療センターの経営を安定させるべく努力いたしてまいりますことを申し上げ、御答弁とさせていただきます。     〔加藤肇病院事業管理局長登壇〕 ◎病院事業管理局長 大橋博議員御質問の質問事項3.病院経営問題について、質問要旨(2)新病院の医療機器の入札状況について伺うについて2点の御質問がありましたので、順次御答弁申し上げます。 まず1点目、昨年の9月・12月定例会前に資料請求をして、予定価格を含む結果を公表したのにもかかわらず、なぜ今回公表しないのかにつきましては、9月及び12月定例会前の議会事務局を通した議員からの一般質問作成準備に寄与する資料請求については公表には該当しないとの認識から提供したものでございました。 その後、議員個人への資料提供は公表に相当するものと認識を改め、松戸市入札結果等公表に関する事務取扱要綱の物品購入に係る入札結果等の公表に関する事項の物品購入の予定価格については公表しない規定に照らし、今回、議会事務局を通して議員に提供した資料には、予定価格についての記載は控えたものでございます。 次に、2点目の御質問につきましては、12月定例会において予定価格の事前公表が試行的に実施できるよう現在進めておりますと答弁したところです。 予定価格の事前公表のメリットは透明性が高まることとされており、議員から御心配をいただいている情報漏れの疑念が解消できるのであればとの思いから、病院独自の予定価格の事前公表に関する試行実施要領を作成すれば実施できるのではと、実施の可能性について検討を進めておりました。 しかしながら、大橋博議員と医療機器購入費の削減については考えを同じくしているところですが、削減の可能性があるのは予定価格を公表しない入札であると考え、予定価格の事前公表は断念するに至りました。 現在、入札結果は、ホームページに、松戸市入札結果等の公表に関する事務取扱要綱に即した内容で入札経過書により公表しているところです。 大橋博議員御心配の入札の透明性の観点から、今回の新病院の医療機器購入が公正な入札による結果であることを御覧いただけるよう、予定価格につきましての事後の公表ができるよう検討しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上、御答弁させていただきます。     〔大橋博議員登壇〕 ◆17番(大橋博議員) 質問事項2.五香一号踏切について、前向きな御答弁ありがとうございました。 当該踏切は、松戸市立第四中学校、松戸市立松飛台第二小学校の生徒が通う大変危険な箇所であることを御認識していただき、今年度、予備設計、来年度、新京成電鉄が踏切拡張の設計を進めてまいるとのこと、長年にわたる松戸市防犯協会及び地域住民の要望が実現しそうであります。 建設部長をはじめ職員の皆様におかれましては、大いに御期待申し上げますとともに、来年度実現に向けてよろしくお願いいたします。 質問事項3.市立病院の経営問題については、病院事業管理者、あなたには聞いていないんですよ。市長は職員に責任転嫁しているようですので、再質問いたします。 本郷谷市長、先週1日にあなたは3期目に向けて出馬表明をいたしました。大事な選挙の争点となりますので、あなた自身で答弁してください。よろしいですか。 質問を変えます。 市長は、施政方針で、松戸市総合医療センターを豪語していましたが、病院のずさんな経営を隠し、今後も採算度外視で市民の税金をつぎ込んで赤字垂れ流しのまま経営を維持していくのか、御自身のお考えをお聞かせください。 次に、医療機器の入札状況です。 昨年9月、12月定例会には、資料請求して予定価格を含む結果を公表していたのに、なぜ今回は公表しないのかについては、議会事務局を通した議員からの資料請求は公表には該当しない。 さらに、昨年12月定例会で予定価格を公表するよう進めると言いましたが、今回、公表には該当しない認識になった。また、驚いたことに、圧力がかかったので、資料を出さずに済む方法はないかと思いついたのが松戸市入札結果等の公表に関する事務取扱要綱、これです。 これは、昭和57年、よく見つけましたね。約40年前、よろしいですか。鉛筆15円、ノート30円、誰でもわかる定価のものは出さなくてもいいですよということなんですよ、これは。漫才をやっているわけじゃないですから、真面目に答弁をお願いしますよ。 改めて言うまでもありませんが、地方自治法に規定されているように、議会の権限は大きく分けて四つあります。1、議決権、2、選挙権、3、執行機関に対する批判監督権、4、自律権であります。 とりわけ、議会としての重要な任務は三つ目の執行機関に対する批判監督権、いわゆる議会が行政に対するチェック機関としての機能をどのように果たしていくかという問題であります。 議員が代表質問、一般質問をしたり、当局の提案した議案を審査する場合に欠かせないのが関係する資料の閲覧であり、分析であります。これまで、当局に対し、一般的な資料の請求と同時に、当局が保管する公文書の写しを請求し、提供を受けることは当然のこととされております。 よって、本件に対して、現在、私は、専門家と争いの準備を進めているということを申し述べておきます。 私の記憶が正しければ、昨年10月26日、新病院開設課に資料請求確認したところ、大橋博議員に渡すとマスコミにリークされるからと疑うような言葉が返ってきました。申しわけありませんが、市民には知る権利があるんですよ。 そこでお聞きしますが、今回入手した資料によると、予定入札が終わり、削減はわずか約6%、金額にして約2億9,000万円、最低でも5億円以上削減しなければ不正であると指摘してまいりましたが、予定の期は全て終わっているにもかかわらず、新しい機器を購入しようとしていることは本当でしょうか。 残額約6%の金額をさらに使うということでよろしいですかと再質問する予定でしたが、まともな答弁が期待できないため、次回、根拠を持って質問をします。 議員に対して地方自治法を無視する職員、これは任命責任が市長にあります。今、専門家もネット中継を御覧になっておられます。行政のトップとしてどのような対応をとるのか、御答弁をお願いします。 以上、市長への再質問2点、御答弁をよろしくお願いいたします。     〔本郷谷健次市長登壇〕 ◎市長 大橋博議員の質問に対してお答えいたします。 今、市立病院は12月27日に新病院が立ち上がりました。これは、松戸市立総合医療センターということで、市民の皆様方の負託、そして、議員の皆様方の支持のもとに立ち上がることができました。今、病院部門にとって一番大切なのは、この病院を健全にしっかりと立ち上げることが一番大きな市民に対する責務だというふうに考えております。     〔加藤肇病院事業管理局長登壇〕 ◎病院事業管理局長 再質問にお答えいたします。 議員個人の情報請求についてでございますが、市議会議員の方からの資料請求については、執行機関として迅速に対応しているところです。 議員への情報提供については、定められた範囲内で対応していると考えております。 御理解賜りたいと存じます。     〔大橋博議員登壇〕 ◆17番(大橋博議員) 御答弁ありがとうございました。 よくわからない答弁でしたが、赤字垂れ流しのまま存続していく覚悟だと私は受け取りました。 議員を無視する職員の対応については、市長ではなく、局長、今の答弁でよろしいんですね。後日、専門家のほうから通知が行きますので、よろしくお願いいたします。 今、松戸市はおかしなことばかり起きています。保育士問題で中身ががたがたなのに子育てを標榜する、できもしない千駄堀に新駅をつくるとか、健康福祉会館を信じられない金額で買い取ったり、その他、まちづくり基本構想新拠点ゾーン、東松戸、常盤平など、全部で1,000億円以上かかります。全く頭がくらくらします。 市長は、優先順位も何も語らず、選挙のためなら、今回も市民をまやかして当選するおつもりですか。 特に、新駅については、すぐできると勘違いしている市民が多く、おおよそ500億円以上かかるであろう新駅は、10年、いや、20年先までできないと私は断言しておきます。 市民クラブ大井知敏議員も代表質問で述べましたが、市長は、議会も大事だが、それよりも地権者のほうがもっと大事、企業がもっと大事、これほど議会、市民を愚弄する首長はほかにいるでしょうか。 市長、松戸市民はそんなに馬鹿ではないですよ。 病院事業管理者におかれましては、このように、これから将来に向けて松戸市は多くの予算が必要になることを御理解ください。 さらに、市民のための行政サービスは多岐にわたります。松戸市職員、教育委員会の皆様は、今も、人知れず業務に励んでおります。特に、この議場にいる市長以外の幹部の方々が一人でもいなくなると、市民が困ります。しかし、病院事業管理者がいなくても、市民誰一人困ることはないんです。わかっておられますでしょうか。 病院を立て直す意味から、心苦しい選択をするならば、もう辞めていただきたい。 今回、少なくとも赤字繰り入れの責任をとって、病院長は交代させていただきたいと考えます。 さらに、病院事業管理者には責任をとっていただき、市民に謝罪していただきたく要望します。 松戸市の借金は、平成22年、川井前市長から本郷谷市政にかわり、現在までに292億円の増、約1,185億円の借金、さらに、特別会計約549億円、企業会計約268億円、そのうち病院事業会計約251億円で、借金トータル2,000億円を超えてしまい、将来の子どもたちに借金を残すこととなりました。 しかし、私は諦めない。今度こそ、心ある松戸市民とともに松戸市政を立て直したい、そう思っております。 最後に市長に申し述べます。財政立て直しのため、いよいよ決着をつけなければならない。6月の市長選で市民の審判を仰ぎましょう。 以上、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○深山能一議長 次に、山中啓之議員。     〔山中啓之議員登壇〕 ◆16番(山中啓之議員) 皆さん、こんにちは。 和んだところで、市民力の山中啓之が質問させていただきます。 さて、代表質問の初日に、文化、スポーツに貢献した方々への市議会表彰がありましたが、昨日行われました第40回千葉県民マラソンにおいて、ハーフの部で本市職員が優勝されました。 本日の千葉日報12面の大きな写真入り記事の中に、向かい風が強かったとありますけれども、まさに市役所も逆風の強い状態ですので、市長や職員は、ぜひこういった部下にこの姿勢を学んで打ちかっていただきたいなというふうに思いました。 行政改革に対する役所への思いを込めて、私も一句詠みたいと思います。 春うらら子育て以外も力込め。というわけで、既に判明したことが多いため、また、歌に費やした時間を捻出するため、絞って質問させていただきます。◇1.市長の政治姿勢について、(1)減らすことに焦点を当てた行財政改革について、アのみ伺います。 先日の市民クラブの代表質問を、私、うなずきながら聞いていました。特に、公共施設再編における持続可能な政策方針の不可欠性と公共施設再編課の強い権限により肥大化のストッパー役の必要性は、かねてよりごもっともと感じております。 さて、質問は縷々通告させていただきましたが、重複を避けて伺うため、細かく項目は分かれそうでしたので、1問にまとめました。 伺います。 減らすことに焦点を当てた行財政改革について、公共施設再編の基本姿勢に、市長は、次に私が掲げる6項目は入っておりますでしょうか。 1、基本計画策定を待たずしており施設増は控えること。2、基本計画策定には必ず抑制目標、つまり数値を設けること。3、基本計画の策定は平成30年度とありましたが、次年度は市長選挙や市議会議員選挙などもあります。基本計画策定を30年度の早期に行うこと。4点目は小さく三つありますので、4、5、6と分けます。4点目は、施設の5割を占める学校関係施設、教育関係施設は集約、削減、複合化を決める際、児童推計数などは、人数などは、市の独自の目標値ではなく、国立社会保障・人口問題研究所など広く社会で通用しているものを基準に用いること。五つ目、また、施設の半数を占める全小中学校、市立高校全てを集約、削減、複合化の対象として考えること。そして、6点目、市民に理解をいただくためにも、期待先行型を脱却し、個々の施設の建設費などの金額の概算プラス送料を今までより早く、算出、公開し、市民に目安が、比較検討がわかりやすくできるようにして決定プロセスの妥当性を果たすこと、説明責任を果たすこと。 この六つが含まれるべきだと考えられますが、市長のお考えにこの六つ、含まれている場合のみお答えください。 イは割愛いたします。 (2)本郷谷市長の2期を通じた政治的行動について、以下に具体的に伺います。 ア.最も達成できなかったことは何と認識していますか、一つだけ答弁を求めます。 イ.8年間を振り返り、自分の中で最も反省されていることは何ですか。これも最もですから一つだけ伺います。 ウとエは関連性がございますので、一括して答弁を求めます。 先日出馬表明をされました市長は、前議会での私の質問時には出馬表明はお答えいただけなかったので、過去2回とも自分なりに熱心に応援させていただいた者としましては、応援していたかどうかに関係なく、敵味方関係なく、聞かれたら、時期が来たらお答えになるという、それが市長の公平感なんだなと理解させていただくことにいたしました。 市議会議員時代、今はなき民主党議員でした本郷谷氏は、市長に無所属でなられました。そして、なったのはともかく、その後は、市長としての振る舞いとして、公用車を使っての特定の自由民主党の千葉県議会議員候補の応援に駆けつけたりしていらっしゃいました。それを議会質問で取り上げた議員により、きょうは、川井市長時代に追及を重ねていた、ついに、あんなに責めていた自民党へ参入したのかという質問まで飛び出し、驚きを隠せません。最初は、威勢のいいことを言って政界に飛び出すも、後にころころ立場を変える政治家や、結局は長いものに巻かれていく政治家は別に珍しくないとも言えますが、よりによって、自分が応援した人からそんな人が出るというのは非常に耐えがたいというのが率直な気持ちであります。 当選時の所信や立脚点こそ、本郷谷氏は堅持すべきと考えます。 1点伺います。 最近、市民の中から本郷谷氏を取り巻く人たちが変わったわねという声をよく聞きます。当初応援してくださった方々の市民離れなんじゃないかなと老婆心ながら気にしておりますが、政治姿勢で最も変化したと内面で思われていること及び、それに伴い、6月の市長選に向けて客観的に見て反映されているだろうなと思われることを1点のみ教えてください。長い解説は要りません。◇2.新松戸のまちづくりにつきまして。 役所のやっていることに不可解な点が多いため、手遅れにならぬうちに、先の12月定例会に続き、これまでのやりとりを全て踏まえて伺います。 けさ、議場に入る1秒前に答弁案をいただきましたので、事前に市民の方にお渡しした原稿を読まずに質問することをお許しください。質問要旨は、その範疇の中でやらせていただきます。 ア.3点同時に接続するという新松戸七丁目(けやき通り)の神明堀、いわゆるC点地点の接道について、合意がどれほどとれているかという点について細かく伺います。 1番目です。 3点同時に接続して供用することが決定というのは、結局、道路ネットワーク整備計画において、整備年度を精査していく中で決定したということで間違いないですね。イエスかノーかでお答えください。これが1点目、イエスかノーかでお答えください。 2点目もイエスかノーかで答えてください。 市職員以外でこの道路ネットワーク整備計画にかかわった人はいない。区画整理事務所と流山市役所の方はちょっとかかわっていますけれども、要は、市民の参画はなかったということでいいですね。イエスならばイエス、ノーならばノーと答えてください。 3点目、そもそもこのネットワーク整備事業での決定に対し、住民の合意がとれていなかったのではないかと考えます。合意形成については、一定の御理解はいただいていると考えておりますが、十分じゃないというような御答弁だと思いますが、そういう理解がよろしいでしょうか。これは、言い方を変えれば、つまり、神明堀の架橋建設をすることの合意形成が達成されたということは意味していないというふうに理解してよろしいでしょうか。これが3点目。 4点目、なぜ3点同時かというような質問に対して、決まって、こういう答弁をされます。1地区826号に交通量が集中し、大変危険な状況となっており、この状態を解消することが急務であると。ならば、たとえ秋の信号機設置後になっても、いわゆるA地点の試験開通を行い、C地点の神明堀開通よりは少なくとも優先すべきと考えますが、なぜA地点の混雑解消というもう既に起きている現実に対して、どちらも混雑するからという役所の、それも独自調査による予測、仮説ですね。仮説にこだわって、そうもかたくなに再三出てきている態度を変えないんでしょうか。そこが不可解なんで教えてください。この役所のかたくなな姿勢こそが、神明堀架橋に賛成しない住民の方のしこりを、合意がとれない状態を続けているんだと私は思っています。そうすると、恐らく、答弁では、A地点よりB地点の沿道の方々の気持ちを酌んでとか、また、3点同時供用でしか開通ができないみたいな話をされているので、それをおっしゃるのでしたら、町会などの要望ももちろんあったでしょうけれども、私が平成21年12月7日に一般質問をさせていただいた町会以外の個人の方々の声なき声も聞くということはどこまでされたのか、併せて教えていただきたいものです。どうぞお答えください。それでは4点目です。 5点目は要望にしておきます。 土地区画整理事業の換地処分により全ての道路が供用されると、さらに車が生活道路の流入する可能性が高くなると考えられる。このことから、新事業進捗に合わせて平成30年度に基幹となる道路ネットワーク整備の必要性ありと判断したとよく言われますが、今言ったことは全て接道に賛成派がメーンのような一方的な見解と説明であり、反対派や慎重派の人は、これでは到底納得できないどころか、より火に油を注ぎ、禍根が強まると考えますので、まず、このような一方的な判断及び姿勢は直ちに改めていただきたいと要望いたします。5点目は要望です。 6点目、これは質問です。5点目の質問です。 合意形成については一定の御理解をいただいていると考えていますが、今後も丁寧な説明をしながら考えてまいりたいと思いますというふうにも再三言われていますが、先ほど3問目で聞いた神明堀を含む基幹となる3か所の接続については一定の合意が得られたと判断していますか。イエスかノーかでお答えください。 そして7問目、もしイエスならば、今後も丁寧な説明をしながら進めていきたいというのは矛盾すると思います。誰に何の説明をするんですか。もしもノーと言うのならば、では、なぜ架橋建設に踏み切ろうとしているんですか。要は、前々代から続く市長の約束を本郷谷市長は破ろうとされているんじゃないでしょうか。 いずれにせよ理解できませんので、論理矛盾なく、ワンパッケージでこの接道を捉えていることに固執する理由を、自然に理解しやすい言い回しでの御説明をよろしくお願いいたします。 本日は、関係者の方も傍聴に見えていらっしゃるそうですね。よろしくお願いします。 そして、次にイです。イは、議会に正式な3月定例会の当初予算説明前に、既に新聞報道等で補正予算の話が出ているということを問題視しておりますが、小さい丸ポツが三つありますけれども、最初と最後を除いて、真ん中のこの情報の発生源はどこと考えるかだけに絞ってお聞きします。 情報は、一番最初にどこから出たと思いますか。心当たりはありますか。もしあればお気持ちを教えてください。ないのならば、でたらめな記事に対して市はどうすべきとお考えになりますか、教えてください。 この1点だけで結構です。長い答弁は要りません。◇次に、大きな3.参政権の尊重については、時間の関係上、割愛いたします。◇4.本市の外国人在留者への対応についてでございますが、近年増加する外国人在住者について、言語や文化の違いによる住民トラブル等にどのような形でどう対応しているかということを通告させていただきました。この点に関しては、今期からヒアリングの中で、庁内を横断してネットワークチームをつくっていただいて作業を始めるということが判明しましたので、御答弁は要りません。よろしくお願いいたしますという要望にかえさせていただきます。 大きな1番と2番にのみお答えください。よろしくお願いします。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔本郷谷健次市長登壇〕 ◎市長 山中啓之議員御質問の質問事項1.市長の政治姿勢について御答弁申し上げます。 まず、最も達成できなかったことに関しては、総合戦略の4本柱の四つ目、雇用や経済活性化の課題につきましては、北部市場跡地に大型商業施設の立地計画がある一方、今月、伊勢丹松戸店が営業を終了するなど、十分にその課題を達成できていないという認識を持っております。 雇用や経済活性化という課題の解決に向けましては、もっとうまい方法はなかっただろうかという反省の念もございます。 次に、内面の変化に関しての御質問ですが、私の任期中には東日本大震災もございました。災害対応のほかにも、この8年間、日々、次から次へと発生する現実の課題について、市長としての判断、意思決定が求められてまいりました。これは、市長就任前と現在の一番の違いだと思っております。 また、就任前とは比較にならないほど、市長として毎日たくさんの方々とお会いする機会をいただいており、皆様方からさまざまなお立場やお考えにより、多種多様な思いを聞かせていただけるようになりました。自身の内面の変化を一言であらわすのは難しいですが、こうした日々を重ねていくことが今日の私を形づくっていると考えております。 以上、私からの答弁とさせていただきます。     〔小林邦博総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長 質問事項1.市長の政治姿勢について、質問要旨(1)アの6項目の御質問について一括して御答弁申し上げます。 本市におきましては、人口ビジョンにおいて、人口50万人程度を維持する政策を掲げさせていただいておりますので、現状の公共施設サービスの機能は極力維持していかなければならないと考えております。 しかしながら、人口が維持された場合においても、長期的には、年少人口、生産年齢人口の減少や社会保障費の増大が見込まれますので、公共施設サービスを安定的に維持していくためには、施設のライフサイクルコスト、維持管理コストの縮減を行う必要性があると強く感じております。 議員御案内のとおり、本市では、高度経済成長期に、公共施設を集中的に整備してまいりましたので、やがて、順次、耐用年数を迎え、多額の財政負担が生じることが見込まれております。 来る公共施設の更新時期に備え、平成27年7月に策定した松戸市公共施設の再編整備基本方針、29年3月に策定した松戸市公共施設等総合管理計画に基づき、30年度を目途に、松戸市公共施設再編整備基本計画の策定をし、公共施設の再編整備や効率的な維持管理運営に努めるとともに、市民の皆様への情報発信に努め、合意形成を図り、本市の明るい将来像に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 策定のスケジュールといたしましては、本年12月定例会の会期中に議会に対しまして基本計画案はお示しさせていただき、パブリックコメントを経て、来年の3月ごろになりますが、公表させていただきたいと考えております。 基本計画の策定に当たりましては、先の大井知敏議員からの代表質問に答弁いたしましたが、このたび、「公共施設再編問題の検討状況と残された課題」と題して、松戸市における公共施設再編の方向性のたたき台をまとめさせていただきましたので、松戸市公共施設再編整備推進審議会にお示しし、御審議いただきたいと考えております。 抑制目標や数値の設定につきましては、今後、明確に表記するべきか否かも含めて御審議いただくことになりますが、基本計画では、短期的・中期的な取り組みを中心に、今後、10年程度の方向性を整理させていただくとともに、モデル地域における再編プランも示していきたいと考えております。 その後、各施設を所管する部署が基本計画に基づき、おのおのの施設や機能の適正規模や適正配置を考慮した個別のアクションプランの作成に取りかかり、より具体的で実効性の伴うプランをつくり上げていきたいと考えております。 人口減少克服のため策定した松戸市総合戦略によるさまざまな政策の効果として、年少人口が社会増となっており、今後10年程度は現状維持から相当数の増加が見込まれると推測しており、白書の見直しのたたき台においても、今後10年程度はおおむね更新財源が不足しないものと考えておりますので、引き続き、子育て世代が希望する各種施策などを積極的に展開することにより、生産年齢人口の増加を図ってまいりたいと考えております。 その意味では、新たな施設整備や機能の充実は、経済活性化やまちの魅力を高めるために重要となってまいります。 基本方針に掲げた三つ目に、新規の建物は既存施設の有効活用や民間施設の活用等の検討も行った上で、新たな政策課題や地区別の人口動向等から必要と認められる場合には整備を行いますとしておりますので、新年度は、まちが再生し、賑わいのあるまちづくり、経済が活性化し、安心して働けるようになるまちづくりにさらに力を注ぐ必要があると感じております。 このように、政策的な投資による施設整備が必要となる場合におきましても、民間活力を有効活用する方法や、ライフサイクルコストを縮減する方法などを取り入れることにより、総量の最適化に努めてまいります。 以上、答弁とさせていただきます。     〔宇田川玉行建設部長登壇〕 ◎建設部長 質問事項2.新松戸のまちづくりについて、質問要旨ア、イに順次答弁を申し上げます。 アにつきましては5点の質問がございました。 1点目が、道路ネットワーク整備計画はAとして、Bとして第6次実施計画、この2点について、どちらで決定されているかの御質問と捉えております。 こちらにつきましては、道路ネットワーク整備計画において整備年度を精査していく中で決定したということになります。 2点目、役所の職員以外がかかわっているかということを先ほどおっしゃっていましたが、行政計画でありますので、千葉県、流山区画整理事務所及び流山市役所以外はかかわっておりません。 3点目、住民の合意形成がとれていなかったのですかという認識につきましては、町会、商店会からの要望がありますので、一定の御理解は得ているという捉え方をしております。 4点目、神明堀に賛成しない住民の方々の納得や合意がとれない決定的な原因、これは仮設にこだわっているからだということの御質問でございます。 これについては、3点同時接続して供用すると。これは、三つの基幹の道路を道路ネットワークと言っていますけれども、この道路ネットワークを3か所接続することにより交通の分散が図られるといったことが公平性に照らして必要と判断しております。 また、先ほど、平成21年12月定例会の山中啓之議員の一般質問にございました、一般市民の方々への説明はどうかということでございますが、地元説明会におきまして、誰でも参加できるように門戸を開いて説明会を行っております。 周知については、各町会の周知に委ねております。 最後のアの5点目、一定の理解というのが神明堀を活用することの合意形成を達成されたことを指しているのか、イエスかノーか。これは、ノーでございます。 というのは、平成28年度に実施しました道路ネットワーク整備計画における神明堀を含む基幹となる3か所の接続について、一定の合意がとれたと判断しております。 次に、イの3月定例会の当初に予算説明が行われる段階で既に新聞報道等のその後の補正予算における計上の話が漏れ聞こえてくる中のこの情報の発生源はどこと捉えておるかということでございます。 新聞報道につきましては、去る1月26日に、事前連絡なく取材がございました。記者からの質問に対しましては公正中立な立場で回答したところですけれども、その後の記事の内容については、一切関与しておりません。     〔山中啓之議員登壇〕 ◆16番(山中啓之議員) 御答弁をいただきましたが、まず1点目の市長の政治姿勢についての(1)公共施設再編については、数値を用いるかどうかについては検討するような答えでした。別の会議でワンクッション置く故に数値が入っていないのならば、今まで何にこれだけの時間をかけたのですか。さっさと出してください。 そして、何をもって実行力、実効性を担保すると言うでしょうか。これは、数字が入っていて初めて成り立つものだと思いますけれども、担保できないと思います。 質問の時間がないので、しっかりこの態度を改めさせていただくよう命令していただきたいと市長に要望して終わります。 次に、(2)本郷谷市長の2期を通じた政治行動については、大体了解しました。残念な答弁ですが、これはすれ違ってもしようがないなと思った覚悟で聞いておりましたので、あとは選挙の結果に委ねたいと思います。 2番目の新松戸のまちづくりについてですが、御答弁がかなり抜けておりましたけれども、重要なところだけ言わせていただきます。再質問もありますので、どうぞお聞きください。 合意がとれていないことが明らかになりました。この大きな原因というのは、私は、やはり、過去にさかのぼる経緯があると思います。前の前の市長から、合意がとれてから進めるというやり方を言っていたにもかかわらず、市長選挙後にその態度を一方的に変えているように見える、これでは市民の方は当然納得されないのも仕方がないんじゃないでしょうか。 特に、平成28年度に行われた交通量調査によりますと、あのとり方は町会長レベル以外には示されていないようなんですけれども、それぞれの交差点において3分の1ずつ上がるという市独自の捉え方をしているんですね。あれがもうおかしいんですよ。普通は、けやき通り、真っすぐ見えているところは渋滞がなかったら真っすぐ進むんですよ。全体の半分くらい、基本的に車は曲がりたくないですから、真っすぐ行ったほうが有利ですから、3分の1ずつ曲がることを前提した、28年度に実施した交通量調査自体から私は行き違いがあったと思います。 そしてさらに、このたび、3月2日、けやき会に対して質問や要望書への回答をされています。その中の一つを読ませていただきますと、新松戸町会連合会から要望書が出ていると建設部局は言っていますが、同連合会は地域住民に対して十分な説明をしていない、新松戸七丁目町会内でも異なる意見があり、コミュニティ五番街は要望書提出決議には参加していない、最も影響を受ける団体住民からの意見が聴取もされていないというような指摘が出ています。 それに対して、市の回答は何と、新松戸町会連合会からの要望書は、決議の結果、会長より市に対して提出されたものですので、これに関して市から説明を求めることはありませんとのことです。 でも、実際にこういう指摘を受けたということは、どう思いますか。実際は聞かれていないという声が出ていることこそが、合意が決定的にとれていない何よりの証左だと私は思っておりますが、お考えはいかがでしょうか。 また、先ほどのイエス・ノー質問で答えていただいた最初の質問、平成28年度に実施した交通量調査をもとにして行われた道路ネットワークの整備計画には役所の職員は市民参加一切なかったということが改めて確認できました。 本来ならば、反対住民や懸念する住民こそ、この会議に出て市民の意見を聞くことが重要だと思います。特に、神明堀の開通に対してその賛否を問わないんでしたら、なおさら、どうやって合意をとるか、その合意形成には最大限の注意を払い、入念に行うことが一番大事だと考えます。 私の直接聞いている点をそらして、貴重な時間を使って合意が図られていることが確認できないことの答弁を態度で伝えていただきましたことには感謝を申し上げます。 約2か月半前に、昨年12月19日に、美しい街とけやき通りを愛する会・五番街、通称けやき会及び静かな街とけやき通りを守る会から、新松戸七丁目と流山市木地区接道計画とけやき通り生誕神明堀架橋建設に係る10の質問及び5点の要請が市に提出されたときも、回答したのは、先ほど言った3月2日、つい最近です。2月17日に住民説明をしようとしていたけれども、そちらの都合で遅れたというようなこと、こうした小さい端々のこともコミュニケーションの態度から行き違いが起きていることの一端になる、市に責任があるのだと私は痛感しております。 C点というのは、神明堀というのは、ただ道を通す通さないという表面的な形而下の問題にとどまらず、ましてや感情論やイデオロギーなどといった短絡的な見方も超えた、いわば目に見えない松戸市と住民の信頼関係や意思決定プロセスそのものを象徴する問題だと捉えていただきたい。 そして、私は市長に、ぜひ思うんですけれども、約束を一方的に市が決めた計画によって反故にするならば、当然、直後に言っていたことが守れなくなるならば、ごめんなさいと市民に頭を下げてから、おそるおそるこの案を具申するのが筋ではないでしょうか。 道を通したいのならば、まず住民の心を通すべきです。住民の心を通したいのならば、まず執行部が筋を通すべきだと考えますが、基本的なことすらわかりませんでしょうか。 提案します。 まず、信号機設置後にでもA地点のみ開通し、OD調査などの正式な交通量調査をし、判断、検討し、B地点の工事は随時着工する。2、次に交通量の関係上必要ならばB地点を開通、正式な交通量調査をし、検討、判断をする。最後に、どうしてもほかに手段がないときのみ、反対派の住民に合意をとり、神明堀の検討を始めるという手順です。これをすることは考えませんでしょうか。 この手順の間に解決すれば、そこで必要以上の接道は不要です。地方自治法第2条14項にある、地方自治体は最小限の費用で最大限の効果というものにも現行案よりも合致します。 伺います。 この1点だけお答えください。 市長選挙前の最後のイエス・ノー質問です。 私の今申し上げた上記提案を直ちに市長選挙が始まる前に検討されますでしょうか。 以上、1点のみのご明言をください。よろしくお願いいたします。     〔宇田川玉行建設部長登壇〕 ◎建設部長 再々質問にお答えいたします。 まず、けやき通りについて架橋をする、しないという議論の話を、今回、道路ネットワークというのは、3か所同時の事業だということを訴えてきております。これにつきましては、平成22年の神明堀の河川工事の段階で架橋の話がまた持ち上がりまして、そのときには、住民への丁寧な説明がまだされていないということで、架橋を断念しました。 ここまでは、あくまでも神明堀に架橋する、しないの議論をしております。今回、その後に流山市木地区が、大型商業施設ができて、1地区826号の6メートルの生活道路の中に、1日12時間の交通量でございますけれども、350台。これは、500台未満であれば生活道路は耐えられます。これが、大型商業施設ができて以降、平成23年には700台、27年には2,200台、29年には、今現在、土・日ですけれども、3,800台です。これは、当然、急務で、基幹となる道路ネットワークを整備しなければいけないということで、地域の分担は皆さんで分担していくという公平性を観点に常に説明をさせていただいております。 その中で、A、Bだけあけるんであれば、もうこの事業はできないというA、Bの方々もおりますし、Cの架橋に関しては、Cを架橋するのなら先にA、Bをあけてくれ。これは、総論賛成、各論反対だという御意見がさまざまございますが、皆さん、総論に関しては賛成をいただいている。各論の部分については、丁寧に説明して、騒音の問題と交通量の問題は調査をしますし、その対策を講じているということでございます。     〔山中啓之議員登壇〕 ◆16番(山中啓之議員) そして、市長、私の提案については検討を始められますかどうか、イエス、ノーで答えてください。 ○深山能一議長 申し合わせの時間が来ましたので、これで質問を終了いたします。 以上で市政に関する一般質問を終わります。 △議案の上程 ○深山能一議長 次に、日程第2、議案第59号から第68号までの10件を一括して議題といたします。----------------------------------- 議案第59号 平成30年度松戸市一般会計予算 議案第60号 平成30年度松戸市国民健康保険特別会計予算 議案第61号 平成30年度松戸市松戸競輪特別会計予算 議案第62号 平成30年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第63号 平成30年度松戸市駐車場事業特別会計予算 議案第64号 平成30年度松戸市介護保険特別会計予算 議案第65号 平成30年度松戸市後期高齢者医療特別会計予算 議案第66号 平成30年度松戸市水道事業会計予算 議案第67号 平成30年度松戸市病院事業会計予算 議案第68号 平成30年度松戸市下水道事業会計予算                                    (続) △質疑応答 ○深山能一議長 これより質疑に入ります。 中田京議員から通告がありますので、発言を許します。 中田京議員。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) 議案第59号、平成30年度松戸市一般会計予算に議案質疑をいたします。 計画検討とパブリックコメントについて。 計画等の策定に求められることについて、共通認識をどのように持ちますかと通告いたしました。総合計画検討事業では、計画をつくり運営することができる職員を研修して育てるとのことでございます。職員研修はとても大切なので、職員の皆さんはどんどん学びに行ってほしいといつも申し上げております。 今回の事業では、計画や政策策定能力が養われるようですが、義務としてではなく、現実の社会に対応して継続して自ら学んでいく職員が育ちますか。 また、今年度は、パブリックコメント募集がとっても多くて、提示された案を読むのに大変でした。まだ続いています。新年度もパブリックコメント募集をするんだろうと思われる計画策定の予定が幾つも見られます。パブリックコメント案を読んでいて、平易な文字使いのミスや文体の統一がないための読みにくさに困惑することもたびたびございました。 市民に意見を求めるのに専門用語が多く、難解なパブリックコメントにならないようにできますか。どうやって市民に意見を出してもらいやすいパブリックコメント案をつくりますか。 研修を受けて計画をつくることができるようになることと、市民にわかりやすく説明できることが身について、全庁的に行政について市民に理解していただけるようにたけるようになりますか。少なくとも、行政についての市民の理解をより深めることが計画策定等において最重要であるという共通認識を持とうと考えますか。 地域ぐるみの安全安心推進事業について。 防犯ボックス、青色回転灯装備車パトロールなどの施策の維持と今後の展開についてお尋ねします。 秋山地区で始まった防犯ボックスは、地域からの協力も得て、地域の防犯力を向上させていると聞いております。歳出、防犯ボックス設置運営関係経費1,177万8,000円に対しまして、歳入、県補助金防犯ボックス設置運営事業補助金700万円は前年と同額です。この県補助金は5年で切れるそうです。その後は市単独事業になってしまうんでしょうか。交番と同じで、設置要望がほかからも出てくるかもしれませんが、そう簡単にはいかないということなんですね。伺いたいですね。 青色回転灯装備車パトロールに関しましては、朝の時間帯の運行を委託で増やしたいとのことです。地域では、ボランティアによる青色回転灯装備車の運行をお願いしておりますが、講習を受けて運転してくださる方たちの負担が心配されます。市民の力を無理なくいただきつつ、地域の防犯力を高めるために地域ぐるみの安全・安心を推進していこうとしていますか、お答えください。 次に、パスポートセンター運営事業について。 財政的負担はどのぐらいになりますか、市民サービスは向上しますかとしました。 パスポートセンター運営事業の概要は、代表質問への答弁でわかりました。パスポートセンター運営事業4,461万7,000円のうち、市の負担は少なくないようです。初年度はどのくらいか、次年度以降、今後はどうなのかということを伺いたい。 歳入としては、第15款県支出金、第2項補助金、1目総務費県補助金、2節戸籍住民基本台帳費補助金276万3,000円。このうち、旅券発給時の交付金106万3,000円、旅券窓口等整備事業補助金170万円。第15款県支出金、第3項委託金、1目総務費委託金、3節戸籍住民基本台帳費委託金、県収入証紙売りさばき委託金8万4,000円。第20款諸収入、第6項雑入、6目雑入、6節収入印紙売りさばき収入1,644万8,000円。計、1,929万5,000円。これしか歳入は見つけられませんでした。これで全部ですか。人員配置はどのようにするんですか。初めての業務ですが、研修はどうしますか。研修費用も市の負担ですか。市が取り扱うことで付加されるサービスがあるなど、利便性は増しますか。どうでしょう。 歳入から伺います。松戸運動公園体育館使用料について。 今年度、運動公園体育館は冷房化工事をしましたが、第13款使用料及び手数料、第1項使用料、6目教育使用料、2節保健体育使用料、運動公園体育館使用料は、1,859万2,000円で、工事をして使えなかった時期のある今年度の予算よりは少し多いものの、昨年度決算1,984万9,000円をなぜか下回っております。冷房の利用料は使用料に入っていないとのことですが、なぜ徴収しないんですか。冷房利用の電気代について、受益者負担の考え方をしないのですか、お答えください。 次に、資源ごみ売払収入について。 第20款諸収入、第6項雑入、6目雑入、20節資源ごみ売払収入は、資源ごみの価格がその時々の社会情勢等により変動がありますので、増減があるのは承知しております。しかし、今年度、1億5,107万4,000円、昨年度決算1億6,347万6,000円に対し、新年度は1億4,322万円と減額になっております。燃やせるごみ袋を市指定のポリ袋のみとし、雑がみの資源回収を進めているのに、雑がみによる増は考えられないのかと、数字を見て疑問に思いました。 資源ごみ売払収入には、純粋に市民から回収した資源ごみへの対価以外のものも入っているようです。減額の理由と資源ごみ売払収入の中身と、今後のごみ減量促進への姿勢についてお話しください。 もう一つ、負担金、補助金及び交付金の調べから、東京外環自動車道埼玉県消防連絡協議会負担金について、新年度から1万円が計上されました。なぜ埼玉県なんでしょうか。千葉県にはできないんですか。この連絡協議会に入ることの意味と、松戸市消防局が新たに担うことや、役割、必要な手続、準備等についてご説明ください。 以上です。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔小林邦博総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長 議案第59号、平成30年度松戸市一般会計予算に関する中田京議員の議案質疑のうち、質疑の要旨1について御答弁申し上げます。 新年度予算案におきましては、戦略的な行財政運営のための職員研修運営業務の委託費として200万円を新たに計上いたしております。 この事業の狙いは、本市を取り巻く環境変化を複眼的かつ客観的に認識し、現状にとらわれず、中長期的視点に立って戦略的に事業展開できる人材を育成していくことでございます。各部の戦略立案に加え、現在の松戸市総合計画終了後の平成33年度以降の行財政運営の方向づけの検討につなげてまいります。 研修の具体的な内容ですが、自治体を取り巻く社会情勢が先の読めない時代においては、不確実な未来に適用し得る戦略立案と柔軟な思考が求められることから、本市の各重要施策を担う中核職員を対象に、これを可能とする手法の一つであるシナリオプランニングの手法を活用した研修を予定しております。 政策立案や戦略的な事業展開をする人材を市として組織的、計画的に育成していくことで、将来にわたっても持続可能な行政運営ができる体制づくりを図るとともに、そうした人材が日々の業務においても前例踏襲や現状に甘んじることなく、高い意識と志を持ちながら、いわゆるアンテナの高い職員になって、各職場を引っ張る存在になっていくことを期待しております。 さて、一方で、議員から御指摘のあったパブリックコメント案の件でございますが、日本語のミスや読みにくい文体、難解な用語など、意見をいただくに当たって大変な御苦労をかけたことについては、まず、この場をお借りしておわびをしなければなりません。 こうした状況の改善に当たって、中田京議員からは、議会や市民の皆様に案をお見せする前に、その計画の策定にかかわっていない市の職員をランダムに選び、業務の一環として計画案に目を通させてみてはどうかという具体的な御提案もいただいていると担当より聞き及んでおります。御提案も含め、現在のパブリックコメント手続に至る事務の流れを見直してまいりたいと思います。 市民へのわかりやすい説明というのは、行政サービスの視点、また、説明責任、いわゆるアカウンタビリティーの視点に加え、今日では、松戸市のやっていることを正しく知ってもらうというシティプロモーションの視点からも、行政運営の重要な要素であると認識しております。 新たな取り組みとなります今回の研修においても、そうしたことを念頭に置きながら内容を企画してまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。     〔平林大介市民部長登壇〕 ◎市民部長 質疑の要旨2、地域ぐるみ安全安心推進事業について及び3、パスポートセンター運営事業について、順次御答弁申し上げます。 初めに、質疑の要旨2、防犯ボックス青色回転灯装備車パトロールなどの施策の維持と今後の展開について、防犯ボックスの県補助金が5年で切れますが、その後は市単独事業になってしまうのですかでございますが、防犯ボックスにつきましては、地域の防犯力向上を目的として、千葉県の補助を受け、昨年10月に秋山地区において運用を開始し、元警察官の職員が交代で、土・日を含め、毎日午後2時から午後10時までの間、勤務しております。 日々の巡回パトロールのほか、近隣の町会や自治会と連携しての合同パトロールを行い、また、地域や学校の行事において防犯指導等を行っており、地域の皆様からも、このような施設ができて頼もしい、安心だなどのお声をいただき、大変意義のあるものと考えております。 このことから、地域の皆様が安心して暮らせる地域社会の実現のために、本市としては、6年目以降、千葉県の補助対象期間経過後も本事業を継続していく所存でございます。一方、防犯ボックスの安定した運用のために、本年度、千葉県に6年目以降の人件費補助について要望しており、今後も強く要望を継続してまいりたいと存じます。 次に、地域ではボランティアによる青色回転灯装備車の運行をお願いしていますが、運転してくださる方の負担が心配されます。市民の力を無理なくていただきつつ、地域ぐるみの安全・安心を推進していくのですかでございますが、まずはこの場をお借りして、地域において、青色回転灯装備車、通称青パトによるパトロールに従事していただいている方々を始め、防犯活動に御尽力いただいている全ての皆様に感謝を申し上げさせていただきます。 さて、本市が所有する青パトについては、本年度、委託業者が平日午後2時30分から午後11時まで4台体制にてパトロールを行っているところでございますが、これに加え、平成30年度からは、児童が登校する午前7時から午前9時の時間帯にも拡大し、実施することと考えております。 今後、地域においてボランティアによる青パトのパトロールに従事していただいている方々の活動内容を踏まえ、パトロールの時間帯や場所などが重複しないように調整を図るなど、連携を深めてまいりたいと存じます。 また、青パトによるパトロールに限らず、地域において防犯活動を行っていただいている方々の負担軽減を念頭に、年齢層の拡大によるボランティア人員の増加、さらには、現在、活動されている方々のアドバイスを受けての後継者の育成を目指し開催しておりますパートナー講座や防犯に対する講話等の機会を通じて、若い世代の方々に対しても参加を呼びかけていきたいと考えております。 今後も、市民の皆様の御協力をいただきながら、安全で安心なまちづくりを推進してまいりたいと存じます。 続きまして、質疑の要旨3、パスポートセンター運営事業について、財政的負担はどのくらいになりますかにつきましては、平成30年度事業費合計4,461万7,000円を計上しております。 一方、歳入につきましては、旅券発給事務交付金106万3,000円、旅券窓口等整備事業補助金170万円、県収入証紙売りさばき委託金8万4,000円、収入印紙売りさばき収入1,644万8,000円、議員御案内のとおり、合計1,929万5,000円が歳入の全てとなります。 なお、旅券窓口等整備事業補助金は、開設の補助金となり、1回のみの交付となります。 以上を差し引きますと、平成30年度一般財源からは2,532万2,000円の支出を見込んでおります。 次に、パスポートセンターの人員配置につきましては、職員4名と委託員8名で行う予定でございます。 研修につきましては、移譲前の制度研修及び旅券事務実務研修が千葉県で行われます。移譲後につきましても、外務省及び県実施の研修が予定されております。研修に係る市の負担はございません。 最後に、市民サービスは向上しますかにつきましては、パスポートセンターにお越しになる海外へ向かう方に対し、渡航の案内パンフレット等を設置して、海外の情報提供や渡航上の注意等をお知らせすることを検討しております。また、高齢者や障がい者、子ども連れの方にも優しい対応の窓口を研究し、より一層の市民サービスの向上を考えてまいります。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔平野昇生涯学習部長登壇〕 ◎生涯学習部長 議案59号、平成30年度松戸市一般会計予算の質疑の要旨4、運動公園体育館使用料について御答弁申し上げます。 初めに、松戸運動公園体育館改修工事につきましては、長期にわたり御利用ができず、市民の皆様に大変御不便をおかけしましたが、おかげさまをもちまして、本年2月に無事竣工を迎え、4月1日より利用再開の運びとなりました。今後とも、市民の皆様が気軽に御利用できますよう、利便性の向上、利用拡充を図ってまいりたいと考えております。 さて、中田京議員の御質問につきまして、最初に結論から申し上げますと、平成30年4月からの体育館使用料につきましては、冷暖房使用料を反映した形での料金改定は行っておりません。その理由といたしましては、現在の体育館使用料に冷暖房使用料を追加した料金改定を行う際、その増額となる電気料金や施設利用の状況を把握した上で料金改定を行っていきたいと考えております。 なお、発生する電気料金の支払いにつきましては、一旦、指定管理者にお願いをし、その立てかえ費用につきましては、補正予算で対応していきたいと考えております。 また、料金改定の際には、ホームページや施設内の掲示板、あるいは、松戸市体育協会の会議等で施設利用者への早目の周知を行ってまいります。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔戸張武彦環境部長登壇〕 ◎環境部長 質疑の要旨5、資源ごみ売払収入について御答弁申し上げます。 資源ごみ売払収入は、議員御案内のとおり、その時々の経済情勢などによりまして価格変動する紙・布類、そして金属類などの有価物の売り払いと再商品化事業であるリサイクルするプラスチックなど、取引契約をしております公益財団法人日本容器包装リサイクル協会から拠出金としての収入がございます。 資源ごみ売払収入の平成28年度実績といたしましては、総額1億6,347万6,000円のうち、主なものでは紙・布類が4,903万1,000円、金属類が6,054万4,000円、同協会からの拠出金としまして、ペットボトル有償入札拠出金が4,423万5,000円、再商品化合理化拠出金が873万3,000円となっております。 なお、今年度も同協会からの再商品化合理化拠出金といたしまして1,473万5,989円の収入があったものの、昨年9月の段階で同協会より再商品化に要する費用が想定額を上回るため、拠出金は発生しない見込みとの通知が、本市を含む関連する地方公共団体宛てにありましたことから、平成30年度予算につきましては、その分、減額減少してございます。 今後のごみ減量化につきましては、平成31年度末のクリーンセンター稼働停止を控え、燃やせるごみの減量は避けて通れませんことから、今年度より、市民の皆様の御理解と御協力のもと、ごみ減量作戦を開始したところでありますが、今後も、市からのリサイクル通信を始め、さまざまな機会において啓発PRをすることで、ごみ減量化を加速してまいりたいと考えております。 また、紙類、缶類など限られた資源につきましても、有効にリサイクルすることも併せて啓発PRをすることで、資源循環型社会の実現に向け、引き続き努めてまいりたいと存じます。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔渡邉仁志消防局長登壇〕 ◎消防局長 質疑の要旨6、東京外環自動車道埼玉県消防連絡協議会負担金について御答弁申し上げます。 東京外環自動車道埼玉県消防連絡協議会の名称につきましては、東京外かく環状道路の開通当初は埼玉県区間のみであったことから、埼玉県という名称が使用されておりますが、あくまでも東京外かく環状道路全線を対象として設置されている協議会でございますので、千葉県区間の延伸に伴い、新たに協議会が設置されるものではございません。 次に、この協議会に入ることの意味でございますが、他の高速道路に設置されている協議会と同様に、各消防本部や東日本高速道路株式会社相互の情報交換及び訓練を行うことによって、より安全で確実な消防救急活動を円滑かつ効率的に実施することを目的としています。 次に、当市が新たに担う内容でございますが、東京外かく環状道路については、消防車両の進入経路が限定されることから、災害出動に当たり、各市の分担区域が生じます。松戸市の分担区域につきましては、松戸インターチェンジから市川市平田にできます市川中央インターチェンジまでの外回り5.5キロメートルとなります。 また、松戸インターチェンジまでの外回りは埼玉県三郷市の分担区域、内回りは市川市の分担区域となる予定で、この分担区域における火災または救急救助事故の発生時に沿線市間相互の協力、応援を行います。 また、当市の役割につきましては、消防活動基準及び必要要綱等の整備を行い、災害による被害を最小限に防止いたします。 最後に、必要な手続、準備等でございますが、東日本高速道路株式会社に松戸市保有の緊急車両の登録、車両の進入をスムーズにできる体制などを事前に協議する予定でございます。 いずれにいたしましても、東京外かく環状道路で発生する事故等に対し、十分な事前調査を実施し、万全な活動体制を構築してまいります。 以上、答弁とさせていただきます。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) 答弁をそれぞれに伺いました。再質疑はかなり用意していたんですけれども、少し減らしまして、まず、生涯学習部長にお尋ねをいたします。 3点ございます。どうぞお書きとめください。 冷房利用の電気代をとりあえずいただかないで、これから幾らかかるから見てから使用料を改定したいという御答弁でした。 最初に足らないでいたのに、後から取ることに決めて市民が納得すると思っているんですね。 そもそも冷房化する前に、冷房化した場合は使用料をこのように改定して、電気代については受益者負担としますという案があって、それで、そういう冷房化事業が行われると私は思ったものですから、そうやって冷房化は決められるんじゃないんですか。本来の手続を踏んでいませんね。お答えください。 二つ目です。 指定管理者に電気料金を立てかえてもらうという話ですが、電気料金の、しかも、これは予測できます。突発的に出てきたものではありません。予測できる電気料金の立てかえというのを指定管理の仕様にあるんですか。明文化されていますか。お答えください。 もう一つ、補正予算で対応とおっしゃいましたけれども、当初予算を審議しているんですよ、今。そこで補正予算の話が出てくるんですか。基本的にはあり得ない話です。補正することがわかっている当初予算を審議しろって言っておられるんですか、お答えください。 次に、資源ごみ売払収入に関してお尋ねをいたします。 雑がみの話を少ししていただけるのかなと思ったんですが、残念でした。担当者と話しまして、雑がみの実績数値はどうなんですかと言ったときに、ちょっと答えに難しいような状況らしいということがわかりまして、それでお答えしていただけるようだと思っていたんですが、出ませんでした。難しいのであれば、売り払いの金額でなくても、収集した量であるとか、収集に協力して雑がみを出した市民の数とか、とにかく、これだけ雑がみを出してくださいとお願いをしているんだったら、どのぐらい伸びていくか比較する数字を持たないと、これからも皆さんにお願いもできないし、評価もできないということについてお答えください。 もう一つ、お答えをありがとうございました。今回、とても興味深いことを教えてもらってよかったんですけれども、確認したいのは、今度、初めて高速道路ができるということです。そのことについて、福島第一原子力発電所事故の後、放射能漏れ等の対応に防御服をたしか装備しています。お話では、高速道路をどんな車が通行するかは非常に予想不可能というところがあるわけですね。不確定、リスクに対応する意味で、そういう装備を3署に分けていらっしゃると言うんですけれども、松戸インターチェンジに一番近い中央消防署に少し重くする考えはありませんか。     〔平野昇生涯学習部長登壇〕 ◎生涯学習部長 中田京議員から再質疑を3点いただきましたので、御答弁申し上げます。 1点目の当初から値段を上げてやらないのか、市民が納得するのかという御質疑に対しまして、基本的に、施設として、まず冷房化になって新しい施設が付加されます。そこに幾らかかるかというものを確実に把握した中で、その中で料金の改定を行うべきと考えているところから当初の予算、新しい年度から施設の利用料金を上げなかったことでございます。 2番目として、指定管理者に突発的なものを払わせるのかということでございますが、まず、電気代は幾らかかるかというのがまだ把握できない状況がございます。その中で、予測されることで、まずは支払っていただく中で、当然、足りなくなります。平成28年度の体育館とは違いますので、冷房が入りますので、当然、電気料は多くなります。その分につきまして、お願いしているところでございます。 最後に、当初予算に対して補正予算のことをやるのかというところだと思いますけれども、先ほどの2番目の答弁と同じような形で、突発的ではなく、あらかじめ、当初の予算よりは冷房化が進みますので多くの電気料がかかるということになりますので、改めて、今後の対応としまして、もし足りなくなった場合につきましては、このような形でやらせていただきたいということで御答弁差し上げた次第でございます。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔戸張武彦環境部長登壇〕 ◎環境部長 再質疑に御答弁させていただきたいと思います。 雑がみに関しまして、確かに、今、それに協力していただいている市民の方の人数であるとか、あとは雑がみの量だけでどのぐらいの量が集まったのかなどというのは、今、それはなかなか本当に把握するのが難しい状況でございまして、ただ、議員のおっしゃるとおり、今、実際に事実として、雑がみは大変多くの方が、市民の方が御協力をいただいております。今、私のほうでも言っておるんですけれども、雑がみの、この4月から始めた減量化、そちらのほうも本当に一過性のものにするのではなくて、これからも継続して、訴えていかなければいけないのかなと。それで、一人でも多くの方に本当に参加をしていただきたいなという思いは強くございます。 そのためにも、今まで従前に協力していただいた方のモチベーションと言っては何ですけれども、そういう方に、本当に、フィードバックという形ではございませんけれども、何かしら数字的な指標ですか、そういうものは、どういうものができるのかを含めまして研究はさせていただければなというふうに思っております。 何らかの形でお見せはしたいなというふうには考えてございます。 ○深山能一議長 申し合わせの時間ですので、御協力をお願いいたします。 以上で質疑を終わります。 △委員会付託 ○深山能一議長 ただいま議題となっております議案10件のうち、議案第67号については、会議規則第37条第1項ただし書きの規定により、市立病院検討特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深山能一議長 御異議なしと認めます。したがって、議案第67号については、市立病院検討特別委員会に付託することに決定いたしました。 △予算審査特別委員会設置の動議 ◆10番(岩瀬麻理議員) 議長。 ○深山能一議長 岩瀬麻理議員。 ◆10番(岩瀬麻理議員) 動議を提出いたします。 ただいま議題となっております議案第59号から第66号及び第68号の9件については、11人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されるよう動議を提出いたします。皆様の御賛同をお願いいたします。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○深山能一議長 ただいま岩瀬麻理議員から、議案第59号から第66号及び第68号の9件については、11人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので動議は成立いたしました。したがって、本動議を直ちに議題といたします。 お諮りいたします。本動議のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深山能一議長 御異議なしと認めます。したがって、議案第59号から第66号及び第68号の9件については、11人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されたいとの動議は可決されました。 △予算審査特別委員会委員の選任 ○深山能一議長 ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、平田きよみ議員、大塚健児議員、大谷茂範議員、伊東英一議員、渋谷剛士議員、市川恵一議員、織原正幸議員、城所正美議員、張替勝雄議員、谷口薫議員、二階堂剛議員、以上11人を指名いたします。 特別員会の開催についてお知らせいたします。予算審査特別委員会の正副委員長互選のため、委員会条例第9条第1項の規定により、予算審査特別委員会を直ちに第1会議室に招集いたします。 特別委員会開催のため、休憩いたします。     午後3時28分休憩     午後3時55分開議 ○深山能一議長 再開いたします。 休憩前に引き続き、議事を進めます。 予算審査特別委員会の正副委員長の互選の結果をお知らせいたします。 委員長に織原正幸議員、副委員長に大谷茂範議員が選任されました。 以上であります。 △議案の上程 ○深山能一議長 次に、日程第3、議案第69号から第101号及び第104号の34件を一括して議題といたします。----------------------------------- 議案第69号 松戸市監査委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第70号 松戸市図柄入りナンバープレート選考委員会条例の制定について 議案第71号 松戸市個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第72号 松戸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第73号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第74号 松戸市技労職員の給与の種類及び基準に関する条例及び松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第75号 松戸市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第76号 松戸市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第77号 東松戸まちづくり用地活用事業プロポーザル審査委員会条例を廃止する条例の制定について 議案第78号 松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(汚染土壌処理業許可等審査手数料関係) 議案第79号 松戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(貯蔵所設置許可審査等手数料関係) 議案第80号 松戸市戸定歴史館条例の一部を改正する条例の制定について 議案第81号 松戸市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第82号 松戸市保育士養成修学資金貸付条例の制定について 議案第83号 松戸市保育士就職支援資金貸付条例の制定について 議案第84号 平成28年度及び平成29年度に係る松戸市保育士就職支援資金貸付金の返還に係る債務を免除する条例の制定について 議案第85号 松戸市放課後児童クラブ運営事業者選考委員会条例の制定について 議案第86号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第87号 松戸市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第88号 松戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第89号 松戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第90号 松戸市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第91号 (仮称)松戸市リサイクルプラザ整備事業者選考委員会条例の制定について 議案第92号 松戸市都市農業振興計画推進委員会条例の制定について 議案第93号 松戸市自転車競走実施条例の一部を改正する条例の制定について 議案第94号 松戸市入札監視委員会条例の制定について 議案第95号 松戸市営住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第96号 松戸市都市公園条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第97号 松戸市都市公園整備活用推進委員会条例の制定について 議案第98号 松戸市消防団条例の一部を改正する条例の制定について 議案第99号 松戸市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 議案第100号 松戸市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第101号 契約の締結について 議案第104号 あっせんの申立てについて                                    (続) △質疑応答 ○深山能一議長 これより質疑に入ります。 2人から通告がありますので、順次発言を許します。 まず、中田京議員。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) 議案第85号、松戸市放課後児童クラブ運営事業者選考委員会条例の制定について、議案質疑をいたします。 事業の委託化について伺いますが、放課後児童クラブについては、既に代表質問で取り上げられました。委託化についてもやりとりがあったところですけれども、本市の方針転換でもあり、重要なことですので、質疑をさせていただきます。重ならないようにお尋ねしますけれども、確認という意味もありますので、よろしくお願いします。 これまでは、市からの補助金により運営法人が行う事業でした。しかし、補助金から委託とするため、事業者選考委員会を設けるという今回の議案提案です。 放課後児童健全育成業務は、新年度、7億602万7,000円のうち、運営費補助金ほかが6億5,220万8,000円という大きな予算がついています。これほどの事業を補助金で行うことに以前から私は疑問を呈してきました。つまり、民間の事業者がやっていることに市が補助をするというのは、主体は事業者であって市ではないということになります。ところが、委託にするのならば、市の事業を市に替わって事業者にやってもらうっていうことですから、主体は市になります。主体が市になる委託にして事業全体がどうなっていくのかについてお尋ねをします。 一つ目ですが、利用者は選択できますかということです。利用者というのは、子どもとその保護者に該当します。 もともとこの事業は留守家庭児童会と、随分昔ですけれども、言いました。その中で、通称になるのか、学童保育と言っていたのが、小泉政権の時代に市民権を得まして、放課後児童クラブになりました。それまでは、松戸市の場合、保護者が土地を探すことから始めて、保育料の徴収も指導員に給料を支払うのも原則として全て保護者がやっていましたから、保護者負担は重いものでした。 これを変えて、やりたいと手を挙げた社会福祉法人等とNPOから保護者が選んで運営を委ねたところに、市が補助金を出すという形になりました。当時は制度化という言い方をしました。その後、全ての小学校区に一放課後児童クラブずつの開設が実現しました。これにより、安全・安心が図れるというお話もありましたが、どこの小学校に通うかは、学校選択制の中で選択の余地がありますが、学校を決めてしまうと、自動的に放課後児童クラブが決まってしまいます。そういう現状は変わらないのですか。これは確認になりますが、どうぞお答えください。つまり、学校を選んでしまうと放課後児童クラブは選択できないということですかということです。 次に、二つ目です。 これは、保護者は気づいていない方が多いんですけれども、法人によって保育のやり方が違います。基本的生活習慣を身につけること、アットホームな雰囲気で子どもたちが過ごすこと、自己肯定感を養うこと、それぞれ大切にしている保育の理念があるようですが、委託によって質の向上とサービスの平準化が求められるのでしょうが、そういう答えでしたね、法人の個性といいますか、やり方の違いについて、事業主体としての市はどのように考えていますか。お答えください。 次に、三つ目です。 放課後児童クラブは、営業時間と言っていいのか、開いている時間が日によって違うんですよね。学校が朝から授業があって放課後から子どもたちが来る日と、それから、夏休みのように学校が休みの日では、放課後児童クラブに子どもが滞在する時間に大きな違いがあります。ですから、当然、スタッフは多めに必要になります。また、特別な支援を必要とする子どもについても、手帳を持っていなくてもスタッフは多めに必要になります。 保護者が法人に子育て等の相談をすることも結構あると聞いています。委託にすることで平準化を図る放課後児童クラブでのサービスのいわばパッケージ化、これが目指されるといいましても、子どもたちの発達と安全の確保が求められる中で、パッケージに納まり切らないことが放課後児童クラブではまさしく日常茶飯時に起きています。45放課後児童クラブ全て一律ということが可能なのでしょうか、見解を聞かせてください。 もう一つ、既に答弁されている委託による質の向上とサービスの平準化、これを実現する公募に対するプロポーザル、どういう仕様になるのでしょうか。どういう仕様でプロポーザルを求めるのか、特に、質の向上とサービスの平準化を実現するためにどういう内容になるのか、お答えください。 以上、よろしく御答弁ください。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 中田京議員御質疑の議案第85号、松戸市放課後児童クラブ運営事業者選考委員会条例の制定について、質疑の要旨、事業の委託化についてに4点の御質疑をいただきましたので、順次御答弁申し上げます。 初めに、学校選択制のように放課後児童クラブも選択できますかにつきましては、現状は安全・安心の観点から通学する学校区に設置されている放課後児童クラブに通所することになります。 次に、法人の保育内容など提供サービスの違いについての市の考えはにつきましては、サービスの質の向上と、平準化と申しましても、それぞれの法人がこれまで培ってきた個性を取り除くといった意味合いではございません。市といたしましては、委託の仕様をしっかりとつくり込み、一定の水準を担保し、まずは全放課後児童クラブ事業の質の底上げを目指してまいりたいと考えております。 次に、放課後児童クラブごとに特徴があるが、45施設の委託を一律ということが可能ですかにつきましては、学校ごとの地域性やその年度により通う児童が異なること、また、さまざまな状況、事情がございますことから、全て一律ということではなく、柔軟な対応ができるよう、幅を持たせた制度設計を行う必要があると認識しております。 最後に、プロポーザルの仕様につきましては、現在検討を始めたところでございます。まずは人材の確保がしっかりと図られていることなど、国が示す放課後児童健全育成事業者に求められる資質を兼ね備え、さらには、時代に即した付加価値の高い保育を提案できる事業者が応募していただけるような仕様にしていきたいと考えております。 いずれにいたしましても、放課後児童クラブ事業が補助事業から委託事業へ変更することで、利用者である児童の不利益にならないよう、慎重に進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上、答弁といたします。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) 答弁を伺いました。ありがとうございます。 もうちょっと聞かせてください。 プロポーザルの仕様なんですけど、検討を始めたところですということでした。伺いたいのは、仕様にないことをどうしますかということなんです。つまり、委託していない業務について、実際に行われていることが起こり得ると、その部分についてどう考えますかというところを聞きたいんですね。子どもの未来応援プランはパブリックコメントを募集中ですけれど、子どもを取り巻くいろんな問題の存在を示しています。放課後児童クラブの子どもたちも例外ではなくて、解決が求められる検討するべき事例が放課後児童クラブにも潜在しています。それらのケースにどう向き合うか。 だから、既に子どもの未来応援プランのところでいろいろ子どもには大変なことがあるよということを示していらっしゃる方たちが委託をするわけ。だけれども、その委託の中に入っていないことでいろいろあるということはもうわかっているわけだから、それをどうするのかなということなんですけど、そういうケースにどう向き合いますか。保護者からの直接保育にかかわらないさまざまな相談というのは、委託外の本当に顕著な例だと思います。法人と行政が連携してどこまで立ち入るのか、委託外だからと放置するのではなくて、むしろ行政が問題解決にかかわることで、この委託の仕様にある業務が遂行されるという考え方をするのか、どうでしょうか。本当に往々にして困難なケースが子どもたちを取り巻いていまして、委託の範囲の中か外かということよりも、その解決に加担するということが行政に、これはもう補助事業であろうが、委託事業であろうが、求められているということになりますが、そういう前提を含めて委託することの意味が、ここで議案です、事業者選考委員には丁寧に、明確に伝えられますか。これを一つお答えください。 もう一つ、今申しました子どもの未来応援プランですけども、まだ案ですが、子どもが成長に必要なさまざまな体験について述べています。放課後児童クラブで子どもたちがどのような体験をすべきかというその視点が、いろんな体験をしますが、それも委託の外か中かという話はまた別にありますけども、いろんな体験をします。その体験をすべきだという視点が、答弁されました質の底上げ、放課後児童クラブ事業の質の底上げを目指しているとの話なんですけれども、いろんな体験をしてもらうということが質の底上げの中に含まれていると理解していいかどうか、確認したいと思います。 以上、二つ、お答ください。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 中田京議員の再質疑に御答弁申し上げます。 委託としていないこと、解決すべきいろいろなケースにつきまして、市の事業としてどういうふうに向き合うのかというような内容でよろしいでしょうか。また、選考委員にその旨はお伝えしながらやっていくのかというようなことだと思います。 放課後児童クラブは、就労等の理由により放課後に保護者等が家にいない児童の安全・安心な居場所及び健全な育成を行うものではございますが、保護者にとりましても、支援員との信頼関係を構築していく中でさまざまな悩みを相談することもあるというふうに考えております。また、その中に子どもを取り巻くさまざまな解決すべきケースも含まれている可能性がございます。今まで補助事業でやってまいりました現在の自主事業においても、こういった信頼関係の構築により、さまざまな悩みを相談できることがメリットの一つであったようにも思います。 今後、委託事業になることで、さまざまな保護者の困りごとや御相談を直接市の支援につなげていくための情報提供や御案内ができると考えております。また、受託事業者には、相談された保護者の気持ちを最優先に支援の相談等の利用など、支援につながるアドバイスを行っていたいただくような仕組みづくりが必要であると考えております。そういった複雑なさまざまな問題があるということにつきましても選考委員に伝えながら進めていきたいと考えております。 仕様につきましても、今後しっかり検討してまいりたいと思います。 現在、放課後児童クラブに関する保護者アンケート調査も準備しているところでございます。また、今後、運営法人に対するヒアリングも実施する中で、さまざまな子どもたちを取り巻く課題等につきましても状況を聞いてまいりたいと思っております。 委託化が進む中でさまざまな検討事項が出てくるということが考えられますけれども、真摯に対応していきたいと考えております。 また、体験をすべきことについて、放課後児童クラブの質の底上げに通じているのかにつきましては、通じていると考えております。 以上、答弁といたします。     〔中田京議員登壇〕 ◆38番(中田京議員) どうもありがとうございました。 言いたいことはいっぱいあるんですけど、質疑ですから、それを踏まえてお聞きします。 確認になりますけれども、今までの答弁のところからいきますと、まだ放課後児童クラブにはいろんな課題があると。だから、例えば事業委託だからとか、特に事業委託だからといっても、普通の事務事業の委託とは違っているからこそ、これは委託外ですよとか、仕様にないからねというようなばっさり切るような対応は基本的にはないという理解をしてよろしいですか。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 中田京議員の再々質疑に御答弁申し上げます。 お話のありましたとおり、委託事業になるということで、今までやってきてきたことをばっさり切るということではございません。今後、委託化が進む中でさまざまなことを検討しながら、なるべく、市の事業でございますので、しっかり対応を進めてまいりたいと思います。 また、その仕様につきましても、しっかりさまざまな御意見を聞きながらつくり上げていきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○深山能一議長 次に、山中啓之議員。     〔山中啓之議員登壇〕 ◆16番(山中啓之議員) 改めまして、こんにちは。市民力の山中啓之でございます。通告に従いまして発言をさせていただきます。 まず、議案第70号、図柄入りナンバープレートの議案でございます。 行き当たりばったりにならないよう、一貫性を持った市の施策をやっているかという趣旨でお聞きをします。今、市がやっている期待先行型のPRにはぴったりの政策だと思っていますので、期待して答弁に望みたいと思います。 普通自動二輪免許を持っている方は既に御案内のとおりですけれども、わかんない方もいらっしゃると思いますので、簡単にこの制度の趣旨を解説させていただきます。 原付のバイクについて、過去、松戸市でも市民の方が取れるようになったことが数年前にありましたことは御存知のとおりだと思います。50ccまでの原付がいわゆる白ナンバーですね。50cc以上の中間クラスが黄色、そして125cc未満のピンクナンバー、この3種類があったかと思います。それぞれにまちのシルエット、こういうのが入っているのがわかりますか。ピンク色で、何と言っていいのかわからないようなのが入っているやつです。それを計6,000枚ほど刷ったというふうに私は記憶しています。六千数百枚だったと思います。 例えば、富士山のような有名な柄ですとか、あるいは有名な漫画家のモンキーパンチのものとか、いろんな有名なのがありますけども、これ、各自治体でやっていますけども、中には、すぐさま品切れになったところもあれば、松戸市のように全部なくなるのに2年半以上かかったとか、その程度かかったというのもあるようでして、かなり売れ行きのいいところと悪いところがあるみたいなんですね。 そこで、お伺いしたいと思います。 第70号については、市が発案の図柄入りナンバープレート選考委員会設置の妥当性について伺います。 実は、これはちょっと、通告書が少し質疑の要旨がずれているのは、私がこれを間違っているのを、上から、事務局の配慮をいただいて張り直していただいたためでございますが、その張っていただいた、訂正した原因の1か所が、まさにこの質疑の趣旨を象徴するかのような意見がありましたので、その点についてちょっと触れさせていただきたいと思います。 実は、当初、私、これ、市が作成した図柄入りナンバープレートというふうに書いていたんですね。市が作成したと。そうしたら、ヒアリングに来られた職員が、すぐさま、いや、市は発行していないですよ、国が発行したんですよというふうに言われたんです。では、市は何をしたんだと言ったら、市は案を出して検討して、案を確定して、それを国に出したと。国が許可して出したんだというふうにおっしゃったんです。これは根深いぞ、質疑しなければいけないというふうに私は思いました。 その下の行の1のところもそうです。過去に先行した図柄入りナンバープレートの実績がありますと書いてありますけれども、これも実際は過去につくった図柄入りナンバープレートというふうに書いていたら、市の方が敏感に反応されて、いや、市がつくったのではなく、これは国ですと。 私が言いたいのは、そういうことではないんだよってことを市がどれぐらいわかっているか、職員がどれぐらい認識していらっしゃるかというところが今回の趣旨なんでございます。 前回、質問事項の1ですけども、過去に先行した図柄入り原付のナンバープレート2種までがありますが、当時と今回の検討方法の違いの本質は何かというふうに言いました。前回と今回の違いの特に前回の部分は、もう皆さん御存知のとおりなので確認しますと、前回は、市役所で20人弱ほどの職員が、市民参加もなく、余人をもってかえがたい方々も参加の上に会議が行われて、さまざまな案があったと思うんですけれども、それらは一切示されずに、完成した職員のみのチョイスで選んだ1案だけが出されて、決定後も果たしてほかの案が公開されることは一切ありませんでした。 そうやって決まったんですね。要は、職員が検討して、これがいい、あれがいいといって、まちの絵がシルエットみたいに描かれているやつに決まったということでした。ですから、ほかにどんな案があったかはわかりません。松宮アヤがよかったとか言う人もいまだにいらっしゃいますけれどね。 今回は、どうやら違うような決め方で決めようと。選考委員会を設置する。何で今回違うんですかと純粋に率直に思いました。前回は余人をもってかえがたい人がいたけれど、今回いないじゃないですか。しかも、前回と今回、何で原付のときはそういう市役所の職員だけで決めたのに、ナンバープレートになると、車になるとほかの決め方をするんですかということです。 2番目、当時の成果物、つまりナンバープレートの評価及び指標は何かということをお聞きしたいと思います。 具体的に言うと、人気があるものは早くなくなります。でも、松戸市は、さっき言ったように2年半ほどかかっているんですね。ですから、これはある意味ライダー受けがよくなかったというふうに、私は一バイク乗りとして思うんですけれども、どうでしょうか。 もうはっきり聞きます。 前回の交付し切った時期は、近隣他市と比べて早かったんでしょうか、それとも時間が長くかかって遅かったんでしょうか、客観的な指標として教えてください。ほかにも、よりすぐれた指標があれば提示していただくことは差し支えありません。 2番目、市のPRイメージ戦略等、これは市のお得意のやつですよ。その観点から、前回との一貫性や整合性について、①整合性を図る必要性をまず認識していますかと通告しました。 もう、発行とか作成で誰がやっている、市がやっている、県がやっている、国がやっているとかというふうにこだわっている時点で私はもうアウトだと思っています、そういう職員のマインドは。なぜかというと、市民からすれば、普通にナンバープレートをつけて走っているエンジンつきの乗り物があれば、これは市だなとか、これは国だなとかと、基本的には自治体とか議員関係者じゃない限りはそんなに気にしないと思うんですよ。それを、セクター主義になって、縦割り主義になって、これは市がやっているから、これは国がやっているからというのでは、見ている市民からすると、市のイメージとして何を伝えたいのかがわからなくなってしまう。つまり、原付も何もナンバープレートは松戸市でこういうコンセプトでつくっているんだよということが一体化してわかることが、市民にとってはどちらも同じナンバープレートなんですから、しっかりとしたイメージ戦略あって、こういうまちをあらわしているんだな、こういうコンセプトでナンバーをつくっているんだなというのが伝わると思います。 これが、いわゆるPR戦略だと私は思っているんです。市民からすれば、市に手続をしてとりに行き、原付にも松戸市って書いてあるわけですから、基本的には松戸市が深くかかわっているということはもうぴんときますから、国がつくっているとか発行しているということはどうでもいいんですよ、言ってしまうと、私からすればね。だけれども、職員は、いまだに、どこの部署が担当したからわからないというような、質問のヒアリングの段階から結構苦労しました。 ですから、教えてください、市長。 整合性を図る必要性をどうやって認識していますか、どれほど認識していらっしゃいます。そして、もし認識していらっしゃるとしたら②の質問に答えてください。もし認識されているんでしたら、実際にどうやって、前回のこういうシルエットのものと整合性をとられるんでしょうか。 全く全然違うキャラクターが出てきたりすると、市民は戸惑いますよね。一方はゆるキャラみたいのが出てきて、もう一方はすごくエッジのきいたすごいのが出てきたりしたら、この市って、結構、何でもいいような、行き当たりばったりの戦略しかないのかな、一貫性も整合性もらないのかな、ちぐはぐな議会答弁と一緒なのかなみたいなふうに思われたら詰まらないと私は思うので、教えてください。 3番目、図柄入りナンバープレートの完成度の成果は、誰が、どのように、何をもって評価するのか、教えてください。 役所は、なかなか自分の失敗を認めません。論理的な整合性が整っていなくても、市民から懸念事項や反発の声が大きく上がっても、私たちはこういう理由でこういきたいんですって決めたら、それを譲ることは、何度も言ってもしないことは、私の一般質問を見なくてもほかの人の一般質問を見てもわかることだと思います。 そこで、事前に教えてください。皆さんが思う成功と失敗って何ですか。 お金をかけて、今度はハードルが高いですよ。原付のときは、お金を払わなくて、ただ交付してもらいましたから。でも、今度は、4輪のものは、割高のお金をもって、市民が払ってまで交付させてほしいという人が出ないと品切れになりません。つまり、前よりハードルが高いんです。本当に気に入った図柄で、これは恥ずかしくないぞ、ちゃんと市のものは気に入ったぞというふうに思われないと、なかなか市民に手にとって選ばれない、一緒に車につけて走りたいとは思われないと思います。 一方で、軽自動車なんかは黄色ナンバーをやめたい方が数多くとられると思いますので、結局、近隣市とか同規模自治体などでその売れ行きを比較することが私は重要と考えますが、皆さんはどうお考えでしょうか。 特に、どうなれば成功、失敗なのかの1点だけでもはっきり明示してください。さらに言うと、どうなれば皆さんはこのナンバープレートは失敗だというふうに認めるケースがあるのかを教えてください。つくれば、全て成功だと、美辞麗句を並べた答弁しか出せないのでしょうか。だとしたら、予算も含めて認めるわけにはまいりません。よろしくお願いします。 次、議案第82号、83号は、関連性がありますので、一括してお伺いします。 保育士への各種貸付条例の制定です。 両条例の制定の必然性の有無の確認を試みたいと思います。 東京都の小池都知事が4万4,000円の上乗せをしたときには、本郷谷市長は、これは言ったか言っていないかわかりません、新聞で私は見たんですけれども、こういうのは国がしっかりと一律の基準をつくってくれないと困る、近隣の市はそんなにお金を出せないところもあるというような趣旨で発言されたのをついきのうのように記憶しているんですけれども、これは、言い方を変えれば、東京都はけんかを売っているのか、ほかの自治体に、とも言えると私は思っています。 今、市がやっているのは、明らかに、これは国が基準をつくる前に、東京都が4万4,000円毎月払うものに対して、さらに1,000円上乗せという、このけんかを売っているんだとしたら、松戸市は買っているじゃないですか。 これはいつまで続くんでしょうか。短期的には、もしかしたら松戸市にそれで保育士が増えるかもしれませんけれども、本当に長期的に、日本全体の人口が落ちる中で、長期的に通用する政策だと言えるんでしょうか。 そこで伺います。 ①、2年連続待機児童がゼロなのに、何で、さらにここまで掘り起こし需要を喚起するような政策である子育ての両条例をつくって優遇するんでしょうか。明らかに自治体が行う均衡の原則などから逸脱しているのではないかと危惧しますけれども、いかがですか。 次、2番目、見てくれやイメージのいいほうに流れるのは最近の松戸市の特徴ですけれども、本当に必要なセーフティネットとして必要であるか、財源の優先順位についてどう考えてきたのか、それを伺いたいと思います。 現に、既に不足している介護士、介護士系のものですとか、ソーシャルワーカー系もそうですけれども、あるいは看護師など、既に数字で松戸市は少ないと把握しているものがあるのに、それよりも、今、待機児童ゼロで、今後の未来の推計、仮定ですよ。現実じゃなくて、仮定、仮説に則ったものを今のうちにつくっておく。これは、明らかに優先順位の説明責任がつかないと思いますけれども、なぜここまでしてほかの補助との整合性をとらずに保育士だけを突出させるのか。 併せて、もしきちんと把握していたら教えてほしいんですけど、看護師の資格は二、三年あれば取れますよね。取れる職種で、最大のほかの◯◯市の手当で一番の手当は幾らでしょうか。 まだ、最大値を7万2,000円とした根拠についても教えてください。 ③、近年、本市の政策立案は、金で人を確保する手法が際立つと思います。わかりやすいのは健康マイレージです。健康の講座に出ればマイルを上げるよ、クオカードを上げるよと物でつる。市立松戸高校もそうですね。塾の講師を、うちに来たらほぼただ同然で受けさせるよ。 このように、お金でつるというのは、私は基本的にはよくないと考えられます。なぜならば、財政が傷むし、長続きしないからです。それを払っているのは、ほとんどほかの関係のない市民の血税です。 だからこそ、説明責任が問われるわけですが、市長は、財政のプロとして、健全財政を目指していらっしゃるとお見受けします。一般会計の値段が2年連続変わらなかったこともありましたよね。肥大化する行政を防ぐ御努力を常にされていると思いますが、市長がお金を与える以外、頭、知恵を使った政策は、本政策のどこに見受けられるのでしょうか。 以上、教えてください。よろしくお願いします。 ○深山能一議長 理事者の答弁を求めます。     〔小林邦博総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長 議案第70号、松戸市図柄入りナンバープレート選考委員会条例の制定についてに関する山中啓之議員の議案質疑の質疑の要旨、市が発案の図柄入りナンバープレート選考委員会設置の妥当性について御答弁申し上げます。 初めに、御質問の1、過去に先行した図柄入りナンバープレートの実績があるの①及び②並びに、2、市のPR・イメージ戦略等の観点から、前回との一貫性や整合性についても①及び②について、関連がございますので、一括して御答弁申し上げます。 まず、前回の図柄入りナンバーは、原動機付自転車等のオリジナルナンバープレートを市制施行70周年事業の一環として、公募により作成したロゴマークをデザインに用いて、ナンバーの発行主体である市の単独事業において3,000枚作成いたしました。 デザインは、庁内会議である松戸市広報戦略会議等において検討を行っております。当時の成果物の評価及び指標及び近隣市との比較につきましては、平成26年2月から3,000枚を発行し、約2年2か月後の28年4月をもって交付を終了しており、このオリジナルナンバーの交付希望者の割合は、交付期間中約3分の1でございました。 近隣市では、平成26年11月に市川市でも2,200枚が発行され、2年数か月で交付を終了したものと聞き及んでおります。 これらのことからだけではオリジナルナンバーの具体的な効果を判断するには至りませんが、市民の方へのオリジナルナンバープレートの3,000枚の交付や、各種広報、チラシ等を通して、ロゴマークの周知や本市への関心に少なからず寄与したものと認識しております。 これに対して、今般の車の図柄入りナンバープレートにつきましては、国の地方版図柄入りナンバープレート導入要綱に基づき、市長が県知事を通じて国土交通大臣に図柄を提案するというもので、図柄入りナンバープレートの発行主体は国でございます。 また、今回は、図柄入りナンバープレートの導入と併せ、新たな地域名表示を追加する、いわゆるご当地ナンバーも募集されることとなりました。ただし、新たな地域名表示の追加に当たりましては、図柄入りナンバープレートの導入が必須となっており、図柄を国に提案する必要がございます。 本市では、この制度を活用し、これまでの野田から新たに松戸の地域名表示による図柄入りナンバープレートを導入することが市のプロモーションや観光振興に資するのみならず、選考の過程などを通して地域振興にもつながるものと判断し、2月2日付で千葉県知事宛てに導入申込書を提出したところでございます。 なお、順調に手続が進行した場合、平成32年度中には新たなナンバープレートが発行される予定となっております。 ことしじゅうには東京外かく環状道路が開通するなど、本市における交通利便性が向上する状況において、さらに松戸ナンバーの自動車が走る広告塔として全国を走行することで、国内における本市の認知度向上に大きく寄与するものと期待しているところでございます。 なお、松戸ナンバーが実現しますと、使用の本拠の位置が本市区域内にあるものとして登録される全ての自動車が松戸ナンバーとなり、野田ナンバーを選択することができなくなります。ただし、御使用中の野田ナンバーはそのまま使用することが可能となっており、新規に登録する自動車などから順次松戸ナンバーが交付されるものでございます。 もちろん有料とはなりますが、自動車を買いかえることなく、希望により新しいナンバープレートに変更することも可能となっております。 また、図柄入りナンバープレートは、希望者のみに交付されるもので、強制ではございません。図柄を希望しない場合は、既存の無地のナンバープレートを選択することも可能となっておりますので、ナンバープレートの選択肢が増えることとなるものでございます。 本市に使用の本拠を置く自動車は、平成29年3月末時点におきまして、普通自動車等登録自動車では13万8,933台、軽自動車が4万8,673台と合わせて約19万台となっておりますので、市民生活において身近な自動車のナンバープレートに図柄がデザインされることにより、さらなるPR効果や松戸への愛着醸成といった効果にも期待を寄せているところでございます。 そして、国の募集要項では、図柄の選定基準として、図柄の選考に当たり、地域住民の意向が踏まえられていること、ナンバープレートとしての視認性が十分に確保されていること、製法工程上の技術的な制約を回避できるものといった事項が示されるとともに、図柄の提案に当たりましては、アンケート、ヒアリング等により地域住民の意向を把握した上で国土交通大臣に図柄の提案を行うものとするとされているところでございます。 そこで、デザインに専門的な識見を有する者や、関係機関の職員、さらには自動車関係団体の代表者等を委員とし、これら基準に合致した本市独自の図柄を選考するため、附属機関の設置に関する条例案を御提案させていただいたところでございます。 したがいまして、3,000枚限定で市が作成した原動機付自転車等のオリジナルナンバープレートとの関係におきましては、市のPRといった導入の目的におきましては共通するところもございますが、導入の背景や制度がそもそも異なることから、デザインや選考過程において必ずしも一貫性や整合性を図る必要性はないものとの認識でございますので、御理解いただきたいと存じます。 続きまして、御質疑の3点目、図柄入りナンバープレートの完成後の成果は、誰が、どのように、何をもって評価するのか、どうなれば成功、失敗なのか、1点だけでもはっきり明示されたいについて御答弁申し上げます。 本市では、昨年8月に実施した市民意識調査におきまして、車のナンバープレートの活用について質問したところ、現在の野田ナンバーのままでよいと回答した者は11.1%に対し、松戸ナンバー等の新ナンバーを希望する者が42.1%の結果になるなど、かねてより多くの市民から松戸ナンバーの導入についての御要望をいただいてまいりました。 そのような状況の中、国において、地域振興、観光振興に役立ててほしいと、この地方版図柄入りナンバープレートの導入が決定され、また、新ナンバープレートの発行に当たりましては、国への負担金等、新たな財政支出を伴わないこともあり、本市では正式に導入申し込みをさせていただいたところでございます。 したがって、本市にとりましては、松戸の地域名表示による図柄入りナンバープレートの導入を実現すること自体が大きな成果であると捉えており、その後において、改めて指標等を設定して評価を実施するようなことは検討しておりません。 以上、答弁とさせていただきます。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 山中啓之議員御質疑の議案第82号、83号、保育士への各種貸付条例の制定の質疑の要旨①から③につきまして順次御答弁申し上げます。 まず、①、2年連続待機児童ゼロだが、なぜそこまで優遇するのかにつきましては、本市におきましては、待機児童の解消を図るため、認可保育所や小規模保育施設の整備を進め、保育の受け皿の整備に積極的に取り組んでまいりました。 その結果、平成28年、29年と2年連続で国基準での待機児童ゼロを達成しております。 しかし、国の試算によりますと、平成34年度末までに25歳から44歳までの女性の就業率が80%、1・2歳児の保育園入所率が60%になると見込んでおり、本市におきましても、女性の就業率が80%になると新たに2,000人程度の保育の受け皿が必要になるため、0歳から2歳児だけでも800人程度の保育士を新たに確保していかなければなりません。 こうした状況の中で、昨年、東京都が4万4,000円の処遇改善を実施し、松戸市からも給与を理由に東京都に流出する保育士があったことから、従来からございました保育施設従事者支援補助金を勤続年数に応じて4万5,000円を下限とする松戸手当に改正したものでございます。 今後、新たに保育士を確保していくためには、松戸手当の支給といった現役保育士の離職防止、定着化を狙いとした取り組みに加えて、保育士資格の取得を目指す学生を支援し、新たな保育士を増やしていく施策が喫緊の課題であると考えているところでございます。 次に、②、なぜほかの職種への補助との整合性をとらず、保育士だけを突出させるのかについてでございますが、女性の社会進出、共働き世帯の増加などにより、子どもを預けたいという保護者の声が大きくなっております。 本市といたしましては、例えば、保護者が、子どもが保育所に入れず就労ができないため、子どもの貧困問題や児童虐待につながるといったケースはどうしても避けなければならないと考えており、そういった保護者の声にできる限り耳を傾け、希望園限定などの入所保留者も含めた待機児童ゼロを目指していくことが行政の責任であると考えておりますので、新たな保育士の確保には迅速な対応が必要であると考えているところでございます。 なお、議員御指摘の介護士等の職種におきましては、国の政策の方向性、市民ニーズに対する緊急性などを勘案し、それぞれの分野で対応がなされているものと考えております。 最後に、お金を与える以外の工夫は本政策のどこに見受けられるかについてでございますが、保育士確保への工夫といたしましては、松戸市で保育士として働く人を増やすため、各種支援メニューを整理したチラシやポスターを市内保育所や各駅に掲示することや、ホームページなどのメディアに積極的に発信していくこと、ハローワークと連携した就職相談会における市内で働く保育士からの体験談などが有効な手段になると考え、実施しているところでございます。 また、市内に聖徳大学がございますので、積極的に連携を図っているところでございます。 以上、答弁といたします。     〔山中啓之議員登壇〕 ◆16番(山中啓之議員) 一部齟齬がありましたが、続けさせていただきます。 いいところのPRとか制度のわかり切った説明を聞いていないんです。今、私の質疑の時間なんで、申しわけないんですけど、聞いていることに答えてください。 違いの本質についても、まず①番はわからなかったですし、成果指標もわかりませんでした。成功、失敗の指標はない。寄与したことが自己満足されているということなので、大変残念です。 要は、ナンバープレートをつくったらそれで成功ということは、基本的に手続上の事故でもない限り、皆さんのやっていることは全部成功ですね。すごいですね、役所って。自分たちで自戒しない市役所、怖いですね。 もう一問聞きます。 御当地ナンバーをつくれれば、柄をつくれれば選択肢を増やした、だから、それが地域に寄与している。習志野ナンバーのプレミアム感が増すことが非常によくわかりました。 再質疑します。 ある意味、整合性を図る必要がないと、すっきりした、ある意味、松戸市役所的かもしれないと思う答弁を理解しました。 そこで伺います。 今回のように選考委員会をつくらないとだめなんでしょうか。ほかの手段を検討されたことがあるのか、教えてください。選考委員会をつくらなくても御当地の図柄入りナンバープレートができるのか、できないのか、答えてください。 次、第82号、第83号についてですけれども、再質疑いたします。 今回の松戸手当等に対する非常に子育てが手厚い施策、私はびっくりしております。日本は、特に西洋諸国と比べても子どもと親が過ごす時間が少ないことなどが懸念されていますが、潜在需要を掘り起こして、子どもと親が触れ合う時間がさらに少なくされているというようなこともあります。 一人で暮らす、ある4人のお子さんを持つお母さんからこう言われました。保育士は0歳から3歳児、3人までしか持てませんね。4万5,000円の上乗せするならば、1人育てるごとに1万5,000円下さいよと。そうすれば、選択肢も増えるし、小規模保育施設とかいろんな初期投資も要らなくなるし、家で子どもと過ごす時間も増やして、親の愛情も育めるし、さまざまな子どもに対する情操教育なんかもできるんじゃないですかと言われたとき、私はびっくりしました。そういう考え方もあるんだなと。そういうことも検討されていらっしゃいますでしょうか。 選択肢を増やすことを考えたとナンバープレートのほうではお答えいただきましたので、子育てのほうでもそういうふうに、必ずしも働かなければ子どもを預けられないというんじゃなくて、子どもを育てれば育てるほど生産性があることに寄与する、家計が助かるというんでしたら、預けたい人だけじゃなくて、子どもと過ごしたい人のためにもらうんですけれど、お考えをお聞かせください。 アンケートをとったというのは、働きたい人だけじゃなくて、いろんな価値観の人にアンケートをとるべきだと思いますが、そういうこともしていますか。お答えいただければと思います。よろしくお願いします。     〔小林邦博総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長 再々質疑に御答弁申し上げます。 選考委員会をつくらなければできないかという御質疑ですが、つくらなくてもできます。ただ、つくることは、先ほど御答弁したとおり、視認性が十分とか、そういうことを専門的な識見からやったほうがいいということでございます。 柏市と我孫子市で去年やりましたけれども、もめたわけですね、図柄が。そういうこともありますので、客観性とか公平性を担保したいということでございます。 以上です。     〔町山貴子子ども部長登壇〕 ◎子ども部長 再々質疑に御答弁申し上げます。 家庭で子育てをしたい人にも選択肢を与えるということで、そういった意味では、松戸市につきましても支援をしていると考えております。 今後、いろいろな選択肢についても考えていくことになる可能性もあると思っております。 以上、答弁といたします。 ○深山能一議長 それでは、以上で質疑を終わります。 △委員会付託 ○深山能一議長 ただいま議題となっております議案第69号から第101号及び第104号の34件については、先に配付いたしました議案付託表の第2号及びお手元に配付の議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託をいたします。 △休会 ○深山能一議長 次に、会議の予定についてお諮りいたします。 あす3月6日から22日までの17日間は、委員会審査等のため休会とし、3月23日午前10時から再開したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深山能一議長 御異議なしと認めます。 したがって、あす3月6日から22日までの17日間は休会とし、3月23日午前10時から再開することに決定いたしました。 委員会の開催についてお知らせをいたします。各委員長から次のとおり通知がありました。総務財務常任委員会、3月6日午前10時、第2委員会室。健康福祉常任委員会、3月7日午前10時、第二委員会室。教育環境常任委員会、3月8日午前10時、第2委員会室。建設経済常任委員会、3月12日午前10時、第2委員会室。市立病院検討特別委員会、3月19日午後2時、特別委員会室。予算審査特別委員会、3月14日午前10時、特別委員会室。以上であります。 本日の日程は全部終了いたしました。 以上で散会といたします。     午後4時45分散会 この会議録の記載が真正であることを認め署名する。                    松戸市議会議長   深山能一                         議員   諸角由美                         議員   岩堀研嗣...